こんにちは!管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
先日知り合いのつてで、メガバンクで個人のリテール業務をしていた女性に色々と話を聞いてきたのでご紹介します。
転職を考えているメガバンクのリテール営業の方は必見の内容だと思いますよ。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
では、さっそくどうぞ↓↓↓
22歳女性で、窓口での事務や営業を担当していました。
目次
メガバンクでのリテール営業としての仕事内容について教えてください
窓口にいらっしゃったお客さまの口座開設や住所変更など、事務手続きを受付、作業を行いました。
同時に、ノルマのある商品(クレジットカードや投資信託など)の営業を行い、契約となればその手続きも行っていました。
新入社員であったので、資格がなくても勧誘の可能なデビットカードやクレジットカードを主に扱っていました。
証券外務員や保険取り扱いの資格を取り上司から承認されると、NISAなどの投資信託も扱えるようになります。
メガバンクでのリテール営業としてのノルマの内容について教えてください
具体的なノルマとしては、クレジットカードは月に一人15件ほど、NISAは2件ほどになります。
支店にもよりますが、基本的に支店ごとでの成果しか人事には報告がいかないため、一人に成果が偏っていたとしてもその点を評価されず、私個人としてはモチベーションが低下する一方でした。
メガバンクを辞めたい、転職したいと思った理由は何ですか?
自分自身の営業成績について、正当な評価が得られていないと思ったため、結婚を機に転職を決意しました。
当然ですがノルマは達成するたびにどんどんあがります。
そのことについてうまくフォローし、部下のモチベーションを上げるのが上司の役割だと思います。
しかし私が勤めていた銀行、支店では、「個人として」の成績を正当に評価する体制が薄く、どれだけがんばっても「支店として」の評価になってしまうことが、自分自身の成績を横取りされているように感じてしまいました。
例えば、支店の成績発表などで、支店自体の成果の過半数を自分の営業成績が占めているにも関わらず、上司が自慢げに自分の成果であるかのように話すことに非常に腹が立ちました。
また、成績優秀者に対し特別な景品を用意する、といったコンテスト期間を支店で設置しているにもかかわらず、成績優秀者が偏っているという理由で景品をまとめて渡す、といった形で省略される、など、自分の貢献をないがしろにされているという気持ちが強くありました。
営業に強い行員に支店の成績が偏るのは当然ですが、せめて支店内ではそのことを評価し、特典を与えるなど、モチベーションを上げる工夫や体制づくりに力を入れるべきだと感じました。
メガバンクのリテールからの具体的な転職活動について教えてください
転職活動は在職時に行いました。
転職エージェントワークポートを利用し、自分の条件に合った職場を紹介、交渉してもらい、1社受けました。
実力を評価される不動産営業を受けました。
不動産営業を選びました。
個人としての成績をきちんと評価してもらえる職場として、不動産業界を選択しました。
同じく金融、という大きい枠組みに当てはまり、また成績の実績もあったために、スムーズに転職活動を行うことができました。
銀行は初めの数年はとても給与水準が低いので、同じくノルマの厳しい業界でも、その分給料として反映される不動産業界はその点でも魅力に感じました。
休みが平日なことがネックになることも多いそうですが、私は気にしませんでした。
メガバンクからの転職活動は大変でしたか?後悔はありますか?
私は辞めてよかったと感じています。
転職活動は、自分がどういった業界に行きたいのか、どんな条件で転職したいのか、によって大変さは大きく変わると思います。
しかし基本は、転職したい理由、つまり銀行を辞めた(辞めようと思う)理由と、受ける企業に入社したい理由を、誰が聞いても納得できる形で説明できれば、銀行員の転職はそれほど大変ではないと思います。
それだけ、銀行員であるということ自体が、ステータスとして捉えられることも、感じました。
メガバンクを辞めたい、転職したいという方にアドバイスはありますか?
明確にここがつらい、変えたいと思い、転職により状況が変わることを期待できるのであれば、転職はよい結果になることも多いと思います。
転職を考えたら、まずは自分の気持ちを明文化して、整理することで意思を固めてから始めるべきだと思います。
銀行員は、待遇、ステータスともに評価される職業ではあるので、曖昧な気持ちで転職活動を始めても、よい結果には繋がらないと思います。
また、在職中に転職活動を行うときは、事前準備をある程度終わらせてから短期間で行うといいと思います。
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