Banker’s Real 管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
どちらの銀行にもうつ病になる人が多かったです。
そのため今回は銀行員がなぜうつ病になるのか、休職、退職、転職して幸せになっているのかということについてお伝えします。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
https://satomiyalife.com/bank-jobchange
目次
銀行員がうつ病になる原因は?
銀行員がうつ病になる原因は、ノルマです。
私が銀行員時代、銀行でもうつ病になった人をたくさん知っています。
特に銀行員の場合は、ノルマというか目標が一つではなく、複数あるので全部を完璧にやろうとするとガタがきます。
さらに、それにプラスして自分だけの数字ではなく、その課の数字や係の数字、支店全体の数字を背中に乗ってくるのである程度のストレス耐性があるかもしくは、どこかである程度開き直れる人じゃないと厳しいものがあります。
次に私が見てきた中でどういった方がうつ病になっていたかをご紹介します。
銀行員でうつ病になりやすい人とは?
銀行員でうつ病になりやすい人とは、真面目な人です。
そして意外と仕事ができるタイプの人に多いです。
なぜなら元々仕事ができる人なので、何かのきっかけでノルマが達成できなかったりすると脆いからです。
意外ですが、仕事ができない人でうつ病になって人を私は知りません。
言い方悪いですが、元々仕事ができないと仕事ができなくて当たり前の状態なので自分を責めることがないからではないかと思っています。
うつ病になるということは、やっぱり理想の自分というものがあって、それと乖離してしまって、自分はなんてダメなんだと責めてしまうことが原因に思います。
特に、銀行員の場合は追いかける目標が複数ありますし、さらに全てに対してパーフェクトを求める企業体質なので、たとえ一つの項目で、著しい成果をあげたとしても他が伴ってなければ、評価が低い傾向にあります。
そうすると一つでもできなかった項目があると、そこを責められることもありますし、自分自身で自分はできない人間なんだと責めてしまってうつ病になってしまいます。
そして、重要なのは周りの人たちはその人ができない人だなんて全く思ってないということです。
実際できない人であれば、そもそも厳しく責めることもあまりないですし、本人も自分ができないことを自覚しているので、理想の自分とのギャップも生まれません。
次に実際に私が見てきた中で休職した人たちは元に戻れているのかといった話をお伝えします。
銀行員はうつ病になって休職したら元に戻れるのか
今改めて銀行員時代にうつ病になって休職した人の数を数えていたんですが、なんと10人を超えていました。自分で数えながらちょっとびっくりしました。
それでその10人が休職してどうなっていったのかをお伝えしますね。
今でも銀行に残っている・・・5人
転職した・・・3人
退職したがその後不明・・2人
実際に休職した人はこれ以上いるんですが、わかる範囲の方を記載しました。
休職して銀行に残っている5人の方については、ほとんどの方が係替えになっています。
いわゆるノルマのないもしくは少ない職務になっているということです。
そしてしばらくしてから、元の職務に就いている人もいましたが、その人は結局またうつ病を再発して休職していました。
5人の中の一人だけは、休職→係替え→元の職務という形になって、元気にやっている方がいます。
こう見ると、元の職務にきちんと戻れる人って20%くらいの人ってことになりますね。
ただ、元に戻れなかったとしてもは、給料が下がるとか、クビになるということは銀行ではないので、残るという選択肢もありかなとは思います。
銀行員はうつ病になって退職、転職して幸せになれるのか
うつ病になって、休職して結局転職した人を3名知ってますが、みんなかなり元気にやってます。
私も銀行を退職した身なので実際こういった人たちに会うことが多いんですが、誰に聞いても銀行やめて良かった、仕事を変えて良かった、後悔はないって言います。
改めて思いますが、私も含めてやっぱり銀行の体質に合う合わないっていうのがあるんだと思います。でも、あの銀行員時代の辛さを知っているから今を頑張れるとも思うんですよね。
もしあなたが銀行員でうつ病なら
銀行ってどこも優しいのでうつ病になったら休職させてくれます。
ひとまず休職されることをオススメします。
一旦仕事を休んでみて、じっくり自分のこと、人生の事、将来の事考えてみていいと思います。それでもしもう銀行でやっていけないなと思ったら、転職活動をしてみていいんです。
実際休職した3名については、実は休職期間中に転職活動をしていたと言っていました。
確かに、一旦退職してから転職活動をするのが、銀行に対してもなんとなく義理堅く感じるかもしれませんが、そんな義理を立てている場合じゃないです。
そもそも銀行員は転職の時期さえ間違えなければ比較的簡単に転職できます。
ですが、うつ病で無職になったら焦燥感が半端ないです。
無職の時の時間の流れは異常に早いですからね。
なので、銀行員でうつ病になったら休職して、しばらくじっくり考えてできるなら転職活動をするのがベストだと思います。
「よし、うつ病だけど転職してみよう!」と思うのであれば、
銀行員が転職で活動で成功するためには、事前に知っておくべきことやいくつかのポイント,コツがありますので、ここを抑えて転職活動するようにしましょう。
ポイントやコツについては、次章にまとめましたので、銀行から転職して後悔したくない方はこちらもご覧ください。
銀行員が転職で成功するポイントは?
私は一度銀行員としての転職活動を経験しています。
その経験から言えることは、銀行員は転職のタイミングを間違えてはいけないということです。
基本的に銀行員は即戦力となれるようなスキルが蓄積されていません。
なので転職環境が悪く、即戦力が求められるような時期の転職は本当に大変です。
ですが、銀行員は転職市場では基本的なビジネススキルは高いと評価されているので、転職環境がいい時期、ポテンシャル採用が多い時期の転職では比較的簡単に転職できてしまいます。
だから、転職する時期さえ間違えなければ、銀行員の転職は成功しやすいです。
今までのことを踏まえると、もしあなたが転職しようと考えいるのなら2つのポイントを覚えておいて欲しいです。
それは、
・転職時期を見極めること。
・在職時に転職を終わらせるということです。
この2点です。
実際この2点さえ抑えられていれば、銀行員の転職は比較的簡単です。
では、どうやったらその転職のしやすい時期を見極めることができるんでしょうか?
どうやって転職の時期を見極める?
銀行員の転職時期を見極める方法はすごく簡単です。
それは、転職エージェントを複数登録することです。
というのも、各エージェントが抱えている“非公開求人の質”で転職のタイミングはすぐに分かるからです。
転職エージェントサービスを知らない方のためにご説明しておくと、転職エージェントサービスとは、エージェントが企業との間に立って、転職活動をサポートしてくれるというものです。
もちろん“費用は無料”です。
そして、転職エージェントがいいのはサポートはもちろんですが、何より“非公開求人”を数多く抱えていることです。
非公開求人とは?
例えば緊急の募集や少人数の募集、企業が“戦略的に非公開”で募集しているもので、公開してしまうと応募が殺到してしまう求人のことです。
※非公開求人はエージェントからしかもらえません。
実は、この非公開求人の中に優良大手の求人が集中しています。
そして、各エージェントで取り扱っている非公開求人は違うので、複数のエージェントに登録した方が優良大手の求人に転職できる可能性が広がります。
また、
複数のエージェントから求人をもらっていると肌感覚で今転職環境が盛り上がっているのかがすぐに分かるようになります。
実際に、私はリクルート、DODA、パソナキャリアと登録していましたが、
時期がいい時は、毎週のように優良大手の求人もしくは、地元有名企業のクローズドな求人が送られてました。
ですが、
時期が悪い時には、あんまり求人が来なくて、催促するレベルでしたし、送られてきても地方の小さな会社だったり、名前を全く聞いたことのないような会社という感じでした。
だから、実際エージェントからの非公開求人の中身を見れば誰でも今の転職時期いいかどうかがすぐにわかります。
実際あなたが転職活動するのなら、3社程登録するのがベストですが、ひとまず私が銀行員の転職におすすめのエージェントを1社ご紹介しておきます。
私が銀行員にオススメの転職エージェントは、リクルートエージェントです。
なぜなら、求人数が圧倒的に多いからと担当者の”質”が高いからです。
実際に求人をもらうと分かりますが、大手はもちろんですが、地元でも有名な企業のクローズドな求人がもらえたりするので、そのパイプの太さにちょっとびっくりします。
そして、
エージェントを使った転職活動で一番重要なのは、担当者の能力と担当者との相性です。
リクルートエージェントは、比較的能力の高い方が多いので、そういった外れを引く確率が低いです。
だから、一番安心して相談しやすいです。
今や転職はエージェントを利用するのが当たり前の時代です。
そしてその時に重要なのは、「いかに担当者を信頼できるか」です。
そういった意味ではリクルートエージェントは信頼できる担当者に当たる確率が非常に高いので、転職活動が成功する確率がグッと上がります。
そして実際にリクルートの担当者にあって転職相談するとかなり親身になって、アドバイスをしてくれます。
当たり前ですが、担当者も転職者を転職させることが仕事なので、自分以上に本気で転職活動してくれます。
正直、このパワーは使わないともったいないです。
自分一人で転職活動をすると、やっぱり心が折れます。
しかも、担当者と一度話すと絶対いい会社に転職してやろうという気持ちになります。
それは、担当者が応援してくれると言うのはもちろんですが、世の中には色んな仕事があって、意外といい会社ってたくさんあるんだなってことに気づけるからです。
いずれにしても、転職を少しでも考えているのなら、転職エージェントに一度相談するのをオススメします。
▼もし時間があるのなら、他のエージェントへの登録もオススメです。
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