今回は銀行員にどういった能力が求められるのか、
ということをお伝えしたいと思います。
私は元々銀行員でした。
銀行では結構いい評価をもらっていて、
辞める時はなんでお前が辞めるんだと言われる形で辞めました。
結局は銀行が自分の性に合ってなかったということなんですが、
そういった私が銀行員に求められる能力とは何なのかについてお伝えします。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
銀行員に求められる能力とは?
銀行員に求められる能力は、
社外的なもの、社内的なものの2つに大きく分かれます。
なぜなら銀行に置いては、
必ずしも仕事ができる人間が出世するとは限らないからです。
仕事ができなくても、学歴や派閥によっては、
引き上げられて出世する人もいますし、
仕事できても、学歴や派閥によっては、
全然出世できない人もいます。
なので、社外的、つまり対顧客に対して求められる能力と
社内的、つまり対内部に対して求められる能力があります。
今回はそれぞれ分けてご説明します。
また、今回は基本的に法人融資担当者という目線で説明していきます。
社外的に求められる能力
社外的、つまり対顧客に対して求められるのは以下のものです。
・交渉力
・コミュニケーション能力。
・笑顔
・財務知識
・経済
・税務知識
・人事、総務知識
・ゴルフ
・・・・・・
見てもらえれば分かりますが、
本当に広く浅い知識が求められます。
どんな話題に対してもある程度の回答ができ、
ある程度の意見が言える知識が必要です。
また、顧客の悩みを解決するということが、
銀行員の仕事なので、顧客と仲良くなるコミュニケーション能力は必須で、
さらに、この人に聞いたらなんでも答えてくれる、教えてくれるといった信頼感を与えるためにも、本当に様々な知識が持っておく必要があります。
なので、外部的には圧倒的なゼネラリストとしての能力が求められます。
例えば、ゲームでよくあるようにその人の能力の六角形があるとしたら、
歪な形ではなく、綺麗な六角形となっている能力が求められるということです。
社内的に求められる能力
社内的に求められる能力は以下の通りです。
・コミュニケーション能力
・笑顔
・交渉力。
・立ち位置の把握。
・空気を読む
・気配り
・・・・・・
社内的に求められる能力はいくつかありますが、
結局は、コミュニケーション能力と交渉力、空気を読むと言うことです。
この3つは本当に必要です。
銀行の仕事はほとんどが自分一人では完結できないので、
誰かに何かを頼まなければいけません。
しかも、仕事ができる人は、
誰よりも優先的に自分の仕事をしてもらえるように、
社内営業をしています。
お願いする人に日頃から声を掛けたり、
何かお土産を買ったりなどなど、
できる人ほどこういったことを露骨に見せずに、
自然にやってます。
近視眼的にはそういった仕事をしてくれる人に対しての営業が必要ですが、
銀行全体でみるとさらに必要なものがあります。
銀行って綺麗に派閥、学閥があるので、
そこをきちんと立ち回る術が必要になります。
ここをおそろかにする人いるんですが、
ここはきちんと押さえておいた方がいいです。
俺は全然出世に興味ないと言う人もいるかもしれませんが、
出世に興味なかったとしても、これはやって置いた方がいいです。
でないと出世どころか、僻地に飛ぶ可能性があるからです。
そのためには、今の自分の立ち位置をきちんと把握して、
学閥、派閥の方に認識してもらうこと。
実際認識してもらうだけで十分です。
どこかできちんと爪痕を残しておきましょう。
人間はやっぱり何かしら知っている人間を近くにおきたがるものです。
おべっかやごますりは面倒臭いので、
とりあえず認識してもらう、正直これだけで本当に違います。
結局、銀行員に求められるものとは?
今回は銀行員に求められる能力ということで、
社外的、社内的に分けてご紹介しました。
結局銀行員に求められるのは、
ゼネラリストです。
つまり、何でも浅く広く平均点を叩き出せる能力です。
ただ、これ転職の時は非常にやっかいで、ゼネラリストは転職が非常に厳しいです。
転職で求められるのは、即戦力でスペシャリストだからです。
六角形の形は歪でもスペシャルな能力を持った人が重宝されます。
つまり、銀行員に求められる能力を極めていくと、
結局はその銀行で生き残れるスキルが身につきます。
銀行にとっては、転職されずに戦力ダウンにもならないので、
願ったり叶ったりです。
俺は定年までこの銀行と添い遂げる!
と考えている方は、ゼネラリストの道をひた走ってください。
銀行ちょっと苦しいなと思っている方は、
スペシャリストの道を選ぶor転職活動をしてみて、
外の世界を見てみるということをされるのをオススメします。
そして、
銀行員が転職で活動で成功するためには、事前に知っておくべきことやいくつかのポイント,コツがあります。
ポイントやコツについては、次章にまとめましたので、銀行から転職して後悔したくない方はこちらもご覧ください。
銀行員が転職で成功するポイントは?
銀行員が転職で成功するには、今あるスキルや知識を生かした転職をすることです。
というのも、今あるスキルや知識を生かすことで、“精神的にも不安がなく、安定した転職”ができますし、“年収等条件的にも今と変わらない条件での転職”ができるからです。
では、「銀行員の今ある知識やスキルとは何でしょうか?」
一般的な銀行員の知識やスキルは以下のようなものじゃないでしょうか。
・営業
・法人営業
・金融知識
・財務知識
・接客
・事務
これらの知識やスキルを生かした転職をするとなると、選択肢は意外とあります。
これを元にいい条件の求人を探す場合は、転職エージェントから“非公開求人”をもらってみましょう。
非公開求人のように、条件のいいハイキャリア求人を見ていると、「自分にはどういったキャリアや選択肢があるのか?」といったものが徐々に見えてくるようになります。
以上をまとめると、銀行員が転職で成功するためには、以下の2点に注意しながら転職活動する必要があります。
①今ある知識やスキルを生かした転職活動をする
②年収等条件面を落とさないハイキャリアな求人を中心の転職活動をする。
この2つを満たす転職活動をするなら、転職エージェントを利用するのが確実です。
というのも、ハローワークや一般転職サイトで転職活動すると確実に年収等条件面が下がるからです。
一般的に見ても、銀行員の給与水準は高いです。
そのため、同じ年齢で別職種、別業界へ転職となると、一般転職サイト、ハローワークでは給与が落ちる可能性が高いです。
また、一般的な求人だと銀行員であるあなたが納得できる求人は少ないです。
なので、銀行員は、非公開求人が豊富で、ハイキャリア(条件面がいい)求人が充実している転職エージェントを利用する必要があります。
そういった銀行員が使うべき転職エージェントはリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは、キャリアカウンセラーと呼ばれる方達が↓のようなサービスを提供してくれます。
・非公開求人の提供
・求人の応募
・履歴書、職務経歴遺書の添削。
・面接の日程の調整
・模擬面接、面接対策。
・面接後の会社からの反応の聞き取り。
・給与等条件面の交渉。
そして、リクルートエージェントのポイントは、
①非公開求人、ハイキャリアの求人が豊富。
②履歴書、職務経歴書、面接のサポートが丁寧。
③担当者が有能で、相談しやすい。
リクルートエージェントは、非公開求人数が10万件以上と業界最大級で、銀行員が転職で見るべきハイキャリアな求人が豊富です。
流れとしては、キャリアカウンセラーと面接の際に秘匿性の高い非公開求人がもらえるようになっています。
また、業界最大手のため優秀な人材が集まります。
なので、“担当者の能力が高い”
能力が高いので、信頼できますし、あなたの希望にマッチした求人を紹介してくれやすいですし、面接対策もバッチリしてくれます。
エージェントを利用した転職活動では、担当者の質の高さは本当に大事です!
今銀行員であることに悩んでいて、
精神的にも不安なく転職をしたい。
年収等条件面は落としたくない。
といった気持ちの方は利用を検討してみましょう。
非公開求人は早い者勝ち
転職はタイミングが全てです。
転職エージェントを利用して、転職活動をしているとかなりびっくりすることがあります。
それは、“非公開求人の採用人数の少なさ”です。
考えてみれば当たり前なんですが、非公開求人とは、緊急の募集であったり、少人数の募集のもの、公開してしまうと応募が殺到してしまうものだからです。優良な求人であれば、すぐになくなってしまいます。
ということは、あなたが希望する条件の非公開求人がたった今募集されていて、誰かが応募して締め切られているという可能性もあるということです。
だからこそ、転職はするかしないかは置いておいて、ひとまず転職活動すべきです。
転職活動をしておけば、あなたが希望する条件の非公開求人を見ることができますし、本当に興味があれば選考に進んでもいい。
そして、内定を取ったなら、その時にどうするか悩みましょう。
銀行を辞めるべきか、辞めないべきか。
というのは人生において結構大きな決断です。
でも、それは、銀行以外の選択肢ができて初めて悩むことができるとも言えます。
だから、ひとまず転職活動をしてみて、
いい転職先が見つかれば転職
見つからなければ、銀行に残るor 次の転職に備える。
とシンプルに考えていきましょう!
ひとまずエージェントに相談するところからはじめてみましょう
次の記事『銀行員の転職は早いに越したことはないという話。』へ進む→