銀行業務検定財務3級,2級のコツやポイント!勉強方法や受かり方を伝授する!

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銀行業務検定、、、銀行員以外の方にとってはなんだそれ!

という感じの資格なんですが、銀行員にとっては出世に必要な資格でもあるんですよね。

私は元々銀行員をしていて、財務2級も3級も持ってます。

全然自慢にはならないんですけど、私が勤めていた銀行で、後輩の行員が結構苦しんでいたので、今回は銀行意業務検定の財務2級、3級の攻略の仕方についてお話しますね。

財務3級の出題内容やポイント、勉強方法について

財務3級でひとまずどんな問題がでるのかを改めて確認してみましょう。

出題内容

 

財務諸表問題30問

財務分析問題20問

 

回答は五者択一です。

財務諸表、財務分析問題ともに暗記問題に近いですね。

営業循環基準やワンイヤールールなど結構毎回同じような問題が出題されます。

なので過去問をやっていれば、合格点を取るのは難しくないはずです。

だけど、毎年1割から2割程度は例年にない問題が出るので、すこしびっくりするかもしれないんですけど、たとえそれが解けなくても問題ないので気にないようにしてくださいね。

 

さっき、暗記問題とは言ったんですけど、財務分析問題のところにいくと、事前に理解しておく必要があるものがあるんです。

それは、BS、PL、キャッシュフロー計算書、資金移動表、資金運用表などなどのようなちょっとわかりにくいものをきちんと理解しておくっていうことです。

 

特にキャッシュフロー計算書などで、

売掛金の減少 = プラス項目

 

なんて単純に暗記していると、今後の融資の仕事にも支障をきたしますし、実際ここで一度学んでおく方が、今後の仕事の広がりもありますし、財務2級への繋がりも出てきます。

実際「どういった勉強法がいいか」については、2級と合わせてご紹介しますね!

参考:銀行員の融資の勉強はどうする?元銀行員の回答がこちら!

財務2級の出題内容やポイント、勉強方法について

出題内容

 

財務諸表問題  5問

財務分析問題  5問

 

財務諸表問題

BS作成

PL作成

連結財務諸表作成

の3つがパターンとして出ますので、

ここは確実に押さえましょう。

残り2問は毎回違うので特定の対策は取れませんが、正直過去問をみておくくらいの感じでいいです。

 

財務分析問題

 

安全性分析

収益性分析

損益分岐点

キャッシュ・フロー計算書

 

の4つは確実でますので押さえましょう。

また他には、資金移動表、資金運用表、資金繰り表などが出ますので、その辺りも押さえておく必要があります。

財務分析問題については、毎年変な問題はあまりないので、きちんとやっておけば満点に近い点数が取れると思います。

 

財務2級を合格する戦略

 

財務2級の合格点数は60点です。

そこでどうやって合格を目指すかですが、

基本的には、

問1 〜 問  3   を満点。

問6 〜 問 10  を満点。

という戦略でいくのが一番楽に合格する方法です。

満点と書いてますが、蓋を開けてみたら8割くらいの得点でしたというので十分です。

8割の得点だとしても、点数的には64点で合格点にいきます。

なぜこう考えるかというと、財務2級の場合は、問4と問5は見慣れない問題がでる可能性が高いからです。

特に問4は、例年平均点が1点切ったりするので、はなから捨てた方が精神衛生上も賢明ですよ。

ここを踏まえた上で「どういった勉強法をするのが最短合格できるか」についてお話ししますね。

 

財務2級、財務3級合格のコツや勉強方法、受かり方について

 

財務2級、財務3級ともに基本は過去問さえやっておけば十分です。

正直テキストはいらないです。

だけど、それは基本的なことがわかっている方だけ。

基本的なこととは、、、

 

BSとPLはどこで繋がっているのか。

商品の減少がなぜプラス項目なのか。

利益の動きとキャッシュの動きを理解できているか。

 

といったところです。

ここは融資をする人にとっては知ってて当然の部分なんですけど、ここが分かってないと、いくら過去問しても単純な暗記になってしまうので、苦しいばっかりです

すでに実地で融資をやって、決算書をみて、財務分析をしてって人は考えなくていいですが、実際に融資やってなくてという方は過去問をする前に、事前にその部分を理解しておいた方がいいですよ。

この理解しておくというのが本当に大事で、それをするための一番いい本があるので紹介しますね!

というかこのサイトで何度も出てきてるんですけどね。

それがこちらです。

 

 

これ本当にいい本です!

個人的には新入行員全員に配ったらいいのになってくらい思ってます。

実際に手で書いてBS、PL、キャッシュフロー計算書を作成していくので、

先ほどの質問

BSとPLはどこで繋がっているのか。

商品の減少がなぜプラス項目なのか。

利益の動きとキャッシュの動きを理解できているか。

 

すべて本当にクリアに理解できます。

しかも本自体は薄いので、5回くらい読んだり、手を動かせば理解が深まります。

「これをやった上で過去問をしていくとかなり余裕で受かりますよ!」

財務2級も3級もどちらも。

ただ、生産性分析や損益分岐については記述がないので、その辺りは過去問をしながら覚えていくしかないですけどね。

でも、財務の基本的なコアな部分の習得ができるので、試験自体もそうですけど、今後の業務に生かされてきますよ。

まとめ

今回は財務2級、3級の勉強の仕方、合格の仕方、受かり方についてお話ししました。

財務2級については、合格率20%と言われてるんですけど、普通にやれば誰でも受かります。

合格するためには、

財務の基礎知識

合格する戦略

過去問

 

で受かることができます。

正直な話、過去問は一夜漬けでもなんとかいけると思いますので、事前に財務の基礎知識をつけておくことが重要かなって思います。

基礎知識がついていれば、あとはどうとでもなりますからね。

頑張ってくださいね!

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