こんにちは!管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
先日知り合いのつてで、第二地方銀行から転職した方に色々と話を聞いてきたのでご紹介します。
転職を考えている第二地方銀行員の方は必見の内容だと思いますよ。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
では、さっそくどうぞ↓↓↓
20代後半から退職する34歳まで大阪府内で法人営業をしていました。
目次
第二地方銀行での仕事の内容を教えてください
私が行っていた法人営業には2つあります。
1つは既存の法人のお客様に対して、運転資金や設備資金等の融資対応を行ったり、貿易取引等に対して外国へ資金の送金等を行っていました。
もう1つは当行と取引関係にない法人のお客様に新規営業を行っておりました。
第二地方銀行でのノルマの内容について教えてください
プロパー融資の実行額
保証協会融資の実行額
ホームローン等個人ローンの実行額
法人の新規取引先増加数
投資信託や個人年金保険等の預り資産販売額及び獲得収益額
クレジットカード新規獲得数
年金取引先数
クーポンスワップ
外国送金等の外国取引にかかる収益獲得額
法人様向けの保険や関連会社のリース新規取引先及び獲得収益額
関連会社の給与計算代行サービス
お客様への不動産情報の提供ポイント
積立預金取引等です。
とてもつらく重たい目標、ノルマでした。
第二地方銀行を転職したい、辞めたいと思った理由を教えてください
現在上場企業を中心に企業業績は回復傾向にあり、ベースアップやボーナス等一時金の増加等とても良い流れになってきております。
一方、メガバンク、地方銀行、信用金庫、信用組合等の金融機関を取り巻く環境はかつてないほど厳しい環境にあります。
マイナス金利制度の導入以降、事業性融資、ホームローン等貸出金利回りは低下の一途をたどっており、非常に厳しい環境下にあります、金融機関は店舗の閉鎖や統合、従業員の人件費カット、物件費の大幅カット等を断行しており、従業員はみんな疲弊している状態にあります。
私が勤めていた金融機関についても同様で、生き残りをかけて関西アーバン銀行、近畿大阪銀行、みなと銀行とグループを越えた統合となった他、重複する店舗の見直しに着手すると同時に傘下の銀行で働く従業員のボーナスのカットに加えて、人事制度改革(実際には人件費の大幅カット)に取り組んでおり、これまでの給与水準を維持することは困難でまさに冬の時代です。
私は不動産部門にもおり、宅建等の資格を持っていたことから、一念発起し、退職し独立することとしました。
これからAIがどんどん進化すれば銀行員は要らないとまで言われています。見切りを付けて新たなステップすることを決断しました。
第二地銀からの転職活動について教えてください
転職活動は在職時にしました。
リクルート等の転職サイトやエージェントを利用しました。
5社ほど受けましたが、最終的に独立開業しました。
主に銀行員時代に従事した不動産販売会社やデベロッパーを受けました。
私は銀行員時代に従事した不動産部門に強く興味を持っていたことから、保有する資格が活かせる不動産販売会社やデベロッパーを中心に転職活動を致しました。
非常に興味深い業種であったことから、積極的に面接をこなして行きましたが、組織の中で自分の力を活かしていくことは大きな仕事に携われるというメリットの他、自分の責任の下、能力を最大限活かそうと思うと、組織ではなく、独立してやっていくことがいいのではないかと思い、最終的に独立開業する道を選びました。
転職活動はとても大変でした。私にも妻と子供がおり、このまま慣れた環境で仕事を続けて行くことの方が楽なのではないかととてもとても悩みました。
自分自身の置かれている環境を変えることは大きなチャレンジであると共に大きなギャンブルでもあると感じました。
第二地銀を辞めて後悔はありませんか?
家族とも何度も何度も相談を重ねて出した独立開業という決断には全く後悔もしておりません。
非常に晴れやかな心持ちです。後悔しないために前に進むことが出来たと言う点ではとても満足しています。
第二地銀を転職したい、辞めたいと今思っている方にアドバイスはありますか?
現在銀行を取り巻く環境は非常に厳しい環境下にあります。新たに自分の道を見つけて、そこに踏み出そうという決断をすることはとても暗闇の中に飛び込む様で怖いです。
でも一度しかない人生です。自分の思い描く人生が見つかれば、人生をリスタートすることは何も問題はないと思ってます。
自分にジャストフィットしてピッタリな仕事に出会うことはその後の人生を豊かなものにすることは間違いなしだと思います。 怖がらずに頑張って下さい。
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