こんにちは!管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員していました。
先日知り合いのつてで、北陸の地銀の支店後方事務をしていた女性に色々と話を聞いてきたのでご紹介します。
転職を考えている地銀の女性の方は必見の内容だと思いますよ。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
では、さっそくどうぞ↓↓↓
私は当時23歳女で銀行内の現金管理をしていました
目次
銀行の後方事務の仕事内容はどういったものでしたか?
窓口の窓口という感じで、大口の入金・出金、新札の出金、支店内の現金管理、ATMの管理をしていました。毎日小切手、現金の金額を1円単位まで合わせる担当でした。 その県の母店だったため、日本銀行へ行って現金の出し入れもしていました。
銀行の後方事務としてのノルマはどういったものでしたか?
新規口座開設、カードローン新規発行、各月5件。
半期で定期預金1,000万円、
外貨預金500万円、
投資信託500万円、
生命保険100万円。
直接お客さんと接するわけではないため、業務をこなしていれば達成できるものではなく、最初は親、親戚、親の知り合いから獲得していました。
窓口終了後に顧客の残高を確認して、投資信託の営業電話をしたり、知り合いに手紙を書いたりしていました。最初は家族等にお願いできるが、それでは続かないのでこのノルマがずっと続くと思うと辛かったです。
銀行の後方事務を辞めたい、転職したいと思った理由はなんですか?
多くのノルマがずっと続くと思うと正直厳しいと感じていて嫌で嫌で仕方がなかったです。最初は父親も協力してくれたため家族等でそこそこ数字はあげていたが長くは続かないと思いました。
毎日ノルマに対してどのくらい獲得したかの報告をするのも気が重かったです。ノルマを達成してもすぐに新たなノルマがやってくるので終わりがないです。窓口担当間ではノルマの奪い合いもあったようで、それを聞くと嫌な気持ちになりました。
休日に友達を会ってもカードローンお願いしようかな、と思ったりしていました。実際にはお願いしませんでしたが、ずっとこんな感じで考えていくのはしんどいです。
さらに現金管理の仕事を教えてくれた先輩は企業をまわる得意先に異動し、その先輩は4年生大学を出ていました。同じ部署にいる4年生大学を出たのは私だけとなったため、そのうち得意先に異動するのでは、とビクビクしていました。
得意先に異動するとノルマが投資信託だけで半期で5,000万円など非常に多くなるのも怖かったです。また、大学ではまったく違うことを勉強していたので、そのことに関することをやりたい、という想いもフツフツとわいてきていました。 あと、パートのお局のような人に目をつけられていたのも地味に嫌でした。
銀行の後方事務からの具体的な転職活動について教えてください
転職活動は在職時に行いました。
ハローワーク ・転職サイト(エンジャパン)、派遣会社登録しました。
食品分析ができる企業を基本として、2社受けました。
大学で学んでいた食品分析がしたい、という理由から食品分析ができる企業に転職しました。最初の試験期間はアルバイト扱いだったと思いますが、3ヶ月経過した際に正社員にしてもらいました。
銀行経験者ということがあり担当者の思いつきで最初は総務部に配属になってしまいました。小口現金管理、立替金清算、稟議書管理、イベント準備・運営、社長秘書業務、上場事務など業務は多岐に渡りました。
そこから当初の分析業務ができるようになったのは無事に上場し、入社してから2年くらい経ってからでした。
銀行の後方事務からの転職は大変でしたか?後悔はありますか?
次の会社は意外と早く決まったため、そんなに大変という感じはありませんでした。銀行で勤務していた、というのは企業にとっては「ちゃんとしている」という印象がありそうでした。
転職先はいわゆるブラック企業だったので銀行は待遇面等ちゃんとしていたな、と改めて思いました。ですが転職して今は銀行よりも居心地のいいところにいます。不思議な感じです。1社目が銀行だったおかげできっちり確実に仕事をする基礎ができたのはよかったと思います。
銀行の後方事務を辞めたい、転職したいと思っている方にアドバイスはありますか?
自分に仕事が合っていない、と思うのであれば転職してもいいと思います。しかし銀行で学んだことは損にはなりません。窓口業務やマイカーローン等の担当であれば業務要領がきっちり決まっているので、そればありがたいです。業務のチェック体制も悪いことができないようになっているので、違う会社で働く場合も運用の参考になると思います。一度きりの人生ですので、後悔のないように自分に合った職を選んでもらえたら、と思います。
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