私は元銀行員で今は地元に近い企業の財務部門で働いています。
いざ転職しようと思っても、
『銀行員って何がアピールできるんだろう?』
『そもそもアピールできるものがあまりない。。。』
といったことで悩んでいませんか?
どうしてそう思うかと言うと、私自身も転職する時にそう思っていたからです。
今回は実際に銀行員に聞いた、転職時の自己PRについてご紹介します。
今から転職を考えている銀行員の方は、転職の時の自己PRの参考にしてくださいね!
目次
銀行員別に転職時の自己PRを考えよう!
銀行員と言っても、いろんな人がいますよね。
総合職、一般職、男性、女性、支店勤務、本部勤務、また転職先がどこかによっても全然違います。
なので、ここではケース別に銀行員の自己PRについてご紹介していきます。
ケースとしては、支店勤務の総合職の行員で法人営業、個人営業ごと。
また、一般職の女性行員の方の自己PRについてもご紹介をします。
あと本部勤務の方については、書きません。
というのも、本部勤務の方であれば基本的に今やっている業務に関連した転職をすると思うので、今やっているものを実績としてアピールするのがベストだからです。
たとえば、市場営業部でトレーディングやリスク管理をしていたり、企画の部署で企画の業務をやっているのであればそのままその実績をアピールしたらいいですよね。
なので、今回は中々アピールしずらい、総合職の支店勤務の方、そして一般職の女性のケース別にご紹介します。
銀行員からの転職で自己PRの基本的な考え方を復習!
まずは自己PRを考える前に
『自己PRとはなにか?』
ということを考える必要があります。
結論からいうと、転職における自己PRは逆算です。
つまり、転職する職種、希望する職種に合わせて変える必要があるということです。
たとえば、
あなたが経理や財務などのバックオフィス的な仕事を希望しているのに、自己PRが
『私は法人営業として色々な方と交渉してきたので、交渉力があります!』
とアピールされても、では法人営業として転職した方がいいのでは?
という結論になってしまいます。
だから、転職における自己PRとは、転職する職種、業界をまず考えてからそれに合わせてあなたのスキルや知識をアピールする必要があります。
そのため、あなたがまずすべきなのは、
・どういった業界、職種に転職するのか?
・自分にはどういった知識やスキルがあるのか?
・自分はどういった仕事がしたいのか?
・自分はどういった仕事がしたくないのか?
といったことを明確にしておくことです。
そしてその後に、
転職先の企業がどういった人物を求めているのか?
どういった人材、能力がある人が欲しいと思っているのか?
といったことを考える必要があります。
ココ!ものすごく重要です!
というのも、転職先が求めているものが分からなければ、自己PRがブレてしまうからです。
自己PRがブレると、転職先の企業の希望と合致しないので内定がもらえません。
イメージしてみてください。
企業が求めていない能力やスキルをアピールされている状況を。
ラーメン注文したのに、カツ丼出てくる感じですし、企業からしたら『あなた今日何しにきたの?』という感じです。
なので、一番重要なことなので、もう一度言います!
転職の自己PRで一番重要なのは、
転職先の企業がどういった人物を求めているのか?
どういった人材、能力がある人が欲しいと思っているのか?
ということです。
そのためには、転職先企業の求人票や募集要項、HP、職種について研究する必要がありますし、銀行員は忙しいのでそんな時間ないですよね。
そういった方は一度、転職エージェントに相談することをオススメします。
転職エージェントは、実際に企業とやりとりをしていて、
・どういった人物を求めているのか?
・実際に中途入社した人のパーソナリティや能力、年齢
・面接での雰囲気や質問内容
などなどたくさんのことを知っています。
簡単に言うと、カンニングペーパーをみながら面接を受けれるイメージです。
どんな質問をしてきて、どんな回答をすれば喜ばれる、内定に近づくのかが分かるので、内定までが非常にスムーズに進みます。
さらに、一緒に自己PR、履歴書、職務経歴書、面接対策など考えてくれます。(転職エージェントは転職成功することで成功報酬がもらえるので、あなた以上にがんばって転職活動してくれます。)
なので、自分で考えるのは大変という方は、一度エージェントに相談して自己PRを固めてしまった方が転職活動が圧倒的に楽になります。
もしあなたがまだエージェントを使ってないなら、銀行員の転職活動ではJACリクルートメントがオススメです。
なぜなら、
・ハイクラスな求人が多い。(年収800万円以上)
・転職エージェントとして30年以上の実績がある。
・業界別、業種別のコンサルタントがいて、銀行員は相談しやすい
といった特徴があるからです。
残念な話ですが、給料高めの銀行員が一般転職サービスを使うと年収が下がる可能性が高いです。
そのため、銀行員の方はまずはJACリクルートメントに相談しましょう。
銀行員の転職で自己PRはPREP法を使おう!
せっかくいい自己PRができても、相手に伝わらなければ全く意味がありません。
職務経歴書、エントリシートなどに自己PRを記載するときもそうですが、面接の受け答えでも確実に相手に自分が思っていることを伝えることが重要です。
そのために、一番いい方法がPREP法です。
PREP法とは、次の文字の頭文字です。
P・・・・Point (結論)
R・・・・Reason (理由)
E・・・・Example (具体例、例示)
P・・・・Point (結論)
つまり、先に結論を話して、理由を言って、具体例を話して再度結論を言うと言う構成です。
この流れ、構成が一番説得力が高い話し方、書き方、伝え方と言われています。
たとえば、
『あなたの長所はなんですか?』
といった質問があったとします。
PREP法を用いて、長所について考えてみました。
私は長所は目標に対して粘り強くがんばれることです。(P:結論)
なぜなら、営業目標というのは、会社への貢献度を表す客観的な指標だからです。(R:理由)
前職では、中々達成できないこんなことがありましたが、こういった工夫をして乗り越えてきました。(E:具体例)
そのため、私の長所はどんな目標に対しても粘り強く頑張れるところです。(P:結論)
かなり省略して書いてますが、
『単純に私はどんな目標に対しても貪欲にがんばります!』
といったことを言うよりも、PREP法を用いた説明をする方が、より一層説得力がある説明になっていると思いませんか?
今までのことをまとめると、銀行員の方が転職で自己PRを綺麗な自己PRを作るためには、次のポイントを守る必要があります。
①希望する職種、業種に必要なスキルや知識を考える
②そのスキルに合わせた自分のエピソードや具体例を考える。
③①と②をPREP法でまとめる。
こういった流れで、銀行員の方が転職がうまくいく自己PRが完成します。
基本的にはこういった流れなんですが、それでもやっぱり『転職する銀行員がどういった自己PRをするのか知りたい!』
と言う方がいると思うので、銀行員が転職するときの自己PRの具体的な例文を最後にご紹介しておきますね!
銀行員の転職時の自己PRのおすすめ
今回は、
・銀行総合職→有形商材メーカー営業職
・銀行総合職→無形商材営業職
・銀行総合職→バックオフィス系
・銀行一般職→事務職
といった4パターンについて考えてみました。
この他にもいくつか転職先によって違いはあると思いますが、基本的には先ほどお伝えした流れを守れば相手に伝わる自己PRが出来上がります。
再度銀行員の転職時における自己PRの作り方をご紹介しておきますね!
①希望する職種、業種に必要なスキルや知識を考える
②そのスキルに合わせた自分のエピソードや具体例を考える。
③①と②をPREP法でまとめる。
銀行員の転職自己PR例①:総合職→有形商材営業職
有形商材営業職という言葉はないかもしれませんが、要するに、
形のあるものを売る営業職です。
ポイントは、有形商材の場合は商材で差別化が図れるところです。
そのため、その商品の業界での状況によって自己PRを変える必要があります。
業界トップのメーカーであれば、商品力で売れるのでそこまでパーソナリティは必要ありません。
ですが、
もし、業界2番手、3番手なのであれば無形商材同様に、担当者の熱意やパーソナリティを自己PRする必要が出てきます。
有形商材については、種類も色々とあると思いますので、実際の物を売る営業職に転職を考えている方はこちらの自己PRを参考にしてください。
▼自己PR事例
私の長所は、責任感があることです。
それは、与えられた業務や数字をきちんと達成することで、会社に貢献できると考えているからです。
前職でも、同じ課のメンバーをまとめて、支店の数字、課の数字、自分自身の数字に責任を持って業務を行なっておりました。
数字が伸びないケースもありましたが、支店や課のメンバーのモチベーション管理を徹底することで、安定的に目標を達成することができていました。
そのため、私の長所は、与えられた業務を責任を持って行う、そしてさらに求められている以上のものを返すといった、責任感があるということです。
銀行員の転職自己PR例②:銀行総合職→無形商材営業職
無形商材営業職は、色々あります。
無形商材のポイントは、商品での差別化が難しいところです。
銀行の投資信託や融資の営業、保険なども無形商材になります。
商品での差別化が難しいということは、結局どこで買っても一緒ということです。
そのため、
『あなたから買いたい!』
と思ってもらえるような、パーソナリティや熱意などが必要なケースがほとんどです。
そのため、その辺りを掘り下げて自己PRするのがベストです。
コンサルに転職する際も一つの無形商材となるので、コンサルへの転職の際にも参考にしてみてください。
▼自己PR事例
私の長所は、傾聴力です。
つまり、人の話を聞くということです。
営業の基本はまずは相手を理解することから始まると考えています。
前職でも、会社の事業内容、ビジネスモデルを徹底的に把握し、また経営者の方の経歴や生い立ち、個人的な悩みなど仕事に関係ないことでも、徹底的に相手を理解することに努めていました。
そうすること、経営者の方に信頼頂き、様々な相談を頂くことができました。
そのため、私の長所は傾聴力。相手を徹底的に理解することができるということです。
銀行員の転職自己PR例③:銀行総合職→バックオフィス系
バックオフィス系は、いわゆる財務や経理、総務、人事などの職種になります。
ここでのポイントは、社内調整力です。
営業職以上に、社内の方との円滑なコミュニケーションが必要になるためです。
ただ、銀行員からこういったバックオフィス系に急に転職は、職種が全く変わるため少しハードルが高いことが多いです。
そのため、
『なぜバックオフィス系に転職したいのか?』
といったことが、如実にわかるインパクトの強いエピソードが必要になります。
銀行員をしていて、こういったことに大きくやりがいを感じた、そこをもうちょっと極めたいと思った。
のような、詳しいエピソードです。
そうすると、
『銀行でそういったことができるように異動願いなどは出さないんですか?』
といった、転職以外でその思いを成し遂げられないのか、といった質問が必ずされますので、そこもきちんと対策をしておきましょう。
バックオフィス系への転職を希望する方は、次の自己PRを参考にしてください。
▼自己PR事例
銀行員の転職自己PR例④:銀行一般職→事務職
銀行員が事務の一般職への転職は比較的簡単です。
ポイントは、事務の正確性と接客力をアピールすることです。
銀行ほど、正確性を求められる事務はありませんし、また銀行ほど笑顔など顧客対応、顧客満足を求められる会社はありません。
そのため、そこをきちんとアピールできれば事務職への転職は比較的簡単です。
参考:銀行員の女性の転職は簡単?選ばなければ簡単です。元銀行員が語る。
一般職以外でも、総合職から事務職へ転職を考えている方は、次の自己PRを参考にしてください。
▼自己PR事例
私の長所は、事務を正確に行えるということです。
事務を正確にし、効率的にすることで業務が円滑に進むと考えています。
前職においても、事務のミスが発生した際には、課全員で話し合いミスを共有し、予防するように努めていました。
そうすることで、時間や気持ちにも余裕ができますし、他の仕事ももちろんですが、お客様への対応もより誠実に行うことができます。
そのため、私の長所は事務を正確に行うこと、そしてその上で時間や気持ちに余裕を持ち、周りと円滑にコミュニケーションを図れるということです。
銀行員の転職自己PRのまとめ
銀行員の転職での自己PRで必要なことは、
・転職する企業で求められる知識やスキルを考える
→その知識やスキルに合わせた具体的なエピソードを考える。
→PREP法でまとめる。
といったことです。
ちなみに、PREP法をおさらいすると、
P・・・・Point (結論)
R・・・・Reason (理由)
E・・・・Example (具体例、例示)
P・・・・Point (結論)
といったことになります。
そのため、まずは
転職先の企業がどういった人物を求めているのか?
どういった人材、能力がある人が欲しいと思っているのか?
といったことを考える必要があります。
ココ!ものすごく重要です!
というのも、転職先が求めているものが分からなければ、自己PRがブレてしまうからです。
自己PRがブレると、転職先の企業の希望と合致しないので内定がもらえません。
イメージしてみてください。
企業が求めていない能力やスキルをアピールされている状況を。
ラーメン注文したのに、カツ丼出てくる感じですし、企業からしたら『あなた今日何しにきたの?』という感じです。
なので、一番重要なことなので、もう一度言います!
転職の自己PRで一番重要なのは、
転職先の企業がどういった人物を求めているのか?
どういった人材、能力がある人が欲しいと思っているのか?
ということです。
そのためには、転職先企業の求人票や募集要項、HP、職種について研究する必要がありますし、銀行員は忙しいのでそんな時間ないですよね。
そういった方は一度、転職エージェントに相談することをオススメします。
転職エージェントは、実際に企業とやりとりをしていて、
・どういった人物を求めているのか?
・実際に中途入社した人のパーソナリティや能力、年齢
・面接での雰囲気や質問内容
などなどたくさんのことを知っています。
簡単に言うと、カンニングペーパーをみながら面接を受けれるイメージです。
どんな質問をしてきて、どんな回答をすれば喜ばれる、内定に近づくのかが分かるので、内定までが非常にスムーズに進みます。
さらに、エージェントと話すことで、あなたが思ったみなかったことが自己PRになることもあります。
なので、自分で考えるのは大変という方は、一度エージェントに相談して自己PRを固めてしまった方が転職活動が圧倒的に楽になりますよ。
もしあなたがまだエージェントを使っていないのなら、銀行員の転職活動ではJACリクルートメントがオススメです。
なぜなら、
・ハイクラスな求人が多い。(年収800万円以上)
・転職エージェントとして30年以上の実績がある。
・業界別、業種別のコンサルタントがいて相談しやすい
といった特徴があるからです。
残念な話ですが、給料高めの銀行員が一般転職サービスを使うと年収が下がる可能性が高いです。
そのため、銀行員の方はまずはJACリクルートメントに相談しましょう。
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