こんにちは!管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
先日知り合いのつてで、第二地銀で個人営業をしていた方に色々と話を聞いてきたのでご紹介します。
転職を考えている第二地銀の営業の方は必見の内容だと思いますよ。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
では、さっそくどうぞ↓↓↓
26歳男で第二地方銀行の支店で個人営業をしていました。
目次
第二地銀での仕事内容について教えてください
既存顧客(富裕層)に対して自宅に訪問し、投資信託や保険商品等の金融商品を販売していました。
また、既存顧客(個人ローン利用中)に対して訪問、電話営業により住宅ローン、フリーローン、カードローン等の販売をしていました。
第二地銀でのノルマの内容について教えてください
銀行でのノルマの項目は金融商品の手数料ベースにおいて月30万円~40万円がノルマでした。
また、個人ローンについては月200万円の純増借入金額がノルマでした。
金融商品については金額で1000万円~2000万円と大きい金額ではありませんでしたが、私のエリアでは富裕層が少なく、毎月達成するのはかなり厳しい状況でした。
顧客に頭を下げて契約して頂くことや、融資先の経営者に付き合いとして契約して頂くことなども多く、精神的につらいと感じることもありました。
第二地銀を辞めたい、転職したいと思った理由はなんですか?
辞めたいと思った理由は「この先何十年もこの職場で働いていく姿が想像できなかった」からです。
仕事をするにあたってお客様を一番に考えた仕事をしたいと思っていましたが、それができないと感じたからです。
金融商品のノルマが達成できない時は、多少強引にでも契約をとるようにとの上司からの指示、そして融資先への無意味な追加融資(ノルマ達成のため)を横からみていて、お客様ではなく支店の成績が一番大事にしていることだと判断しました。
そのような環境で働いているとふと自分が何をしているのかよくわからなくなることがありました。
また、社内の雰囲気もとても悪く、営業本部の方が支店にくると支店長を怒鳴り散らします。
そして次は支店長が副支店長を、副支店長が代理を、代理が一般社員を怒鳴る。基本的に自分の責任にならないよう他人の仕事を手伝う人は誰もいない。
実際私もかなりハードルの高い仕事をいきなり任されましたが、上司に確認しようとすると「自分で考えろ」とだけ言われました。
他の人に聞いても、誰も責任を負いたくないのでたらいまわしにされます。
結果上司の思うように出来上がらなったのですが、やはり怒鳴り散らされました。
将来仕事にやりがいを見出し生きていくにはとても難しいと感じる職場でした。
第二地銀からの具体的な転職活動について教えてください
転職活動は在職時に行いました。
リクナビ、マイナビ、DODA、リクルートエージェントの4社を利用し、4社ほど受けました。
専門商社や不動産会社、マーケティング会社を受けました。
最終的には大手不動産仲介会社に転職しました。
選んだ理由は「大手企業で人を大切にしている会社」であることと「専門知識が得られる」と感じたからです。
銀行時代、顧客に対しても社員に対しても大切にしているという印象がなかったため、人を大切にしている企業がいいと思いました。
また、転職活動を始める際、自分に専門知識がほとんどついていないことに焦りを感じたからです。
不動産という分野であればより専門知識がつき、自分の価値が高くなるのではないかと考えました。
第二地銀からの転職は大変でしたか?後悔はありますか?
在職しながらの転職活動は本当に大変でした。
なぜなら転職面接はほとんど平日に行われるからです。
通常業務が終わった後にいそいで面接先に伺い面接。
また、休日や平日の仕事終わりも転職活動に費やしていましたのでハードな生活でした。
ですが銀行を辞めて後悔していることは全くありません。
それに銀行時代で苦しい時間を体験しているので、次の会社は本当に天国のようでした。
やはり会社の顧客に対する姿勢や、働く人の違いはとても大きく感じました。
もう少し早く転職をしていてもよかったのではないかと思うほどです。
第二地銀を辞めたい、転職したいという方にアドバイスはありますか?
今銀行に勤めていてとても大変な時期を過ごしている方も多くいると思います。
そして転職したいけれど銀行を辞めることの不安や日々の業務の疲れで中々一歩踏み出せない人もたくさんいると思います。
私もそのうちの一人でした。
ですが長い将来を考えて、自分がどうありたいのか、どういう人生を歩みたいのか真剣に考えればおのずと答えは出ます。
楽しく、やりがいをもって仕事に取り組める環境はたくさんあります。
どうか勇気をもって一歩踏み出し、行動してみてください。
とても素敵な世界が待っていると思います。
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