こんにちは!Banker’s Real 管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
銀行員時代、連続休暇というものがあったんですが、
「実際他の銀行ってどうなの?」
「みんないつぐらいに取っているの?」
「そもそも金融庁や銀行法で決まっているの?」
というちょっと素朴な疑問について調べてきましたのでご紹介していきますね!
他の銀行にも連続休暇はあるのか?
ほとんどの銀行員の方が自分の銀行のことしか分からないと思いますので、まず「他の銀行にも連続休暇ってあるの?」
ということが気になるんじゃないでしょうか。
もちろん他の銀行にも連続休暇はあります。
私は知り合いに銀行員が多いんですが、どんな銀行も連続休暇はありました。
また一時期色んな銀行の方と仲良くしていた時期があって、メガ、大手地銀、第二地銀等15行ほどの銀行の人と話していたんですがどこの銀行にも連続休暇はありました。
ほとんどの銀行は連続休暇という名前でしたが、一週間休暇という名前の銀行もありました。
また私が勤めていた銀行にはなかったんですが、いきなり明日休めみたいな休暇のある銀行もあるみたいです。
完全に不正防止の意味合いみたいですが、いきなり明日休めって言われたらちょっとうろたえますね。笑
さてさて、では銀行員の連続休暇の取得時期はいつ頃が多いのか、また実際取得するベストはいつかについてお伝えします。
銀行員は連続休暇をいつ取っているのか?
私が勤めていた銀行は、完全に7月or8月のどこかで休めという風習でした。
というか、ほとんどの人が無理やり8月に休んでましたね。
特に意味はないと思うんですが、最初の銀行の行員のほとんどは単身赴任の人ばっかりだったので子供の夏休みとかの関係でみんな8月に休んでいたということだと思います。
どっちにしろ、9月は半期の締めなので休めないですからね。
地銀の知り合いに聞くと、特に連続休暇の指定はないみたいです。
でもまあ、半期の締めが3月と9月で、四半期の締めが6月と12月で、4月と10月は期初ということもあって、他の月から選ぶという感じです。
そうすると、5月、7月、8月、11月、1月、2月のどこかということになるんですが、5月と1月はGWや年末年始の関係で営業日数が少ないこともあるので、結局のところ7月、8月、11月、2月あたりに取る形になるみたいです。
ここでもやっぱりお子さんがいらっしゃる方は8月に取得される方が大半ですね。
結局、色々考えると、8月に取るのが銀行側にとってもベストなんじゃないでしょうか。
というか、お盆の時期なんて企業が休みなんで、法人担当の人ってすることほとんどないですもんね。
休暇の締めが半期の締めとなってない銀行がある?
これは、以前他の銀行の方と仲良くしていた時に分かったことなんですが、銀行によっては半期の締めと休暇の締めが異なるみたいです。
私が勤めていた銀行は、4月から翌年の3月までに取得するということになってました。
ですが、銀行によっては、従業員組合と合わせていて、9月から翌年の8月までの間に取得するようにとなっているところもあるみたいです。
そのため、そういった銀行では結構8月に取得する人がかなり多いみたいです。
というのも、結局半期の締めの前月で、子供の夏休みということもあって期限ぎりぎりの8月に取得するようです。
連続休暇の意味は?金融庁が決めている?
連続休暇の意味は、みなさんご存知の通り不正防止です。
そして銀行員時代は意識してませんでしたが、実はこの連続休暇という制度自体は金融庁通達によるものです。
もっと具体的なことを言うと、中小、地域金融機関向けの総合的な監督指針の中の事務リスクという部分にも記載されています。
当然といえば、当然ですよね、こうでもしないと銀行から自発的にこういったことをするはずないですからね。
まとめ
今回は銀行員の連続休暇について書いてみました。
銀行員以外の方には馴染みがないと思いますが、全国の銀行員の方は結構うなづいてくれるないようだったんじゃないかと思います。
あと銀行って以外に横の関係って薄いので、「他の銀行ってどうなんだろう?」って思うこと多々ありますよね。
意外とその銀行独自のルールだったりすること多いです。
私は色々な銀行の知り合いがいますが、大筋は一緒なんですが、ちょっとしたろころが違ったりしてそれはそれで面白いです。
今後も息抜きがてらこういったコラム系の記事も書いていきたいと思います。
あと余談ですが、最近フィンテックなどで銀行の将来性もやや赤信号が出ています。
銀行自体が傾くと連続休暇のことを考えている場合ではないです。
「オレこのまま銀行にいて大丈夫かな?」
「私銀行員の仕事しかしてないけど、他の企業で働ける?」
など悩んでいて、少しでも銀行員でない将来の可能性があるのなら、ひとまず他の企業のことを知っておいた方がいいです。
おそらくフィンテックによる銀行の構造変換は私たちが考えている以上に早いはずです。
変わってしまった後で、「こんなはずじゃなかった!」ということがが一番怖いことなので、ひとまず見ておく、知っておくということが大事です。
そのためには、転職活動した方がいいんですが、銀行員の転職活動にはコツやポイントがあります。
そのあたりを記事にまとめていますので、「銀行員の転職で後悔したくない」「他の会社のことを少ししっておきたい」といった方はこちらもご覧になってください。
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