いざ転職活動を始めようと思ってもどうしたらいいか分からないという銀行員の方も多いんじゃないでしょうか。
そういった方も多いと思うので、今回は転職活動を始めようと思った銀行員の方がスムーズに転職活動できるように、
・まず何をすべきか?
・どういったスケジュールで転職活動したらいいのか?
・悩み別にどういった転職先を目指すべきか
といったことについてお話しますね。
転職活動は、ただ闇雲に転職をしても、あなたの悩みが結局解決されないといったことになりかねません。
まずは全体像を把握して、どういった転職活動をしたらいいのか考えていきましょう!
転職を考えている銀行員の方は、ぜひ参考にして転職成功させてくださいね。
目次
まずは『なぜ辞めたいのか』明確にしよう!
まずは、あなたが何に悩んでいて、何を不満に感じているのかを明確にすることから始めてみましょう。
「ノルマが辛くて辞めたい」
「銀行に向いてない」
「営業に向いてない」
「ノルマが絡む人間関係が嫌だ」
「派閥や学閥が面倒臭い。」
「給料が安いから辞めたい」
などなどあなたが悩んでいることは色々あると思うんです。(ちなみに、上の理由は私が辞めたいって思った理由です。あなたもこんなこと思ってませんか?)
『なぜ辞めたいのか、そしてどうなったら自分は幸せなのか?』
といった部分を明確にすると、転職は成功しやすいです。
そこを意識した上で、これから先を読んでみてくださいね。
転職活動にかける期間は「3ヶ月」と先に決めておこう!
転職活動を始めて、転職するまでの期間は3ヶ月〜6ヶ月というのが一般的な水準です。
だけど、やってみると分かりますが、仕事をしながらの転職活動は結構大変です。
せっかく転職活動を始めてみても、精神的にも体力的にも疲弊してしまって、途中で諦めてしまう人も実際多いです。
そこで、私がオススメするのが、転職活動期間を「3ヶ月」と決めてしまういうことです。
そしてその3ヶ月の間にいくつか内定をもらった上で、どこにいくのか比較検討してみるといいと思います。
辞めたい気持ちはものすごく分かるんですけど、内定が最初に出た1社に飛びつくんじゃなくて、色々と比較検討しながらどこに転職したら幸せになれるかを考えてみるといいですよ。
なので、当面の目標は、『3ヶ月で数社内定をもらう』ということで転職活動を始めてみましょう。
転職活動のスケジュール例
1ヶ月目:自己分析、転職サイトへ登録・エントリー
まずは自己分析とゴールの設定をする
先ほどもお伝えしたんですけど、この段階で自己分析をしっかりと行って
「なにが不満で転職するのか」
「なんのために転職するのか」
「転職した後で最終的にどうなっていたいのか」
といったように、自分の中での最終的なゴールを明確にしておくといいですよ。
その中で、自分のスキルや経験、キャリアの棚卸しをして、履歴書、職務経歴書、面接などでアピールできるポイントを洗い出しておきたいですね。
でも、自己分析といっても、学生時代の就活みたいな
「働く意味とは?」
「仕事を通じてどうやって自己実現するか」
「なぜその仕事を自分がしたいと思ったのか。その原体験は?」
といった、変な自分探しの作業はしなくていいです。
社会人経験がある人の転職活動では、
・なぜ転職するのか?
・これまでどういった実績を上げて、経験を積んできたのか?
といったメンタル部分じゃなくて、客観的に説明できることを目的に行なっていった方がいいです。
転職サイトに登録して求人をチェックしてみよう!
次は、実際に転職サイトに登録して求人をいくつかざっと見てみましょう。
あー、こんな求人があるんだ、ぐらいの感じでいいです。
とりあえずは、転職する方のほとんどが登録するリクナビNEXTに登録して求人をざっと見てみてください。
まずはどういった求人があるのか、なんとなくでいいのでイメージを掴んでください。
こんなことを言うと、いや先に求人を確認した方がいいのでは?ともう人もいるかもですけど、先に自分がなりたい状態とか目標を設定した上で見た方が断然いいですよ。
先に求人を見ちゃうと、そこをゴールや目標って決めちゃうので。
だから、先に自分のキャリアの棚おろしをしっかりして、目標、状態を決めた上で、求人をチェックする順番がいいです。
それと、実際に転職活動を始めるんだったら、企業に応募する時は、転職サイトを使うのは効率が悪いですし、不採用になる可能性が高くなっちゃいます。
本当に、転職活動を始めようと思って、企業にエントリーをするのなら転職エージェントを使った方が断然いいです。
すっごく簡単に言うと、カンニングしながら試験を受けるって思ってもらうとイメージがつきやすいかなって思います。
事前に面接の質問や評価の高い回答とかも教えてもらえるので、採用までがスムーズにいきますよ。
詳しく知りたい人は↓を確認してみてくださいね。
2ヶ月目:面接
2ヶ月目になると、書類選考を通過した企業から面接を受けることになります。
採用数が多い場合は、土日に設定してくれる企業もありますので、そのスケジュールに合わせていきましょう。
ただ、転職の面接は基本的に、平日に行われることがほとんどなので、有給を取得することを念頭に置いておく必要があります。
もしその場合は有給を取得して、その日にできるだけ面接を複数社入れるようにしましょう。
3ヶ月目:内定・退職準備
うまくいけば、この3ヶ月目に内定をもらえます。
そして、この時点で2社〜3社ほど内定を獲得して、比較検討できるのが理想的ですね。
辞めたい気持ちはすごくよく分かるんですけど、最初に出た内定に飛びつかないようにしてください。
早めに内定が出たとしても、他に選考中の企業があれば、内定受諾を少し待ってもらうのがいいです。
ここで返事を急かしたり、待ってくれない企業だったら、あなたの転職という大きな決断を尊重する気のない企業なので、こちらからお断りするくらいの気持ちでいた方がいいですよ。
転職活動をうまく進めるには強気も結構大事だったりします。
悩み別あなたにオススメの転職先はここ!
なぜ銀行員を辞めたいのか明確になったら、その悩みが解決できる転職先を探すのが一番いいです。
ここからは、銀行員の代表的な悩み・転職理由を挙げてそれぞれに合った転職先をご紹介していきますね。
あなたの悩みが解決できる転職先はどういったところなのか、そこに転職するにはどうしたらいいのか解説していきますので、じっくり読んでこれからどう行動すべきか考えていきましょう。
ノルマが辛い、ノルマのない仕事に就きたいと思っている方の転職先
銀行員をしていて辛いと思う方のほとんどがノルマとその詰めではないでしょうか。
融資残高
新規取引先
投資信託等金融資産
カード
カードローン
収益項目
などなど銀行員をしているとたくさんのノルマに追われますよね。
そういったノルマに追われる銀行員にオススメの転職先は、
・経理・財務系等バックオフィス系
・大手メーカーの営業
の2つです。
だけど、ここには注意点がいつくかあります。
まず経理・財務系の職種なんですけどす、未経験の職種となるのでなんらかの資格が必要な場合がほとんどになります。
最低限、簿記2級は取得しておいた方がいいです。こういった職種を目指す場合はまずは資格取得を急ぐようにしましょう。
でも、仮に資格をもってなかったとしても、並行して転職活動もしておくことを意識しておいてください。
結局転職はタイミングなので、景気がよくて採用がたくさんある状況であれば、最悪資格がなくてもこういった職種へ転職できることがあります。
なので、資格取得と並行して転職活動も行いましょう。
次に大手メーカーの営業ですが、営業という言葉にノルマを連想するかもしれませんが業種を選べば、ほとんどノルマのない営業があります。
オススメは、化学、繊維、インフラ、エネルギー系の業種です。
その商品力で売っているもの、そしてある程度市場を独占している企業をイメージすると間違いはないです。
間違ってもこういった人は無形商材の営業には絶対に行かないでください。
さらに大変なことになります。
なので、ノルマが辛いあなたは、経理・財務等事務系の職種or大手メーカーの営業(化学、繊維等)を目指しましょう。
給与や待遇に不満がある方にオススメの転職先
銀行は世間的に見ても給与が高いですよね。
だけど、私は転職をして実質的な給与が上がりました。
というのも、銀行から転職すると、出費がかなり減ったからなんです。
銀行員の場合は、飲み会は多いですし、ゴルフや接待、支店の行事なんかを考えたら、出費が半端ないですよね。
だから、給料の上がる転職をしなくても、出費自体は減るので、実質の賃金が上がる転職が結構簡単にできますよ。
なので、今の給料に満足していない銀行員の方には転職がオススメです。
それと、実際の支給される給与を上げようと考えても、銀行よりも給与がいい職場は普通にありますよ。
例えば、給与が高い業界ランキングというものがあるんですけど、それがこちらです。
引用元:東洋経済
銀行業は9位にランクインしています。
それよりも高い業界は、8つもあるということです。
でも、
『上位の業界に中途採用ないんじゃない?』
と思うかもですけど、最近は大手の会社でも普通に中途採用をしているころ多いです。
これは、私が実際に転職活動をして驚いたことなんですけど、「え?こんないい会社に中途採用あるの?」といったことが何度もあったんですよね。
だけど、この求人は実はいわゆる転職サイトに載ってる求人じゃなくて、、転職エージェントの“非公開求人”とというものの中にあります。
想像すれば分かるんですけど、超大手の求人の場合はそうしないと応募が殺到して大変だなんですよね。
テレビなどの放送系、電気ガスなどのインフラ系の大手の求人が普通の転職サイトあったらどう思いますか?
これは応募殺到で相当大変なことになります。
しかも、色んな人が求人に応募するので求人を出す企業は本当に大変です。
でも、転職エージェントのみに公開しておけば、エージェントも転職させないと報酬にならないので、その会社にちゃんと転職できそうな人にしか非公開求人を紹介しないんです。
銀行員の場合は転職できそうな人になるので、転職エージェントの方も積極的にこういった超大手の求人を紹介してれますよ。
なので、もしあなたが給与を上げたいと思っているのなら、まずは転職エージェントから非公開求人をもらってみるってのが一番の近道です。
もらってみると、結構掘り出しものがあるので、見るだけでも楽しいと思います。
それと、営業としてもっと給料が欲しいという方には、保険会社の営業がオススメです。
私の今まで会った方の中で、保険の営業で年収1億円を稼いでいる人に会ったことがあります。
もっと営業をしてかなり給料が欲しい!という方は、保険の営業に転職するのがオススメです。
これも、エージェント経由がスムーズに転職しやすいです。
フィンテックの普及で銀行の将来性に不安がある方
将来のことなんて誰にも分かりません。
でも、ただ一つ言えるのは、フィンテックが普及すれば銀行の収益は確実に落ちるってことです。
そうなると、給与削減は間違いなくおきますし、銀行内での出世も難しくなっていくのは目に見えてますよね。
将来が不安という方にオススメの転職先は、
・公務員
・インフラ系の職種
・政府系の機関
・大手メーカー
といったところであれば間違いなく残っていくと思います。
いずれにしても、まずは転職サイトを色々と眺めて見て、経済や景気の動向、どういった職種があるのかといった全体像を把握することが先かなって思います。
銀行は危ないと思って下調べもせずに転職するのは一番よくないパターンです。
銀行員に向いてない、ついていけないと悩んでいる人
銀行の仕事についていけない人というのは、ノルマ以外ではやはり事務などの正確性の部分ではないでしょうか?
銀行の仕事はかなり正確性が求められますよね。
それって、やっぱりお金を扱うからです。
私が転職してみて一番驚いたのは、この正確性をそこまで求められなくなったことです。
あの意思確認するだけでも、かなりの枚数を使っていた書類がほとんどないです。
銀行から転職すると結構カルチャーショックですよ。
マニュアルがなかったりすることもあります。
それと、お金を直接的には扱わないので、精神的にもかなり楽になりました。
もし今あなたが銀行の正確性を求められる事務に悩んでいるんだったら、金融系外の職種に転職することをオススメします。
一般的な事業会社にいけば、事務の煩わしさは本当になくなるのでかなり楽になりますよ。
子供が大きくなって、転勤したくない方
銀行員の方は、2年〜4年の間に転勤がありますよね。
独身であれば全然問題ないですけど、結婚して子供が大きくなってくるとそうは言ってられませよね。
できれば、子供の成長を近くで見ていたいと思うのが親心です。
そういった銀行員の方にオススメなのが、地元大企業等の財務や経理、企画等本部機能部門です。
こういった本部機能はなかなか中途採用をしていないことが多いので、ひとまず転職エージェントに登録だけしておいて、常にそういった求人がないか聞いてみるしか方法はありません。
それと、こういった中枢的なポジションは、一般的な転職サイトには掲載されないことが多いので、エージェントに早めに登録して長い目で見ておいた方がいいです。
あと、それと並行して、その財務や企画等に携われるだけの資格を取得しておいた方がいいですよ。
そうでないと、財務や企画等にかかわりたいっていう熱意を伝えることが難しくなるから。
なので、そういった方はまずは、転職エージェントへの登録、そして資格取得をしておきましょう。
それでもどうしたらいいのか分からない人へ
『何に悩んでいるのか、何が不満なのか明確にしてください。』
と言ったところで、人は本当に苦しんでいる時、本当に心の底から悩んでいる時には、いくらひとりでもんもんと悩んでみても意外と答えって出ないんですよね。
そもそも、何に悩んでいるか分からず、落ち込むばかりだという方もいると思うんです。
そんな場合は一人で悩むのは止めて、誰かと話す、誰かに相談した方がいいです。
大学時代や高校時代の友人や親に相談してみるってのもいいと思います。
でも、やってみると分かるんですけど、みんな立場が違うので、明確なアドバイスってもらえないことがほとんどなんですよね。
そうすると、結局どうしたらいいか分からないってさらにもんもんと悩んでしまうってこともあります。
そんな時に相談相手としていいのは、
・銀行員の事情を知っている人。
・銀行員の転職に詳しい人
といった人です。
一番いいのは、銀行を辞めていった人たちに会って、銀行を辞めてみて実際どうなのか聞いてみることです。
こういった人たち2,3人に相談をしてみるのが一番いいですよ。
だけど、、、なかなかこういった人たちが身近にいないと言う人も多いと思います。
そういう方は、転職やキャリアのプロである、キャリアアドバイザー(無料相談)を利用するのがオススメです。
今の現状のあなたの状況を把握した上で、転職すべきなのか、銀行に残るべきなのか、これから先どのように行動すればいいのか、客観的にアドバイスをしてくれるので今のあなたの悩みや疑問が軽くなりますよ。
私自身も一度キャリアアドバイザーに相談して悩みが軽くなりました。
アドバイザーの中の一人は、そもそもあなたは転職しなくていいのでは?といったくれた人もいました。
あ、でも、きちんとしてアドバイザーに相談しないと、中には転職させよう急かしてくる人もいるので、アドバイザー選びは慎重にして方がいいですよ。
ダメになる前に、抜け出そう!転職は『悪いこと』じゃない!
私は銀行に数年いたんですけど、うつ病になってしまう人を何人も見てきました。
うつ病になると本当に大変ですし、転職なんて考えている余裕すらないですよ。
実際私の元カノもうつ病になりましたし、正直見てられませんでした。
彼女は今転職をしてかなり元気に働いています。(私とは別れてしまったんですけどね。笑)
実際そこまでいくと身動き取れなくなるので、事態はさらに悪化してしまいます。
もしあなたがまだ動ける状況なのであれば、まずは転職活動してみた方がいいです。
転職は正直言って、めちゃくちゃ面倒臭いです。
でも、今いる環境で苦しみ続けるよりは何十倍もマシです。
カウンセリング自体は無料ですし、相談したからと言って絶対に転職しなければいけないわけじゃないので、少しでも悩んでいるのなら、一度転職エージェントに相談してみるといいですよ。
転職の始め方なら、コンサルタントに相談してみよう!
『銀行員を辞めたい』
『もっとマシな環境に転職したい!』
『銀行の将来性が不安』
という悩みを抱えている人が、転職を成功させるには
今のあなたのキャリアや経験について適切なアドバイスをしてくれるメンターやアドバイザーを見つけるのが一番の近道です。。
JACリクルートメントは、人材紹介として、30年以上の実績があり、なおかつ業界、業種別のコンサルタントがいるので、銀行員は特に相談がしやすいです。
『いきなり転職じゃなくて悩みを聞いて欲しい』
『転職したいけど、まず何をしたらいいのかわからない』
『銀行員の転職って実際どうなの?みたいなことを誰かに教えて欲しい』
といった、悩みを誰かに相談したい人、まだ転職するかどうか決めてない人でも、フランクに相談ができるのがJACリクルートメントのコンサルタントです。
JACリクルートメントは、ハイクラスな求人を中心を多数抱えている転職エージェントですが、
『まずは情報収集したい』
『仕事・キャリアの悩みを相談したい』
『他の人って、こういう場合どうしているの?』
という、まだ転職をはっきり決めてない段階の人でも、転職のプロに無料で相談することができますよ。
実際に、私自身も最初は全く転職するつもりはなくって、
『このまま銀行にいていいのかな?』
『もし今よりいいところがあるなら紹介してほいいかも・・』
『銀行員って転職できんのかな?』
といったかなり軽い感じで相談しました。
でも、ほとんどの人は転職する!って決めてなくて、こんな風に軽い感じで相談するひとがほとんどみたいです。
あと、相談したからって絶対転職しないといけない訳じゃないですしね。
私の周りでも、コンサルタントに相談して転職しなかった人、転職活動すらしなかった人もたくさんいますし。
実際、自分の悩みを話してみるだけで、解決することもありますし。
あ、それと、相談やサポートの費用は、求人を募集している企業が支払うので、JACへの相談は最後まで無料で一切費用を支払うことなく利用できますよ。
銀行員を辞めたくて悩んでいる方は、あなたの今の、辛いとか、苦しいって思いをコンサルタントにぶつけてみてください。
こういった転職の悩みって行内ではまず相談できないですし、友達や親に相談しても明確なアドバイスって出てこないですから。
向こうも仕事なので、あなたの思いをしっかり受け止めてくれますし、それに対して客観的なアドバイスをくれますよ。
実際、転職しなくたって、誰かに今の思いを話すだけでも解決することって意外とありますから。