こんにちは、Banker’s Real 管理人のsatomiyaです。
今回は昔のつてで、銀行員から転職した方にインタビューができましたのでその模様をご紹介していきます。
今回インタビューできたのは、銀行員3年目の時に、地方銀行から広告の営業へ転職したユージさん。若手行員で転職を考えている方は参考になると思いますよ!
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26歳で関西に住んでいます。
目次
私の銀行内での仕事内容
私は大学卒業後、第一地銀に入行しました。入行して、OJT終了後、融資窓口に配置されました。
仕事内容としては、個人法人問わず、与信判断、格付を行っていました。経常運転資金の稟議や、住宅ローン・アパートローンの受付や、固定金利特約の金利交渉がメイン業務でした。
また窓口を兼任していたので外国送金の受付なども行っていました。
私のその当時のノルマは、
法人融資:1億
消費者ローン:5000万
カードローン:20件
と主なノルマは3項目でした。
法人融資に関しては、窓口を兼任していたこともあってほぼ達成できず。得意先課の案件の稟議・格付をするばかりで全く外回りが出来ず、数字だけつけられてとてもきつかったです。
消費者ローンは住宅ローンのお客様が来店された際に、確定申告書を頂き、所有物件を毎回確認していたこともあり、他行借り換えを提案し達成は出来ていたのでそこまでつらくならなかったです。 その他カードローンや年金など色々ありましたが、手が回らずほぼ出来ませんでした。
正直な話、兼任しながらできるものと思えませんでしたので、取り組みすらしませんでした。
私が銀行員を3年目で辞めようと思った理由
辞めたいと思った理由は単純に仕事がつらくて、何のための仕事かわからなくなったからです。
得意先課の人の案件の稟議を通しても数字が付くのは得意先の人で自分にはつかず、時間が無くなり、自分の評価がされなかったからです。
当時一番つらかったのは、支店の下についている、出張所の行員が融資業務を経験しておらず、休日出勤をしてその稟議・格付をやっていたことです。 自身の数字にはならないし、ましては他店のクライアントなので詳細が分からず、かなりきつかったです。
そんなことがあり自分は誰のために仕事をしているのか分からなくなりました。自分の為なのか、会社の為なのか、お客様の為なのか。 そんな状態ではモチベーションもあがらず、どんどん数字も落ちていき、上長から詰められるようになりました。
そして自分ではなくても他の人がやっても同じだし、わざわざ自分がこんなつらい思いをしなくてもいいんじゃないかと考えるようになり、当時の課長に相談したところ、上には掛け合うと言ってくださいましたが、具体的な改善はありませんでした。
その後、体調を崩し休職期間を経て、次の仕事も決めないまま辞めてしまいました。 会社や上司が信用できなくなりました。
私の転職活動について
在職時は心に余裕がなかったので、 退職後 転職サービスや転職エージェントを利用して、 広告代理店を中心に8社ほど面接を受けて現在の会社であるインターネットの広告代理店に入社しました。
選んだ理由としては、歩合給があり、自身で稼いだ数字がしっかりと自分の数字とそて評価される体制だったからです。また会社も若く、銀行のような古風なしきたりもなく、従業員同士も年齢ではなく実績で役職が付けられ、実績次第では、先輩の上に行くことも可能だったからです。
その他には会社の雰囲気も良く、面接中にほかの会議室から談笑が聞こえてきて風通しの良さを感じました。
実際に銀行から転職してみて感じること
たまたま運が良かったのか、景気も良かったので求人はかなりありましたし、仕事を見つけること自体はあまり大変ではありませんでしたが、入社後の葛藤はありました。
前職が銀行員という事もあり、無駄に期待値が高く見られえているのではないかと感じてしまいプレッシャーを感じていました。また自分も都市銀ではないものの第一地銀からの転職だったので会社の規模の差や、仕事への意識の差、福利厚生の差などに苦しみました。
加えて自分のプライドが高かったのか、年下の先輩に色々聞くことが出来ず、仕事の飲み込みに苦しみました。
もし同じように若手行員で転職を考えている人がいればどんなことを伝えたいですか。
転職をするのであれば、必ず転職先を見つけてから退職することを強くお勧めします。
やはり無職の期間はかなりの焦燥感があり、次の仕事を冷静に考えることが出来ないです。 また、転職サイト、転職エージェント、直接HPからなど様々な転職チャンネルを利用した方がいいと感じました。
どのサービスも一長一短がありますし、色んなサービスを使うことで色んな情報を得ることができます。
私も銀行員時代は本当に辛かったです。でも今考えると、将来性や安定性、福利厚生など銀行員としてのメリットもあったと思っています。
私は残念ながら体を壊してしまい、止む無く退職後に転職活動をしてしまいましたが、できることなら在職中に転職活動をして銀行と比べるということができるのが一番いいんじゃないかなと思っています。
あと、銀行員は書類選考は通りやすいのですので、面接対策をしっかりして望めば転職自体はそこまで難しくないと思います。
私が転職活動した時期がたまたまよかっただけなのかもしれませんが。。。。
いずれにしても、在職中に転職活動ができれば転職するしないを冷静に判断できますので、今もし去年の私のように辛いと感じているのなら、ひとまず転職活動してみるというのも一つの手だと思いますよ。
私の話がお役に立てると嬉しいです。
銀行員が転職して後悔しないためには?
今回ユージさんは銀行員3年目と早い段階で転職をされています。
ユージさんはいわゆるポテンシャル採用と言って、今のスキルではなく、基本的なビジネススキルや学歴、今後の伸び代を考慮されて採用されています。
銀行員の場合は汎用的なスキルが身についてないので、こういったポテンシャル採用重視の転職した方がベターです。
また、ユージさんもそうですが、銀行員は基本的に転職しても後悔しません。
参考:銀行員を転職、退職して後悔したこと10選!元銀行員たちに聞いてみました!
それは、銀行員は転職しやすいということが大きいです。
逆に言えば、転職に失敗すると後悔するということです。
そして、銀行員が転職で活動で成功するためには、事前に知っておくべきことやいくつかのポイント,コツがあります。
ポイントやコツについては、次章にまとめましたので、銀行から転職して後悔したくない方はこちらもご覧ください。
銀行員が転職で成功するポイントは?
銀行員が転職で成功するには、今あるスキルや知識を生かした転職をすることです。
というのも、今あるスキルや知識を生かすことで、“精神的にも不安がなく、安定した転職”ができますし、“年収等条件的にも今と変わらない条件での転職”ができるからです。
では、「銀行員の今ある知識やスキルとは何でしょうか?」
一般的な銀行員の知識やスキルは以下のようなものじゃないでしょうか。
・営業
・法人営業
・金融知識
・財務知識
・接客
・事務
これらの知識やスキルを生かした転職をするとなると、選択肢は意外とあります。
これを元にいい条件の求人を探す場合は、転職エージェントから“非公開求人”をもらってみましょう。
非公開求人のように、条件のいいハイキャリア求人を見ていると、「自分にはどういったキャリアや選択肢があるのか?」といったものが徐々に見えてくるようになります。
以上をまとめると、銀行員が転職で成功するためには、以下の2点に注意しながら転職活動する必要があります。
①今ある知識やスキルを生かした転職活動をする
②年収等条件面を落とさないハイキャリアな求人を中心の転職活動をする。
この2つを満たす転職活動をするなら、転職エージェントを利用するのが確実です。
というのも、ハローワークや一般転職サイトで転職活動すると確実に年収等条件面が下がるからです。
一般的に見ても、銀行員の給与水準は高いです。
そのため、同じ年齢で別職種、別業界へ転職となると、一般転職サイト、ハローワークでは給与が落ちる可能性が高いです。
また、一般的な求人だと銀行員であるあなたが納得できる求人は少ないです。
なので、銀行員は、非公開求人が豊富で、ハイキャリア(条件面がいい)求人が充実している転職エージェントを利用する必要があります。
そういった銀行員が使うべき転職エージェントはリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは、キャリアカウンセラーと呼ばれる方達が↓のようなサービスを提供してくれます。
・非公開求人の提供
・求人の応募
・履歴書、職務経歴遺書の添削。
・面接の日程の調整
・模擬面接、面接対策。
・面接後の会社からの反応の聞き取り。
・給与等条件面の交渉。
そして、リクルートエージェントのポイントは、
①非公開求人、ハイキャリアの求人が豊富。
②履歴書、職務経歴書、面接のサポートが丁寧。
③担当者が有能で、相談しやすい。
リクルートエージェントは、非公開求人数が10万件以上と業界最大級で、銀行員が転職で見るべきハイキャリアな求人が豊富です。
流れとしては、キャリアカウンセラーと面接の際に秘匿性の高い非公開求人がもらえるようになっています。
また、業界最大手のため優秀な人材が集まります。
なので、“担当者の能力が高い”
能力が高いので、信頼できますし、あなたの希望にマッチした求人を紹介してくれやすいですし、面接対策もバッチリしてくれます。
エージェントを利用した転職活動では、担当者の質の高さは本当に大事です!
今銀行員であることに悩んでいて、
精神的にも不安なく転職をしたい。
年収等条件面は落としたくない。
といった気持ちの方は利用を検討してみましょう。
非公開求人は早い者勝ち
転職はタイミングが全てです。
転職エージェントを利用して、転職活動をしているとかなりびっくりすることがあります。
それは、“非公開求人の採用人数の少なさ”です。
考えてみれば当たり前なんですが、非公開求人とは、緊急の募集であったり、少人数の募集のもの、公開してしまうと応募が殺到してしまうものだからです。優良な求人であれば、すぐになくなってしまいます。
ということは、あなたが希望する条件の非公開求人がたった今募集されていて、誰かが応募して締め切られているという可能性もあるということです。
だからこそ、転職はするかしないかは置いておいて、ひとまず転職活動すべきです。
転職活動をしておけば、あなたが希望する条件の非公開求人を見ることができますし、本当に興味があれば選考に進んでもいい。
そして、内定を取ったなら、その時にどうするか悩みましょう。
銀行を辞めるべきか、辞めないべきか。
というのは人生において結構大きな決断です。
でも、それは、銀行以外の選択肢ができて初めて悩むことができるとも言えます。
だから、ひとまず転職活動をしてみて、
いい転職先が見つかれば転職
見つからなければ、銀行に残るor 次の転職に備える。
とシンプルに考えていきましょう!
ひとまずエージェントに相談するところからはじめてみましょう
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