今回は昔のつてで、銀行員から転職した方にインタビューができましたのでその模様をご紹介していきます。
今回インタビューできたのは、銀行員2年目の時に、第一地銀からコンサルタントへ転職したタカノリさん。
若手銀行員で転職を考えている方は参考になると思いますよ!
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
https://satomiyalife.com/bank-jobchange
早速ですが、できる範囲で自己紹介と当時の仕事内容から教えてください。
当時の私の銀行での仕事内容から話させて頂きますね。
目次
第一地銀での私の仕事内容について
当時私は23歳で新卒でとある第一地銀に入行し、銀行窓口でテラーとリテールをしていました。
仕事内容としては、普段ご来店されるお客様に、入出金、振り込み、大口預金先に対して、投資信託、保険、定期預金・クレジットカードの推進を行ってました。
また通常の住所変更、割賦の取り扱い、ATMのご案内など幅広く行っていました。
銀行でノルマはありましたか?あれば内容を教えてください。
私の銀行でのノルマは、、、、
半年でクレジットカードを10件推進
投資信託1000万円推進
保険販売1000万円推進
ダイレクトサービス30件推進
が主なノルマでした。
ノルマとしては恐らく個人営業として働いていたら多くはないと思います。
しかし私の場合は窓口対応とその後の閉店の後始末を行って17時くらいからノルマに取り組めるという状態で、同じ店内の個人営業のみ行う人のノルマと同じものを課せられていました。
はっきり言って、私の先輩より多いノルマであり、時間も与えられない状態で、先輩に泣く泣く引継ぎを行っても、少しも自分のノルマに反映されず、やりきれないない気持ちでいっぱいでした。
第一地銀を退職しようと思った理由はなんですか?
辞めたいと思った端的な理由は露骨なえこひいきとパワハラが原因でした。
同じミスをした場合の怒り方の違い、明らかなノルマの差は自身のやる気を削ぎ、銀行としての続けていく意味を無くしました。
担当の上司のミスの尻ぬぐい、見当違いの説教は当たり前で、上司のテラーでの対応マニュアル作成を行い、この事務手続きはなぜ行い、どのような方法をとるのかといったところまで全て行い、上司はただ判子を押すだけの仕事でした。
常に俺は上司なんだから、部下が全部仕事をやる、教育は必要ない自分で学ぶものであり、常になんか文句あるのかという状態でした。
そんな状態で些細のミスをしたら1時間以上怒鳴り散らされ、その後の残業はつけさせてもらえないという状態から、こんな仕事を続けて意味はないと感じやめようと思いました。
若いんだから、ゆとりだからという意味不明な理由でその部署内で誰よりも実績を上げていても、ケチをつけられ、挙句ノルマを増やされ、他のお気に入りの人たちは仕事をしなくても怒られないといった状態に不満を持っていました。
最も多いノルマを持つ自分だけがノルマを達成し、部署ではノルマが達成できなかった時に私が頑張らなかったから、部署のノルマを達成できなかったと怒られた時には理解不能でした。
具体的な転職活動について教えてください。
私は、転職活動を退職してから行いました。正直失敗したなと思っています。
銀行員で転職を考えている人には、在職時に転職活動をすることをオススメします。
実際の転職活動についてですが、具体的には、リクルート・DODA・パソナのエージェントを通して10社ほど受けました。
コンサルタント職・リサーチ職をメインに10社ほど受けました。
前職では機械的な仕事であり、ほとんど自分の裁量を持つことができなかったことから、コンサルタント業界へ転職いたしました。
今の仕事に満足してますか?実際転職してみて後悔はないですか?
今の仕事は、仕事内容としてきついことも多々ありますが、銀行のように仕事をしていて、得ることのできなかった充実感と成長を感じております。
また多くの企業様と接点を持ち、多種多様な業界知識を得ることや、企業様の後押しができることは、私が銀行で求めていたやりがいと直結していたので、違ったやり方でやりたいことができて満足しております。
転職活動をしてみて、コンサルタントもしくは金融業界であれば、多種多様な資格を持っていることから、引く手数多で転職が可能でした。
また多くの資格を持つことから、銀行員の勤勉さというイメージも相まって、多くの会社から好印象を持っていただけたことから、転職はスムーズに行うことができました。
銀行を辞めて率直な気持ちとして、本当に良かったと思いますし、後悔は全くないです。
肩の重荷が外れたような感覚で、見える世界が明るく見えました。
たくさんの同期やお世話になった方を残して、辞めることに若干の後ろめたさは感じますが、そのような人はやめてからも交流があるのでその点も大丈夫です。
今銀行で転職しようか悩んでいる人にアドバイスはありますか?
第一に言えることは銀行の常識は非常識だということです。
転職してみて思いますが、銀行はかなり特殊な世界です。
もちろん、給与面や福利厚生、将来性や安定感という意味では銀行はいい会社だと思います。
だから全員が辞める必要はないと思いますし、あの状況に耐えられる、もしくはあの状況が全然苦じゃないという人はそのまま銀行にいた方が安定感もあって将来性もあるのでいいと思います。
でも、銀行に合わないともし思うんであれば、一刻も早く転職した方がいいです。
転職活動してみて感じたことですが、、銀行員の場合は、同一業界や法人営業、コンサルといった職種であれば比較的簡単に転職できますが、他の職種の場合は転職はかなり厳しいからです。
だからこそ在職中に転職活動をして、転職先を決めておくというのが一番いいかなと思います。
あとは、最終的に転職しなかったとしても、転職活動をすることで見えてくるものがあると思うので、ひとまず転職活動をしてみることをオススメします。
一番いいのは、少しでも辞めたいなと思った瞬間に転職エージェントにいくつか登録してしまうことです。
そしたらエージェントから連絡が来て知らず知らずのうちに転職活動始まってますから。笑
実際に銀行の人に辞めるっていうと、この銀行でできなかった人がほかで使い物になるか?ということは恐らく辞める際に何度も言われると思います。
しかしそれは上司が評価を下げられることを嫌って言っていることに過ぎません。
当たり前のようなパワハラ、昼食・休憩はもってのほか、上司が言うことが絶対に正しいという職場は、他の職場に移ってみてから当たり前ではなかったと感じました。
毎日終わりのないノルマは心身ともに疲弊させ、他の職業の選択肢が無いように思いますが、私を含め、銀行を向いてないと思い辞めた人は転職して良かったと感じる人ばかりでした。
銀行員が転職して後悔しないために
タカノリさんもインタビューの中で仰ってますが、銀行員の場合同一業界、コンサルタント等法人営業以外の職種を希望する場合大変なことがあります。
ですが、タカノリさんも仰っていたように、銀行員が転職をして後悔する人はほとんどいません。
それはほとんどの銀行員は転職で成功しているからです。
参考:銀行員を転職、退職して後悔したこと10選!元銀行員たちに聞いてみました!
これは、銀行員が転職しやすいということが大きいです。
逆に言えば、転職に失敗すると後悔するということです。
そして、銀行員が転職で活動で成功するためには、事前に知っておくべきことやいくつかのポイント,コツがあります。
ポイントやコツについては、次章にまとめましたので、銀行から転職して後悔したくない方はこちらもご覧ください。
銀行員が転職で成功するポイントは?
“銀行員が転職で成功するためのポイント”ついては下記記事にまとめていますので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
→銀行員の転職は早いに越したことはないという話。
銀行員が転職で成功するには、今あるスキルや知識を生かした転職をすることです。
というのも、今あるスキルや知識を生かすことで、“精神的にも不安がなく、安定した転職”ができますし、“年収等条件的にも今と変わらない条件での転職”ができるからです。
では、「銀行員の今ある知識やスキルとは何でしょうか?」
一般的な銀行員の知識やスキルは以下のようなものじゃないでしょうか。
・営業
・法人営業
・金融知識
・財務知識
・接客
・事務
これらの知識やスキルを生かした転職をするとなると、選択肢は意外とあります。
これを元にいい条件の求人を探す場合は、転職エージェントから“非公開求人”をもらってみましょう。
非公開求人のように、条件のいいハイキャリア求人を見ていると、「自分にはどういったキャリアや選択肢があるのか?」といったものが徐々に見えてくるようになります。
以上をまとめると、銀行員が転職で成功するためには、以下の2点に注意しながら転職活動する必要があります。
①今ある知識やスキルを生かした転職活動をする
②年収等条件面を落とさないハイキャリアな求人を中心の転職活動をする。
この2つを満たす転職活動をするなら、転職エージェントを利用するのが確実です。
というのも、ハローワークや一般転職サイトで転職活動すると確実に年収等条件面が下がるからです。
一般的に見ても、銀行員の給与水準は高いです。
そのため、同じ年齢で別職種、別業界へ転職となると、一般転職サイト、ハローワークでは給与が落ちる可能性が高いです。
また、一般的な求人だと銀行員であるあなたが納得できる求人は少ないです。
なので、銀行員は、非公開求人が豊富で、ハイキャリア(条件面がいい)求人が充実している転職エージェントを利用する必要があります。
そういった銀行員が使うべき転職エージェントはリクルートエージェントです。
なぜなら、非公開求人数が10万件以上と業界で最も多いからです。
“非公開求人とは”、一般転職サイトで公開されていない求人のことで、一般転職サイトで公開してしまうと、条件がいいために応募が殺到してしまう求人のことです。
今は、この非公開求人の中に、銀行員が転職活動で見るべきハイキャリアな求人が集中しています。
なので、銀行員の転職活動では、まずはエージェントから非公開求人をもらって、「私にはどんな選択肢やキャリアがあるのか?」といったところを考えることから始めてみましょう!
また、リクルートエージェントは、キャリアカウンセラーと呼ばれる方達が↓のようなサービスを提供してくれます。
・非公開求人の提供
・求人の応募
・履歴書、職務経歴遺書の添削。
・面接の日程の調整
・模擬面接、面接対策。
・面接後の会社からの反応の聞き取り。
・給与等条件面の交渉。
その中で、リクルートエージェントのポイントは、↓です。
①非公開求人、ハイキャリアの求人が豊富。
②履歴書、職務経歴書、面接のサポートが丁寧。
③担当者が有能で、相談しやすい。
流れとしては、キャリアカウンセラーと面接の際に秘匿性の高い非公開求人がもらえるようになっています。
また、リクルートエージェントは業界最大手のため優秀な人材が集まっています。
なので、“担当者の能力が高い”
能力が高い分信頼できます、またあなたの希望にマッチした求人を紹介してくれやすいですし、面接対策もバッチリしてくれます。
そして、一般的な転職エージェントの求人は、首都圏、関西圏の求人が多いですが、リクルートエージェントは拠点数が多く、地方都市の非公開求人もあるので、地方の方でも普通に使えます。
メガバンクの方はもちろんですが、地銀や信金にお勤めの方で、
精神的に安定して転職をしたい。
年収等条件面は落としたくない。
といった気持ちの方は利用を検討してみましょう。
非公開求人は早い者勝ち
転職はタイミングが全てです。
転職エージェントを利用して、転職活動をしているとかなりびっくりすることがあります。
それは、“非公開求人の採用人数の少なさ”です。
考えてみれば当たり前なんですが、非公開求人とは、緊急の募集であったり、少人数の募集のもの、公開してしまうと応募が殺到してしまうものだからです。優良な求人であれば、すぐになくなってしまいます。
ということは、あなたが希望する条件の非公開求人がたった今募集されていて、誰かが応募して締め切られているという可能性もあるということです。
だからこそ、転職はするかしないかは置いておいて、ひとまず転職活動すべきです。
転職活動をしておけば、あなたが希望する条件の非公開求人を見ることができますし、本当に興味があれば選考に進んでもいい。
そして、内定を取ったなら、その時にどうするか悩みましょう。
銀行を辞めるべきか、辞めないべきか。
というのは人生において結構大きな決断です。
でも、それは、銀行以外の選択肢ができて初めて悩むことができるとも言えます。
だから、ひとまず転職活動をしてみて、
いい転職先が見つかれば転職
見つからなければ、銀行に残るor 次の転職に備える。
とシンプルに考えていきましょう!
ひとまずエージェントに相談するところからはじめてみましょう
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