管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員してました。
そんな私が思う銀行員と出世についてお伝えします。
今銀行員で「出世したい!」と思っている方もしくは旦那さんが銀行員で「出世するのかな?」と気になっている奥様の参考にして頂けると嬉しいです^^
銀行員として就職、転職したからには出世したと思うのが人の性ですよね?
なので今回は、銀行員の出世コースの支店や部署があるのか。
また学歴って必要なのかについてお伝えします。
銀行員に出世コースはあるのか?
いつも通り結論からお話します。
銀行員の出世コースはあります。
それはどうやって決まるかというと、正直人それぞれといった感じです。
早い人は、入った瞬間に決まっている人もいますし、仕事始めて徐々に頭角を表して出世コースに乗る人もいます。
あと“学歴の影響はかなり大きい”です。
実際頭がいいかどうかは関係なくて、結局のところ、銀行の中枢にいる人間が有名大学出身の人が多くなるので、後輩を引き上げてあげようとということで学歴がいい方が出世しやすくなります。
ただ、この学歴は高いほどいいという訳ではなくて、「同じ大学出身者が多い大学の方が有利ですよ」という意味合いです。
実際私は地銀で働いている友人に聞くと、かなりの高学歴の人よりも、その地方では有名な国立大学出身者の方が、同じ大学の先輩が多いので重宝されるみたいです。
そうは言っても、出世コースから脱落する人もいます。
それはどういった人かというと結局“全く仕事ができない人”or“人付き合いが下手な人”or“途中で失敗してしまった人”です。
事例でいうと、私が勤めていた銀行で高学歴と言われる大学から鳴り物出入りで新入行員が入ってきました。
入行した時の配属店舗はもちろん大規模店舗です。
「ああ、この子出世コースに乗ってるなー」と誰もが思っていました。
が、この子マジで仕事ができなかったんです。
やる気もないし、お客からクレームはくるしで本当に大変でした。
その子は誰もが辞めるだろうと思いましたが、未だに働いているようです。
そして結局出世コースとは程遠いシステム関連の部署に異動したと聞きました。
次に実際出世コースとなる部署や支店等についてお伝えしますね。
銀行員の出世コースとなる部署や支店とは?
銀行員をしていたら、10年もすれば誰が出世コースに乗っているかどうかは結構すぐにわかりますよね。
出世コースとなる支店は“母店”です。
そして出世コースとなる部署は“中枢系の部署”です。
銀行によって母店という言い方をしないかもしれませんが、簡単に言うと融資額も預金額も多く、行員も多い大規模店舗です。
またメガバンク系や大きめの地銀であれば、海外への異動も出世コースの一つですし、そこまで大きくない地銀であれば、そもそも県外店舗に勤務している人も出世コースになります。
出世コースの一つの中枢系の部署とは、銀行ごとに呼び方が違うのでなんとも言えませんが、人事部や総合企画部、戦略企画部などが中枢系の部署になります。
結局のところ銀行員の最終の出世は役員になること、頭取になることなので、銀行のことそして行員のことをよく知っておく必要があります。
銀行で出世するためには?
銀行で本当に出世するためには、“人事部に気に入られること”です。
仕事ができる人が出世するんじゃないかと思う人もいるかと思いますが、出世する人が必ずしもめちゃくちゃ仕事ができるということはありません。
それよりも、人事部に好かれる人の方が出世します。
だからこそ、銀行の内部はドロドロになるんですけどね。笑
「あれ?この人の方が先に支店長(部長)になったんだ?」
と言う言葉を銀行にいるとよく聞きます。
銀行は年次で出世競争をしているので、誰が最初に支店長、部長、役員になるのかがポイントになります。
そして、そのポストに最初になった人を見ると意外にもスペシャルに仕事ができる人ではなかったりするということです。
だからもしあなたが、「なんとしても銀行で誰よりも出世したい!」と思うのであれば、人事部に好かれましょう、そのためには支店長、部長に好かれましょう!
支店長に好かれれば、人事部に好印象を与えることができるからです。
あなたは支店長のカラオケのオハコを知っていますか?
支店長の好きなお酒を知っていますか?
支店長の好きなお店を知っていますか?
本気で出世したいのであれば、正直このくらいは知っておいた方がいいですよ。
もし「そこまでして出世したくない」と思うのであれば、転職も視野に入れた方がいいかもしれません。
銀行はいい職場ですが、出世などを考えないのであればいつかどこかでガタがきます。
それが精神的なものか肉体的なものかは分かりませんが。
もしあなたがこれは「俺にはムリだな」と思うのであれば、転職を検討しましょう。
銀行員が転職で成功するためには、コツやポイントがあります。
そのあたりを別記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
銀行で最終的に出世で必要なものとは?
一般的な出世であれば、上記のようなことで十分かと思います。
ただ、銀行で役員になったり、頭取になる場合にはそれ以上のものが必要になります。
それは、運です。
本当にこればっかりはどうしようもないことなんですよね。
銀行の場合人との巡り合わせや年齢差、役員の年齢、空き具合などいろんな要因で優秀なのに役員になれない人が結構いたりします。
優秀なのにたまたま役員に空きがなく、役員の退職の予定がなかったり、一方で対して優秀でもないのに、年齢的に役員が一気に辞めるタイミングだったからたまたま役員になったりなど本当に運というか巡り合わせだなと思うことが多々ありました。
なのでこれを読んでいてる銀行員の方がもし本気で出世をしたいと考えているのであれば、
学歴 + 仕事 + 立ち回り + 運
の4つが絶対に必要なります。
まあ正直仕事はそこそこでもいいですが、立ち回り、運がスペシャルだったら役員などにもなれるかもしれませんね。
私自身はそこを諦めた人間でもあるんですけどね。笑
参考:私が銀行を退職しようと思った11の理由。後悔はあるか?時期はいつ頃?
銀行員は出世してなんぼ!
銀行員は出世してなんぼです。
というのも、銀行員は仕事をがんばっても給料はあまり変わらないからです。
考えて欲しいんですが、
あなたとあなたの同期って給料ってあまり変わらないですよね?
銀行員の場合は、仕事の出来不出来、仕事のがんばりは、給料ではなく、次の支店の異動や出世に反映されます。
だから、銀行員は仕事をがんばって出世してなんぼです。
でも、もしあなたが出世に興味がなくて、給料を上げたいから頑張る!
という姿勢なのであれば、転職をオススメします。
なぜなら、銀行員の方は比較的転職がしやすいですし、銀行よりも給与がいい職場は普通にあるからです。
例えば、給与が高い業界ランキングというものがあるんですが、それがこちらです。
引用元:東洋経済
銀行業は9位にランクインしています。
それよりも高い業界は、8つもあるということです。
でも、
『上位の業界に中途採用ないんじゃない?』
と思うかもれませんが、最近は大手の会社でも普通に中途採用をしています。
これは、私が実際に転職活動をして驚いたことなんですけど、「こんないい会社に中途採用あるの?」といったことが何度もありました。
でも、この求人は実は公表されているものじゃなくて、転職エージェントの“非公開求人”とというものの中にあります。
考えれば分かりますが、超大手の求人の場合はそうしないと応募が殺到して大変だからです。
テレビなどの放送系、電気ガスなどのインフラ系の大手の求人が普通の転職サイトあったらどう思いますか?
これは応募殺到で大変なことになります。
しかも、色んな人が求人に応募するので相当大変です。
一方で、転職エージェントのみに公開しておけば、エージェントも転職させないと報酬にならないので、転職できそうな人にしか非公開求人を紹介しないんです。
銀行員の場合は正直転職がしやすいので、転職エージェントの方も積極的にこういった超大手の求人を紹介してれます。
もしあなたが銀行の出世よりも、給与を上げたいと考えているのなら、まずは転職エージェントから非公開求人をもらってみるといいですよ。
結構掘り出しものがあるので、見るだけでも楽しいと思います。
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