こんにちは!管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
先日知り合いのつてで、第一地銀で法人営業をしていた行員の方に色々と話を聞いてきたのでご紹介します。
転職を考えている銀行員の方は必見の内容だと思いますよ。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
では、さっそくどうぞ↓↓↓
私は当時28歳の男性で主に法人営業を担当していました。
目次
銀行での法人営業としての仕事内容はどういったものでしたか?
主に法人に対する融資提案などの営業活動を行っていましたが、それだけではなく、個人客に対するローンセールスや金融商品の提案など幅広い営業活動を行なっていました。その他資産査定等の事務処理も同時に行っていました。
銀行での法人営業のノルマの内容はどういったものでしたか?
ノルマとしては個人の目標として通期(6ヶ月)で新規の事業融資先を約10先程度の獲得、融資金額にて、10億円程度の獲得目標を設定されていました。
また、個人向けローンの獲得目標が金額にて2000万円程度、金融商品の獲得目標も手数料ベースで設定されていました。
もちろんノルマを達成出来ないケースのほうが多く、達成出来なかった場合は上司のあたりが強くなったり、毎日の行動を徹底的に管理されるなど非常に窮屈に感じることが多かったからです。
銀行の法人営業を辞めたい、転職したいと思った理由はなんですか?
具体的に辞めたいと思ったのは単純にノルマが厳しいことや、業務内容が自分にあまり合っていないように感じたというのもありますが、大変な仕事にもかかわらず報われる場面や達成感を感じる場面に出会うことが無かったというのも一つの要因だったと思います。
例えば法人営業として、営業活動を新規の法人に行って、度重なる努力の末に契約を結ぶことが出来たとき、ものすごい時間と労力を要していたにも関わらず、上司からの労いや褒められたりすることはほとんどなく、すぐに別のノルマ、個人向けローンの獲得や金融商品販売の運動などで詰められてしまうなどといったゴールの見えない営業活動がとても苦痛に感じるケースが非常に多かったように感じます。
また、これまで取引のあった既存のお客様に対しても、業績があまり良くなくなってきて、資金繰りが厳しくなってくると、融資の相談などがあった時に本当に力を貸して欲しいと頼まれた時に銀行の方針として融資を断ったりするケースも多く、一体自分が何を大事に考えて仕事をしているのか、自分の中でわからなくなってしまうことが度々ありました。
仕事をしていく上で自分のポリシーや、大事にしていくものを持つことはとても大事だと思いますが、それが出来なかったことが退職の決め手となりました。
銀行員の法人営業からの転職活動は具体的にどういったものでしたか?
転職活動は在職時に行いました。
転職サイトに登録し、アドバイザーの意見を聞いた。 製造業など複数業種にて何社か紹介してもらったが最終的には公務員となった。 最終的には地元に戻って地方公務員になりました。
家族が公務員だったということもあり、公務員試験を受けてみたら受かったのでそのまま転職まで至りました。公務員は福利厚生面がしっかりしているのはもちろんですが、個人の利益や組織としてメリットを追求していくのではなく、地方のため、住民のためというのをモットーにして、より良い町づくりのために貢献していけるというところに非常に魅力を感じたことが公務員への転職の決め手となりました。
銀行員の法人営業からの転職は大変でしたか?後悔はありますか?
転職活動自体はそれほど大変ではなかったのですが、転職するにあたって職場の人への説明や、退職が決まってからの人間関係についてはとても気を使いましたし、大変だったと思います。
決して人員に余裕のある職場ではなく、良くしてくれた人もいるので極力迷惑のかからないように退職するのがとても大変でした。しかし、今となっては勇気を出して他のフィールドに移ったことを後悔はしてないですし、一歩前に踏み出してみて良かったと思います。
今銀行を辞めたい、転職したいと考えている方にアドバイスはありますか?
今手にしてる仕事や人間関係を放棄して、新しい職場で一から全てを作りあげていくということはとても勇気がいることであるのは間違いないけれど、10年20年先を考えた時に自分が胸を張って誇れる仕事なのかどうかはゆっくり考えてみたほうがいいと思う。
その上で銀行という仕事に誇りを持てれば良いと思うし、それが難しいのであれば勇気を振り絞って他の自分自身が誇りを持って取り組める仕事を探してみる方が良いのではないかと個人的には思います。
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