こんにちは!管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
先日知り合いのつてで、第二地方銀行から転職した方に色々と話を聞いてきたのでご紹介します。
転職を考えている第二地方銀行員の方は必見の内容だと思いますよ。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
では、さっそくどうぞ↓↓↓
私は30歳の男で九州の第二地方銀行の支店で個人融資窓口担当でした。 主に窓口に来店する個人のお客様向けの融資窓口担当をしておりました。
目次
第二地銀でのノルマの内容を教えてください
カードローン・無担保ローン・有担保ローンの相談・受付・審査・融資実行です。主にサラリーマンの方がお客様でした。
民間企業、公務員などです。 住宅ローン年間4億5千万円、無担保ローン年間3000万円、カードローン年間60件、財形年間25件だったと思います。はっきり言って、クリアできる数字ではなかったです。
しかし、現場の事は関係なしに本部が数字を決めて現場に下してくるのが本当に嫌でした。クリアできないと分かっているのに、その事で叱責されたり無視されたりしました。
就職活動失敗した、私の人生お先真っ暗だなと思いました。それなのに、役席者はノホホンとしているし、本部はノルマなど関係なく定時退社できる会社の体質に激しい嫌悪感を抱いていました。
第二地銀を辞めたいと思った理由を教えてください
人事賃金制度が抜本的に改正され、以前は一般職でもある程度の給与がありましたが、本当に生活できるぎりぎりの給料に大幅に賃下げされたためです。
役席者は大幅に給与アップしたが、給料分以上働かないというか、無責任な役席者が多い事。また、人事評価が正常に機能しておらず、役員・部長クラスと親戚とか飲み友達とかいうくだらない理由で等級が上がったり役につける異常な体質に嫌気がさしました。
ある支店長(自分は何もやらず、全部下に押し付けてくる)に嫌われて、一年で他の支店に人事異動させられた。しかも、遠隔地なので引越しを2回もする事になりました。
それと、主要項目のノルマを3年連続で達成したが、一般職のままで(私と同じようにノルマ達成した他の職員は昇格した)、以前自分が教育指導を担当した後輩が自分の上司として配属されてきた。会社から暗に辞めろ、辞めるまでいびり続けてやるという意思を感じました。
後輩の上司は経験が無いので、色々と私に融資実務の事を聞いてくるが、支店長はそんな頼りない係長でも評価しており、係長殿が間違った事務処理をしているのに、
『○○君(私)、係長はこういうふうに処理しているから少しは見習うなり、訊いてみるなりしなさい。』と言われてプライドは本当に傷付きました。
前の支店でのパワハラ支店長は、露骨に私の事を敵視しており、他の融資担当者の案件は一日で決裁するのに、私が回付した案件はあれこれと難癖をつけて決裁をわざと遅らたり。他の担当者が起こした苦情を、私が起こした苦情のように本部に報告したり。本当に毎日胃が痛かったです。
収益物件ローンの申込について、担保不適格なので融資ができないと回答した事に激怒されました。客観的に誰がどう見ても融資できないのに、お前の勝手な考えで謝絶してるんじゃない!!!とみんなの前で怒鳴られた。後日、やはり融資ができない物件と確認されたものの、謝罪はありませんでした。
第二地銀からの転職の具体的な内容について教えてください
転職活動は、在職時にしました。 転職サイトのリクナビネクストに登録し、8社ほど受けました。 金融機関はイオン銀行だけ受けました。その他には不動産会社と物流と港運です。
結局は、まったくの異業種の港運会社のドライバーに転職しました。トラックとかフォークリフトの運転手です。
自分でも畑違いだといまだに思いますが、昔から乗り物が好きで、かつ海が好きだったので少しでも近い仕事をしようと思ったからです。
融資審査で細かい事に気を使い、本当に細々とした事務規定に基づいて事務処理する毎日に神経がすり減っていたんだと思います。また、お客様といっても色々な人がいますので、苦情におびえて仕事をする日々がこれからずっと続くと思うと本当に嫌でした。
ただ、転職活動は職場に発覚しないようにするのが大変でした。ばれたら本当にどうなるか分からないですから。試験や面接のために年休取得する時は神経を使いました。
また、絶対に休んではいけない日に試験日が当たらないように祈る(運次第ですが)のも精神的にきつかったです。
第二地銀から転職をして後悔はありますか?
私の場合、辞めて本当によかったと思います。給与面では、多少下がりましたが、そもそも前職場は人事賃金制度を抜本的に改悪して、私の給料は大幅にダウンしていましたから。職場の人間関係のストレスも、前職場はギトギトでしたが、今は男職場なので口は荒いし、気も荒い人が多いですが精神的には楽です。
第二地銀から転職を考えている方にアドバイスはありますか?
そうですね、耐えられるレベルや家族のいる人はよく考えた上で転職活動をした方がいいとは思います。
しかし、自○を考えているレベルの方は、金融機関なんて構造不況の業界にしがみ付く必要なない!の一言です。
世の中には色んな仕事があります。そして、世の中は好景気です。金融機関ぐらいです、今の時代斜陽の業界なんて。
○んでしまっては人生勿体無いです。勇気を出して転職しましょう!
新しい世界が広がっていますし、新しい自分にも出会えます。
第二地方銀行員が転職して後悔しないために
今回の方も後悔してないと仰ってましたが、もしこれが転職で失敗していたら、かなり後悔されていると思います。
実際に転職した銀行員に色々と話を聞くと後悔してない人がほとんどです。
参考:銀行員を転職、退職して後悔したこと10選!元銀行員たちに聞いてみました!
それは、銀行員は転職しやすいということが大きいです。
逆に言えば、転職に失敗すると後悔するということです。
そして、銀行員が転職で活動で成功するためには、事前に知っておくべきことやいくつかのポイント,コツがあります。
ポイントやコツについては、次章にまとめましたので、銀行から転職して後悔したくない方はこちらもご覧ください。
銀行員が転職で成功するポイントは?
銀行員が転職で成功するには、今あるスキルや知識を生かした転職をすることです。
というのも、今あるスキルや知識を生かすことで、“精神的にも不安がなく、安定した転職”ができますし、“年収等条件的にも今と変わらない条件での転職”ができるからです。
では、「銀行員の今ある知識やスキルとは何でしょうか?」
一般的な銀行員の知識やスキルは以下のようなものじゃないでしょうか。
・営業
・法人営業
・金融知識
・財務知識
・接客
・事務
これらの知識やスキルを生かした転職をするとなると、選択肢は意外とあります。
これを元にいい条件の求人を探す場合は、転職エージェントから“非公開求人”をもらってみましょう。
非公開求人のように、条件のいいハイキャリア求人を見ていると、「自分にはどういったキャリアや選択肢があるのか?」といったものが徐々に見えてくるようになります。
以上をまとめると、銀行員が転職で成功するためには、以下の2点に注意しながら転職活動する必要があります。
①今ある知識やスキルを生かした転職活動をする
②年収等条件面を落とさないハイキャリアな求人を中心の転職活動をする。
この2つを満たす転職活動をするなら、転職エージェントを利用するのが確実です。
というのも、ハローワークや一般転職サイトで転職活動すると確実に年収等条件面が下がるからです。
一般的に見ても、銀行員の給与水準は高いです。
そのため、同じ年齢で別職種、別業界へ転職となると、一般転職サイト、ハローワークでは給与が落ちる可能性が高いです。
また、一般的な求人だと銀行員であるあなたが納得できる求人は少ないです。
なので、銀行員は、非公開求人が豊富で、ハイキャリア(条件面がいい)求人が充実している転職エージェントを利用する必要があります。
そういった銀行員が使うべき転職エージェントはリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは、キャリアカウンセラーと呼ばれる方達が↓のようなサービスを提供してくれます。
・非公開求人の提供
・求人の応募
・履歴書、職務経歴遺書の添削。
・面接の日程の調整
・模擬面接、面接対策。
・面接後の会社からの反応の聞き取り。
・給与等条件面の交渉。
そして、リクルートエージェントのポイントは、
①非公開求人、ハイキャリアの求人が豊富。
②履歴書、職務経歴書、面接のサポートが丁寧。
③担当者が有能で、相談しやすい。
リクルートエージェントは、非公開求人数が10万件以上と業界最大級で、銀行員が転職で見るべきハイキャリアな求人が豊富です。
流れとしては、キャリアカウンセラーと面接の際に秘匿性の高い非公開求人がもらえるようになっています。
また、業界最大手のため優秀な人材が集まります。
なので、“担当者の能力が高い”
能力が高いので、信頼できますし、あなたの希望にマッチした求人を紹介してくれやすいですし、面接対策もバッチリしてくれます。
エージェントを利用した転職活動では、担当者の質の高さは本当に大事です!
今銀行員であることに悩んでいて、
精神的にも不安なく転職をしたい。
年収等条件面は落としたくない。
といった気持ちの方は利用を検討してみましょう。
非公開求人は早い者勝ち
転職はタイミングが全てです。
転職エージェントを利用して、転職活動をしているとかなりびっくりすることがあります。
それは、“非公開求人の採用人数の少なさ”です。
考えてみれば当たり前なんですが、非公開求人とは、緊急の募集であったり、少人数の募集のもの、公開してしまうと応募が殺到してしまうものだからです。優良な求人であれば、すぐになくなってしまいます。
ということは、あなたが希望する条件の非公開求人がたった今募集されていて、誰かが応募して締め切られているという可能性もあるということです。
だからこそ、転職はするかしないかは置いておいて、ひとまず転職活動すべきです。
転職活動をしておけば、あなたが希望する条件の非公開求人を見ることができますし、本当に興味があれば選考に進んでもいい。
そして、内定を取ったなら、その時にどうするか悩みましょう。
銀行を辞めるべきか、辞めないべきか。
というのは人生において結構大きな決断です。
でも、それは、銀行以外の選択肢ができて初めて悩むことができるとも言えます。
だから、ひとまず転職活動をしてみて、
いい転職先が見つかれば転職
見つからなければ、銀行に残るor 次の転職に備える。
とシンプルに考えていきましょう!
ひとまずエージェントに相談するところからはじめてみましょう
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