私は元々銀行員で、今は転職をしてゆったりとした仕事をしています。
そんな“元銀行員の私が転職、退職した際に後悔したこと”についてお伝えします。
また“他の銀行員が転職後に後悔したこと”についてもまとめました。
「銀行から転職して後悔しないかなあ。」
「銀行を辞めて後悔したくない!」
「銀行辞めたいけど、やっぱりちょっと怖い。」
とあなたは悩んでいるんじゃないでしょうか。
なぜそう思うかというと、私も銀行を辞めるときこんなことを思っていたからです。
でも、今はそんなことは全く思っていません。
それはおそらく今が充実しているからです。
なので、銀行員辞めて後悔しないためには、結局、自分が望むいい条件の転職先を見つけることです。
もしあなたが「銀行から転職して後悔したくない」と思うのなら、「自分にはどういった選択肢やキャリアがあるのかな?」といったところから、まずは”大手企業の非公開求人”を見てみませんか?
そういった銀行員の方には、非公開求人が豊富で、ハイキャリア求人が充実しているリクルートエージェントがオススメです。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
目次
銀行員の転職、退職理由とは?
また、私自身や私の周りで転職した人に聞くと、銀行を転職したい理由は大体次の4つに集約されました。
①ノルマ
②人間関係
③転勤
④キャリアビジョン
①銀行員のノルマについて
これが全てと言ってもいいかもしれないですね。
銀行員のノルマは本当に大変ですよね。一番大変なのは、ノルマの種類が多いことではないでしょうか。
今考えただけでもうんざりします。
ちょっと考えただけでも、融資、収益目標、カードローン、クレジットカード、投信、保険、とこれだけ浮かんできます。
総合職の方もそうですが、一般職の女性にも結構なノルマがあるのでやはりあれは大変です。
ノルマがあるから、支店間や支店内で顧客の取り合いがあったりしますし、さらにそのせいで人間関係がが悪化したりしますよね。
実際、ノルマが辛くて、うつになる人や退職する人などたくさん見てきましたが、そういった人はみんな責任感が強い人です。
そういう方は、転職してノルマではなく、質を求めるような仕事に就くとかなり活躍している人が多いです。
②人間関係について
銀行員の場合は、“支店であれば支店長は絶対”ですよね。銀行を離れてみて思いますが、やはりあの雰囲気は異様です。
もちろんいい支店長であればいいですが、悪い支店長だったら最悪ですよね。
銀行の異動は、2年-4年なので最悪その間我慢すればいいですが、“それを我慢できるのか”という話です。
私自身も最悪な支店長の時代が1年2ヶ月ありましたが、あれが3年も続くと考えると、我慢できた自信はないです。
また、銀行の場合派閥もありますよね。
私は支店の人間関係よりもあれが耐えれませんでした。
どこの会社にもあるのかもしれませんが、やっぱり銀行のは強烈です。
なんだか大の大人がすることではないですよね。
他の会社に入るとかなりびっくりしますが、あそこまでの体育会系のノリや昔ながら上下関係はないです。
転職して、人間関係に悩まされなくなったいう方も結構多いです。
③転勤について
これも結構大きい理由ですね。
メガバンクであれば、全国転勤がありますし、地銀だったとしても基本的にその県内もしくは営業圏内は異動しなければいけません。
そして、子供が大きくなると、単身赴任する可能性が高くなります。
私の友人は一時期地銀で、県外の店舗に勤めていた時期がありましたが、その時の上司はみんな単身赴任だったそう。
せっかく建てた一軒家に家族と一緒に住めないってなんだかやっぱりちょっと悲しいですよね。
そんな思いで転職を決意される方も結構多いです。
この間、転勤のない企業へ転職した先輩に会いましたが、「10年後も娘と一緒に住めると思うと嬉しい」と笑顔で言ってました。
④キャリアビジョンについて
前3つはネガティブな理由ですが、これは少しポジティブな理由で、私の同期がこれを理由に転職していました。
銀行員であるあなたに究極の質問をします。
「あなたは支店長になりたいですか?」
もしもこの答えがNOであるのなら、転職を考えた方がいいかもしれません。
というのも、銀行の場合は、かなりキャリアが限定的だからです。
もちろん支店長どころか頭取を目指している人もいるかもしれませんし、もっと銀行の本部で別のキャリアを考えている方もいると思います。
ですが、現実問題、銀行員の8割は支店勤務になるので、ほとんどの銀行員は支店の中で今後のキャリアを考える必要があります。
支店の中でキャリアを考えると、融資、投信、総務、管理職、支店長、この辺りを想定していくことになります。
もちろん、銀行でも本部などに行けばもっと様々なキャリアは考えられますが、そこにいくには学歴、学閥、派閥、実績、資格などなど様々なハードルを乗り越える必要があります。
また、たとえそのキャリアになれたとしても、また支店に戻るということも十分考えておかないといけません。
私の先輩で、銀行で広報を担当していた方がいましたが、銀行員なので5年で支店に戻されてしまいました。
結局その方は広告代理店に転職をして、今はその代理店の支社長をされています。
銀行員で長く本部にいる方はかなり多いですが、それでも銀行員のほとんどは支店勤務です。
だから、「あなたが考えるべきは、支店で自分のキャリアが描けるのか?」ということです。
もっと極端に言うと、あなたは支店長になりたいですか?ということです。
もしこの答えがNOであったり、他に描きたいキャリアがあるのであれば、転職を考えるべきです。
なぜなら、銀行以外であれば、長くそのキャリアに携わることができるからです。
まだ、自分の将来像やキャリアを描けていない方は、この機会に一度自分の今後のキャリアを考えてみましょう!
そして、それが銀行で達成できるのかどうかも合わせて考えてみましょう。
次に私が実際に銀行を退職、転職して後悔したことをご紹介します。
私が銀行を退職して後悔したこと
私は銀行を退職した時、本当に後悔しました。
「なぜ後悔したのか?」
「何を後悔したのか?」
その辺り詳しく書いていきます。
私が銀行を退職して後悔したこと
私が銀行を退職して後悔したことは、転職先を決めずに退職してしまったことです。
要するに、退職後の転職活動でいい転職先が見つからなかったことです。
「ノルマが辛い」
「オレ何のために仕事してるんだろう?」
「この生活をあと20年もするイメージが湧かない」
「転勤したくない」
などあなたが辞めたいと思う理由は色々とあると思いますが、この後詳しく書きますが、銀行員には退職後に転職活動をしてはいけない理由があります。
銀行を一旦辞めて転職活動をすることは絶対にしないでください!
本当に辛くてしょうがないときもあるかと思いますが、それでもその時は最低限“景気がいい時にに辞めた方がいい”です。
それでもベストはきちんと転職先を決めてから辞めることです。
それほど不景気の時の銀行員の転職は結構大変です。
実際に私が銀行を退職したのは、「給料が下がってもいいから、もっとゆっくりとした仕事がしたい」と思ったからです。
当初は、働きながら転職活動をしていましたが、重要な役員面接などの時に限って、どうしても外せない接待や組合活動、休日出勤が重なってしまい、結局は採用までにはいきませんでした。
ただ、その時本当にいい求人がたくさんあって、実際選ぶのが大変なくらいでした。
これは「一旦退職してから転職活動した方が断然いいな」ということで一旦退職して転職活動をすることにしました。
なぜ私は転職できなかったのか
そして、私は転職活動をするために、一旦銀行を退職しました。
ただ、ここで大事件がおきます。
それは、、、、、
リーマンショック!!!
サブプライム問題などありましたが、リーマンショック前というのは日本の景気はすこぶる順調でした。
日本の景気がいいということは、転職市場をいいということです。
なのでリーマンショック前は本当にいろんな求人がありましたが、リーマンショック後は求人は激減しましたし、良質な求人は皆無でした。
世の中って本当に地獄だなと思いました。。。。
おそらくあの大不況の中で銀行員だったから、転職の求人にブラック企業しか受けることのできない絶望は、経験した人にしか分からないですし、正直誰にも経験してほしくないレベルです。
それでも働かないわけにはいかなかったので、転職エージェントのサポートを受けて、なんとかホワイト企業の間接部門に転職できましたが、本当に大変でした。
でも本当に運が良かったですし、最終的にはあの時一歩踏み出してよかったです。
また、私の周りの元銀行員にも退職して後悔してないかなど聞いてみたので次章でまとめてお伝えします。
銀行員を退職して後悔したこと
前章では、“私が銀行を辞めて後悔したこと”についてまとめました。
本章では、“私の知り合いの元銀行員で転職して後悔したこと”について聞いてみたのでまとめてご紹介します。
銀行員を辞めて後悔したこと
・給料が下がった。
・将来性が不安。
・福利厚生が悪くなった。
意見として色々あったんですが、実際はこの3つに集約されました。
転職してやはり給与や待遇面が悪くなった人も多く、また転職した会社の将来性に不安があるとの回答もちらほらありました。
確かに最近で言えば、シャープや東芝など大手一流企業と言われていた会社でさえ、急に業績が悪くなってしまう世の中ですからその気持ち分からなくもないです。
やっぱりなんだかんだ言って、銀行が潰れるケースってかなり稀で、潰れても普通に再建してきた歴史もあるので、やっぱり安定性という意味ではかなり強い業種だと言えます。
特に地方だと今は、安泰と言われてる企業は10年後、20年後考えると分かりません。
銀行員が転職して後悔しないためにすべきこと
銀行員が転職して後悔しないために、すべきことは“誰かに相談すること”です。
相談することで、今のあなたの状況を客観的にみることができます。
客観的に見ることで、今のあなたの状態が恵まれているのかどうか判断することができます。
ただ、客観的に見たとしても感じ方は人それぞれなので、それでもあなたがもし辛いと感じるのなら、転職活動を始めましょう。
人間仕事に向き不向きがあります。
銀行員は色々な仕事をしていると思います。
ですが、銀行の仕事てつらいことが95%を占めると言っても過言ではありません。
上司にはノルマを詰められるし、お客様からもいろんなクレームを言われるし、訳のわからないお客様を相手にしないといけない場合もあるしノルマがいっぱいあるので、自分自身アップアップになるし。
楽しいことって本当になかったなー。笑
私は銀行員をしていて、いきなり出社しなくなる人、頭がおかしくなってしまう人、鬱になってしまう人。正直いろんな人を見てきました。
私もその一歩手前というか、ちょっと心療内科に通ったこともあります。その人たちみんなに言えるのが、“すごく真面目”だということ。
真面目な人は銀行員には向かないのかもしれませんね。
銀行って色んな角度からパーフェクトを求めてきます。
全部をパーフェクトにできればいいんですけど、やっぱりそんなことはできなくて。
それでも求められるのでパーフェクトを目指してしまうと鬱っぽくなってしまうんですよね。
じゃあどうしたらいいの?
銀行って転職者を受け入れることって結構すくないので、入行してから最後までその銀行に勤める人が大多数です。
だから銀行の中の人ってそこしか知らない。
言い換えるなら、銀行という中が社会の全てだと思ってる。
もしあなたが真面目で銀行からパーフェクトを求められて悩んでいるのなら、
外の世界を知ってほしい
ちょっとメルヘンチックな話になるかもしれませんが、世界はマジで広いです。
私は銀行で働いていたときは世界の全て、社会の全ては銀行だと思ってましたが、そんなことは全然ないです。
あなたが今もし少しでも“銀行が辛い”と考えているのなら、やっぱりまずは誰かに相談してみましょう。
相談して、あなたが今の状況が客観的に普通なのか、正常な状態なのか判断してもらいましょう。
またその手段として転職活動をするというのも一つのいい選択です。
もし「転職活動してみよう!」と思うのであれば、
銀行員の転職活動には、知っておくべきこと、成功するためのコツやポイントがあるのでそこさえ抑えることができれば、比較的簡単に転職できてしまいます。
コツやポイントについては、次章で詳しくご紹介しますので、転職で成功したい方はこちらをご覧ください。
銀行員が転職で成功するポイントは?
“銀行員が転職で成功するためのポイント”ついては下記記事にまとめていますので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
→銀行員の転職は早いに越したことはないという話。
銀行員が転職で成功するには、今あるスキルや知識を生かした転職をすることです。
というのも、今あるスキルや知識を生かすことで、年収等条件的にも今と変わらない条件での転職ができるからです。
では、「銀行員の今ある知識やスキルとは何でしょうか?」
一般的な銀行員の知識やスキルは以下のようなものじゃないでしょうか。
・営業
・法人営業
・金融知識
・財務知識
・接客
・事務
これらの知識やスキルを生かした転職をするとなると、選択肢は意外とあります。
これを元にいい条件の求人を探す場合は、転職エージェントから“非公開求人”をもらってみましょう。
非公開求人のように、条件のいいハイキャリア求人を見ていると、「自分にはどういったキャリアや選択肢があるのか?」といったものが徐々に見えてくるようになります。
また、非公開求人をもらうと分かりますが、「え?こんないい企業に中途採用があるの?」ということが結構あります。
なので、まずは非公開求人を見てみましょう。
以上をまとめると、銀行員が転職で成功するためには、以下の2点に注意しながら転職活動する必要があります。
①今ある知識やスキルを生かした転職活動をする
②年収等条件面を落とさないハイキャリアな求人を中心の転職活動をする。
というのも、ハローワークや一般転職サイトで転職活動すると確実に年収等条件面が下がるからです。
一般的に見ても、銀行員の給与水準は高いです。
そのため、別職種、別業界へ転職となると、一般転職サイト、ハローワークでは給与が落ちる可能性が高いです。
なので、銀行員は非公開求人やハイキャリア求人が充実している転職エージェントを利用する必要があります。
そういった銀行員が使うべき転職エージェントはリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは、キャリアカウンセラーと呼ばれる方達が↓のようなサービスを提供してくれます。
・非公開求人の提供
・求人の応募
・履歴書、職務経歴遺書の添削。
・面接の日程の調整
・模擬面接、面接対策。
・面接後の会社からの反応の聞き取り。
・給与等条件面の交渉。
その中で、リクルートエージェントのポイントは、↓です。
①非公開求人が10万件以上とハイキャリアな求人が豊富。
②年収アップ率62.7%、転職実績No1
③担当者が有能で、相談しやすい。
リクルートエージェントを利用すると、年収が上がる案件かつスキルを生かした非公開求人を提案してもらえるので、銀行員の転職には一番ぴったりのサービスです。
流れとしては、キャリアカウンセラーとの面談後に秘匿性の高い非公開求人をもらえるようになっています。
また、リクルートエージェントは、転職実績No.1で業界最大手のエージェントなので、案件数も多く、実績もあるので安心して利用できます。
業界最大手で、担当エージェントの質が高いので、あなたのスキル生かした転職をうまくサポートしてくれます。
そして、一般的な転職エージェントの求人は、首都圏、関西圏の求人が多いですが、リクルートエージェントは拠点数が多く、地方都市の非公開求人もあるので、地銀の方でも普通に使えます。
メガバンクの方はもちろんですが、地銀や信金にお勤めの方で、
転勤をしたくない。
年収を落としたくない。
といった気持ちの方も利用を検討してみましょう。
銀行員辞めたいけどやっぱり辞めるのは怖い。。。
「辞めると親や家族が心配する。。」
「将来安定している銀行を辞めて後悔しないかな。」
「銀行員というステータスを捨てて後悔しないかな。。。」
「銀行を辞めて世間から負け組と思われないかな。。。」
など、あなたが銀行を辞めたいと思いながら、辞められないと思っている理由は色々とあると思います。
でも、銀行から転職した私が今思うのは、全然大丈夫だったということ。
親や家族は、あなたが銀行に勤めていることを望んでいるんじゃなくて、あなたが幸せにしていることを望んでいます。
銀行以外にも安定している会社や仕事は普通にありますし、銀行員というステータスは正直大したものじゃありませんでした。
だから、銀行員辞めたいと思うのであればまずは一歩踏み出してみましょう!
銀行を辞めるべきか、辞めないべきか。
というのは人生において結構大きな決断です。
でも、それは、銀行以外の選択肢ができて初めて悩むことができるとも言えます。
だから、ひとまず転職活動をしてみて、
いい転職先が見つかれば転職
見つからなければ、銀行に残るor 次の転職に備える。
とシンプルに考えていきましょう!
ひとまずエージェントに相談するところからはじめてみましょう
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