こんにちは!管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
先日知り合いのつてで、第二地方銀行から転職した方に色々と話を聞いてきたのでご紹介します。
転職を考えている第二地方銀行員の方は必見の内容だと思いますよ。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
では、さっそくどうぞ↓↓↓
28歳男で関東地区の第一地銀で働いていました。仕事は支店で中小企業を中心に融資渉外担当として営業してました。
目次
地銀での仕事の内容について教えてください
中小企業及び大企業への融資営業、事業承継、M&A、ビジネスマッチング、個人への生保・投信等の預かり資産販売営業を中心に活動していました。
担当割合は8:2で法人が中心でした。 特に多かった業種は不動産業が多く、ハコモノ案件も多く取り上げてました。
地銀でのノルマの内容を教えてください
中小企業向け融資残高純増額12億5千万、大企業向け融資残高純増額7億8千万円、法人新規取引先獲得8件、定期預金純増額1億4500万円、投信販売手数料獲得額90万円、生保販売手数料獲得額140万円、外貨販売手数料獲得額40万円 支店の中でも法人新規獲得の管理者だったため、法人寄りの目標設定でした。
法人への営業をする傍らで、社長に投信や生保を販売して個人向け営業の目標を片付けるといった感じがでしょうか。
そのため、お願い営業が中心でしたが、その分法人融資に関してはニーズに沿った融資を行う事を心がけてました。
地銀を転職したいと思った理由は何ですか?
辞めたかった理由は3つ。
1.賃金への不満
2.顧客満足ではなく、銀行目線での営業を強いられたこと
3.精神的ストレス
1については、古い体質である銀行ならではというか、年功序列制がまだまだ根強かったため、自分の実績に見合った報酬を得られてないと不満を感じました。
2については、支店の数字が中心で、特に期末月に優良取引先へ行き頭を下げて1ヶ月だけ融資をお願いしたり、取引先の社長に付き合いで投信を100万買ってもらったりをしたあげく、お客さんからの融資申出については支店長判断で謝絶しなきゃいけなかったりと、顧客本位ではなく、銀行本位の営業活動に嫌気が差したのと、お客さんの助けになりたくて入った銀行でお客さんを苦しめるような事をしている自分が虚しくなったことも辞めようと決断したきっかけです。
3については、取引先で懇意にしている社長から融資の返済が難しいと相談を受けた際に、お客さんの要望通りに条件変更を行い、立て直しを図りたかったにも関わらず、支店の判断で到底達成出来ないような条件でのリスケをすることになり、社長から土下座をされて要求通りの条件変更にしてくれと懇願された時です。
それまでは一番頼れる銀行員という立場だったにも関わらず、一瞬で裏切り者扱いとなり恨まれる立場となってしまったことに精神的苦痛を覚え、辞める事を決断しました。
地銀からの転職の具体的な方法について教えてください
転職サイトのマイナビに登録後、3社面接をしました。 法人営業をマスト条件とし、金融関係を中心に3社受けました。
最終的には、銀行員時代の経験を活かして、金融関係の法人営業へ転職しました。
金融関係と言っても生保や証券会社では無く、ニッチ産業でありこれからの成長性が期待出来る企業であり、面接を受けてる際に、面接官の爽やかなやる気を感じて(体育会系ではなく)、やりがいを持って取り組んでる人が多い社風だと感じて、転職を決意しました。
実際にやりがいはあるし、同僚上司も非常に前向きに取り組んでいて、顧客本位で営業活動をしていてやりやすいです。
地銀からの転職は大変でしたか?後悔していますか?
転職活動はありがたいことに、非常にスムーズに決まったので大変だと思うことはありませんでした。 強いて言うなら、引継期間は取れるだけ長めに取れば良かったなとは思います。
転職をして、本当に人生がすごく楽しくなったしストレスもかなり軽減したので、辞めて本当に良かったなと思います。
辞めた今でも、同期や先輩、お客さんからも連絡をもらってつながりを持ててるのは、財産ですし銀行に勤めて良かったなと思うことももちろんありますが、今は辞めて良かったなと思います。
地銀からの転職したい、辞めたいと思っている人にアドバイスはありますか?
自分の信念ややりたい事をじっくり考えて下さい。
やりたくない事や、自分が買わないと思っている商品を営業したところでお客さんにも見透かされてます。
逆に本気で取り組んでいれば、最初警戒していた人でもそのうち心変わりしてきます。 前職でも懇意にしている人には熱意を感じてもらえる事が多かったです。
また人生は一度きりで、仕事は我慢するものと割り切ってしまうのは勿体無いと思います。
仕事も含めて楽しい人生を送れることが、自分にとっても家族にとっても大切だと思います。
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