銀行員のストレスって半端ないですよね。
ノルマ、ノルマ、ノルマ
気遣い、気遣い、気遣い
私は元銀行員ですが、正直この2つを常に考えていました。
今考えればストレスが貯まるはずです。
今回は、そんな私が銀行員時代に行なっていたストレス発散法についてお伝えします。
銀行員のストレスとは?
銀行員のストレスは、私が先ほど挙げた2つに集約されると思います。
ノルマと気遣い。
ノルマ
ノルマはもう言わずもがなですね。
一昔前までは銀行員のノルマと言えば、預金口座の獲得や融資の金額だけでしたが、今では投資信託や保険の販売額、またデリバティブの収益、外為の収益など収益項目もあり、さらにクレジットカードやカードローンのノルマもあります。
さらに今では、銀行窓口の行員の方にも目標があるので、銀行窓口の業務もしながら営業もしないといけません。
気遣い
銀行を離れてよくわかりますが、銀行は気遣いの文化ですよね。
それも過度の気遣い。
内部にもそうですし、外部にもそうですよね。
内部とは、上司はもちろん、後輩にも気遣いが必要ですし、またその気遣いがないと裏で何を言われるか分かったもんじゃないですし、きちんとしておかないと仕事にも支障をきたします。
参考:銀行員あるある話。ここが変だよ銀行員!元銀行員が語る。
外部とは、お客さんですよね。
お客さんには融資の実行のお願い、クレジットカード、カードローン、投信のお願いなどなど色んなお願いをしないといけないので様々な気遣いが必要になりますよね。
またこのノルマと気遣いを考えると人間関係が絡んでくるんですよね。
ここがまさしく苦しくなってきます。
今考えても息苦しいです。
さて、どうやってストレス発散するかについてお伝えします。
銀行員のストレス発散方法
銀行員のと書きましたが、他の業種の方でも有用な方法だと思います。
ノートor紙に書きなぐる
これ結構効果的です。
辛いとか悲しいとか苦しいとか吐きそうだとか色んな感情がうごめいていると思うんですけど、それは全部吐き出しちゃった方が楽です。
ただ、これ例えば同僚とかと飲み会に行ったりして愚痴大会をするのはあまりオススメしません。
愚痴大会だと結局生産性もないですし、時間の無駄にもなりますし、何より愚痴大会の場合、、「あ、この人意外とこんなこと思ってたんだ」と若干引かれる可能性があります。
まあ、ないとは思いますが、最悪告げ口パターンがあるので少し用心ですね。
そう考えると、ノートに書きなぐるが一番手っ取り早い方法だと言えます。
考え方を変えてみる
ここは少し銀行員目線の話です。
銀行員のストレスの根源は、結局ノルマと気遣いです。
であれば、それぞれに対してアプローチするのがいいかと思います。
ノルマに対して
ノルマが一番ストレスが貯まる項目ではあるんですが、ノルマはもうゲーム感覚以外にありません。
ノルマが辛い時には、「そのノルマの意味を見出せ!」と私は先輩に言われて来ました。
たとえば、融資のノルマであれば、自分が駆けずり回って、必要な人に必要な金額の融資をするのが優秀な銀行マンで、そうすればお客さんに感謝を頂けると。
つまり、融資の実行額とは、お客さんの感謝の量だと言われました。
まあ賛否両論あるかと思いますが、確かに言っていることは頷けるものだなと当時思いました。
ただ現実問題色んな要素が絡まるのでそうと認識するのは難しいんですけどね。
でも、考えてみてくだい、カードローンやクレジットカードの時などはどうでしょう。
実際カードローンやクレジットカードを作成して喜んでくれる人もいますが、正直その喜んでくれる人以上の目標が来ているので感謝とか考えている場合ではないというのが実情ですよね。
そうなると、もう考え方、あくまでストレスを減らす考え方としては、ゲームとして捉える以外にはないです。
目標を達成するゲーム、達成するためにどうするか。
できることをリストアップして、順番を作ってあとはそれを黙々と実行するのみ。
正直そのあたりには感情は入れない方がいいですね。
気遣いに対して
銀行員のもう一つのストレス、気遣いです。
これですね、銀行員時代にやっていた対策があります。
それは気遣いを止めることです。
気遣いを止めるって怖いです。
「なんか変に思われないかな?」
「陰で悪口言われないかな?」
とか悩みますよね。
やってみるとわかりますが、それって結構幻想です。
しかも、気遣いを止めると分かりますが、今まで過度の気遣いをしていた人間が急に全てを止めることなんてできません。
そしたら最低限の、これくらいはしておこうねっていうくらいの気遣いができるようになります。
やってみると結構効果があるのでおすすめですよ。
まとめ
今回は銀行員のストレス解消法ということでお伝えしました。
銀行員のと書いてますが、他の方でも十分使えるものだと思います。
また銀行員である限りはノルマと気遣いは常にぶち当たるものなので対処法を持っておくといいですね。
あと余談ですが、最近フィンテックなどで銀行の将来性もやや赤信号が出ています。
銀行でノルマや気遣いは大変ですが、銀行自体が傾くとそんなこと言ってられません。
「オレこのまま銀行にいて大丈夫かな?」
「私銀行員の仕事しかしてないけど、他の企業で働ける?」
など悩んでいて、少しでも銀行員でない将来の可能性があるのなら、ひとまず他の企業のことを知っておいた方がいいです。
おそらくフィンテックによる銀行の構造変換は私たちが考えている以上に早いはずです。
変わってしまった後で、「こんなはずじゃなかった!」ということがが一番怖いことなので、ひとまず見ておく、知っておくということが大事です。
そのためには、転職活動した方がいいんですが、銀行員の転職活動にはコツやポイントがあります。
そのあたりを記事にまとめていますので、「銀行員の転職で後悔したくない」「他の会社のことを少ししっておきたい」といった方はこちらもご覧になってください。
次の記事『銀行員の転職は早いに越したことはないという話。』へ進む→