こんにちは!管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
先日知り合いのつてで、地銀総合職の女性で転職した方に色々と話を聞いてきたのでご紹介します。
転職を考えている女性総合職の方は必見の内容だと思いますよ。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
では、さっそくどうぞ↓↓↓
私は当時32歳の女性で大学卒業後、県内シェアナンバー1の地方銀行に入社しました。総合職での入社だったため、部署の異動がありました。後方事務と窓口係、資産運用の案内を主にしていました。
目次
女性総合職としての銀行での仕事内容はどういったものでしたか?
窓口にこられたお客様の預貯金や通帳の発行など行っていました。窓口でお話をすることもありましたし、お客様の自宅にいってご提案をすることもありました。お客様からお金の相談をされることが多かったので、資産運用のお話や、保険のご案内をしていました。
女性総合職としての銀行でのノルマの内容はどういったものでしたか?
私は個人相手でした。上からは、銀行と連携している保険の加入獲得数を毎月いわれていました。だいたい加入者が月10~15人がノルマでした。保険によっても獲得ポイントがちがいましたが、ノルマ達成できないと窓口の連帯責任だといわれたこともありました。加入をこばんでいる方には、違うプランを提案したり、こまめに連絡するなどして休日返上で仕事していました。
お客様の自宅にいったときは、保険の見直しやランクアップは必須でした。
銀行の総合職を辞めたいと思った理由はなんですか?
辞めたいと思った理由は、結婚と妊娠がきっかけでした。結婚後、安定して働いていましたが、子供が欲しかったため、妊活をしていて子どもを授かりました。その後、子どもを保育園に預けることも考えましたが、こどもと一緒にゆっくり過ごしたいと思い辞める決意をしました。
妊娠初期はまだ仕事をしていたので、マタニティハラスメントがありました。重たい書類などは持てないので、困っていると快く手伝ってくれる方もいましたが、嫌味をいいながら通りすぎる人もいました。また、体調が悪くなって早退したときがあり、翌日に挨拶にいくと無視されたり、デスクに事務書類が山盛りにおいてあったりしました。
支店長に相談しましたが、誰が犯人かと特定できないため注意ができないと断られました。気を配っていてくれていたときもありましたが、忙しいのでそこまで手が回らなかったようです。
妊娠中もキツイノルマを与えられ、精神的にも肉体的にもつらかったです。給与面や休日は他の銀行に比べると良いほうでしたし、閑散期は早く帰宅することもありました。お金のことなので、一円でもあわないときは、残業してきっちりあわすことが必須でした。この仕事は、目標高くバリバリ仕事をしたいタイプの人には、向いている職種だと思います。
銀行総合職からの具体的な転職活動について教えてください
転職活動は退職後に行いました。
当時は子育てをしていたので、すぐに転職はしませんでした。 再就職には、ハローワーク・マイナビ・リクナビを使いました。
市役所窓口で受付・事務、企業での一般事務、保険会社での保険外交員などを受けました。
今は、自宅から近い小さな会社の一般事務をしています。雇用業態は、短時間正社員という形で、一日7時間ほど働いています。業務は契約書作成や、来客や電話対応などです。まだ子供が小さいので、よく熱を出したり体調を崩してしまって、急に休むことがありますが、急に休んでも理解ある人達ばかりで嫌味をゆわれることはありません。
銀行からの転職は大変でしたか?後悔はありますか?
銀行はずっとピリピリしてノルマなどがありましたが、そのようなことがなく気楽に毎日働くことができています。
異業種への転職は大変でした。面接のたびに「なぜ辞めたのか」を深く聞かれることがあり、大変でした。銀行のときは毎日ノルマや達成人数などあり心苦しく、寝れない日々もありました。毎日、山ほどの業務に自分の仕事はもちろん、上司のサポート業務や事務処理もあり残業がほとんどでした。
たまに、持ち帰って仕事をすることもありました。今は子どもにも恵まれて幸せに暮らせてよかったと思っています。本当に辞めてよかったと思っています。
女性で銀行の総合職を辞めたい、転職したいと思っている方にアドバイスはありますか?
本当にしんどいのであれば、今の職場・仕事をやめてみるのもひとつの方法です。体も心もしんどくなって、倒れてしまってからでは遅いですよ。
今、自分にはなにが必要かなにのために働いているか考えてあなたにとって一番いい選択をしてください。しんどいときは、ひとりで抱えこまず、周りの人に相談してみましょう。
あなたの味方はたくさんいます。抱えこまないで、もっと楽に毎日過ごしてみませんか。しんどいままでは明るい未来はありません。
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