こんにちは!バンカーズリアル管理人のsatomiyaです。
今回は昔のつてで、銀行員から転職した方にインタビューができましたのでその模様をご紹介していきます。
今回インタビューできたのは、銀行員5年目の時に、外資の銀行から保険会社へ転職されたシラハマさん。
本部で働いている中堅行員で転職を考えている方は参考になると思いますよ!
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
https://satomiyalife.com/bank-jobchange
今日はどうぞよろしくお願いします。
早速ですが、できる範囲での自己紹介と当時の仕事内容から教えてください。
今29歳で九州に住んでいます、シラハマです。
今日はどうぞよろしくお願いします。
早速ですが、当時の私の仕事内容から話をさせていただきますね。
目次
銀行員時代の私の仕事内容
当時私は28歳で、外資系の銀行のリテールのテレフォンバンキングのオペレーターとして働いていました。
仕事内容としては、個人のお客様向けの電話応対業務です。国内外のお客様から24時間体制で受付していました。
主に外貨取引、海外送金などの取引や住所変更のサービシングの受付をしていました。他には投資信託や保険商品の販売も行っていました。
銀行でノルマはありましたか?あった場合はノルマの内容を教えてください。
コールセンター部であったため、まず電話を受けてから次の電話に出るまでの時間を300秒以内にすることを求められていました。また、電話応対に対しての満足度調査アンケートに回答頂くこともありました。
月間で最低15件以上で5段階評価で平均スコア4(5が最も良い)以上が目標に掲げられていました。その他には、取引手数料の稼げる顧客を営業専任部署へ転送することも求められました。
具体的な目標は決まっておりませんでしたが、一番手数料額の多いスタッフは表彰などされていました。
銀行でのノルマの項目は、
①トークタイム300秒いない
②アンケート15件、平均スコア4以上
③取引手数料多ければ多いほど良い。
といった感じでした。
厳しいノルマではなかったので、やっている人とやっていない人の差が大きかったです。
やってもやらなくても評価されない仕組みであればやる必要がないと思ってました。
またもっと利益を生むような施策などを行うべきだと感じていました。
銀行を退職しようと思った理由はなんですか?
簡単にいうと、銀行の身売りです。
まず社内で何も聞かされずに、WEBのニュースで会社が身売りすることを知り、事前告知がなかった会社に対して不信感を抱きました。
また、経営破綻ではなかったが、身売りをするということで今後の会社の経営が危うくなるのはないかと不安になったため転職しようと決意しました。
会社からは、事後報告で会社のお偉いさんが従業員を集めて事情、経緯などを説明をしていましたが、不透明な事項や交渉中などの理由で結局「大丈夫」としか言われずますます不安にななりました。
説明した内容もニュースと同程度の内容でとてもガッカリしました。
お客様からも「不安だから預金を引き揚げる」や「おたくとは取引をやめる」といったことを言われ、実際に新規顧客より解約する顧客の数が圧倒的に多くなった現状を見てますます早く転職したほうがいいのではないかと思うようになりました。
会社からの詳しい情報もない中でお客様対応をしなければならず、自分が大丈夫だと思えていないことを大丈夫とお客様に説明しないといけないことに違和感を感じていました。
お客様を騙しているような感じがしてとても申し訳なかったです。
会社に対して自信が持てなくなってしまい、今後の将来、キャリアビジョンの先行きに不安を感じました。会社の対応にも働いている従業員を蔑ろにしていると感じ悲しくなりました。
転職活動はいつされましたか?具体的な転職活動を教えてください。
転職活動は、在職時にしました。
転職サイトのリクナビを利用し、1社受けました。
加入している保険会社の担当者にヘッドハンティングされました。
最終的には、そのヘッドはッティングされた保険会社に入社することにしました。
保険会社に決めた理由は、一番は生命保険が持っている力、素晴らしさを知ってもらいたかったこと。
次に完全歩合制で自分の実力がどこまで通用するかチャレンジできると思ったからです。
また、会社員とは違い、収入の上限もなく時間の制約もなく自由に行動できるところに魅力を感じました。
自分がやりたい時にやりたいことができて、自分の会いたい人に会える。
その他にはお客様に貢献すればするほど自分の報酬が増えて自分が豊かになれる仕組みも素晴らしいと思いました。
転職されて感想はどうですか?
正直なことを言わせてもらうと、非常に後悔しています。
転職後は本当にとても大変でした。
転職した時は本当に良かったと思いました。
「社畜から解放され自由を手に入れた」と思ったからです。
また「俺は成功してやる」「銀行でのうのうと働く人たちとは違う」などいきがって、前職の人たちを見下していました。
今はとても後悔しています。
理由は自分の思い描いていたような結果を出せていないからです。
現状銀行にいた頃よりも給与も休みも減りました。
今では自分の考えの甘さを痛感していると同時に転職直後の自分が本当に恥ずかしいと思います。
銀行から転職しようか悩んでいる方にアドバイスはありますか?
まず「本当に銀行員という地位、安定を捨てる覚悟ありますか?」という言葉をかけます。
他業種と比較して、銀行員は地位・肩書があり、給与・待遇・福利厚生など本当に充実しています。それと何より、他にはない「安定」があります。
銀行の仕事は確かに楽ではないと思いますが、銀行の仕事よりしんどい仕事は山ほどあります。
それに比べたら、言葉は悪いかもしれませんが、銀行の仕事なんて大したことないです。
相当な覚悟がなければ、夢を見ず現実を見て、よく考え直した方が良いと思います。
銀行員の転職はどうしたらいいのか
銀行員から転職をして後悔している人は正直あまりいないんですが、実際に後悔している方もいるといことで、今回はシラハマさんの事例をご紹介しました。
銀行員から転職をして後悔する人は、転職で失敗した人です。
逆に言えば、転職に成功すれば銀行員が後悔することはありません
そして、
銀行員が転職で活動で成功するためには、事前に知っておくべきことやいくつかのポイント,コツがあります。
ポイントやコツについては、次章にまとめましたので、銀行から転職して後悔したくない方はこちらもご覧ください。
銀行員が転職で成功するポイントは?
銀行員が転職で成功するには、今あるスキルや知識を生かした転職をすることです。
というのも、今あるスキルや知識を生かすことで、“精神的にも不安がなく、安定した転職”ができますし、“年収等条件的にも今と変わらない条件での転職”ができるからです。
では、「銀行員の今ある知識やスキルとは何でしょうか?」
一般的な銀行員の知識やスキルは以下のようなものじゃないでしょうか。
・営業
・法人営業
・金融知識
・財務知識
・接客
・事務
これらの知識やスキルを生かした転職をするとなると、選択肢は意外とあります。
これを元にいい条件の求人を探す場合は、転職エージェントから“非公開求人”をもらってみましょう。
非公開求人のように、条件のいいハイキャリア求人を見ていると、「自分にはどういったキャリアや選択肢があるのか?」といったものが徐々に見えてくるようになります。
以上をまとめると、銀行員が転職で成功するためには、以下の2点に注意しながら転職活動する必要があります。
①今ある知識やスキルを生かした転職活動をする
②年収等条件面を落とさないハイキャリアな求人を中心の転職活動をする。
この2つを満たす転職活動をするなら、転職エージェントを利用するのが確実です。
というのも、ハローワークや一般転職サイトで転職活動すると確実に年収等条件面が下がるからです。
一般的に見ても、銀行員の給与水準は高いです。
そのため、同じ年齢で別職種、別業界へ転職となると、一般転職サイト、ハローワークでは給与が落ちる可能性が高いです。
また、一般的な求人だと銀行員であるあなたが納得できる求人は少ないです。
なので、銀行員は、非公開求人が豊富で、ハイキャリア(条件面がいい)求人が充実している転職エージェントを利用する必要があります。
そういった銀行員が使うべき転職エージェントはリクルートエージェントです。
なぜなら、非公開求人数が10万件以上と業界で最も多いからです。
“非公開求人とは”、一般転職サイトで公開されていない求人のことで、一般転職サイトで公開してしまうと、条件がいいために応募が殺到してしまう求人のことです。
今は、この非公開求人の中に、銀行員が転職活動で見るべきハイキャリアな求人が集中しています。
なので、銀行員の転職活動では、まずはエージェントから非公開求人をもらって、「私にはどんな選択肢やキャリアがあるのか?」といったところを考えることから始めてみましょう!
また、リクルートエージェントは、キャリアカウンセラーと呼ばれる方達が↓のようなサービスを提供してくれます。
・非公開求人の提供
・求人の応募
・履歴書、職務経歴遺書の添削。
・面接の日程の調整
・模擬面接、面接対策。
・面接後の会社からの反応の聞き取り。
・給与等条件面の交渉。
その中で、リクルートエージェントのポイントは、↓です。
①非公開求人、ハイキャリアの求人が豊富。
②履歴書、職務経歴書、面接のサポートが丁寧。
③担当者が有能で、相談しやすい。
流れとしては、キャリアカウンセラーと面接の際に秘匿性の高い非公開求人がもらえるようになっています。
また、リクルートエージェントは業界最大手のため優秀な人材が集まっています。
なので、“担当者の能力が高い”
能力が高い分信頼できます、またあなたの希望にマッチした求人を紹介してくれやすいですし、面接対策もバッチリしてくれます。
そして、一般的な転職エージェントの求人は、首都圏、関西圏の求人が多いですが、リクルートエージェントは拠点数が多く、地方都市の非公開求人もあるので、地方の方でも普通に使えます。
メガバンクの方はもちろんですが、地銀や信金にお勤めの方で、
精神的に安定して転職をしたい。
年収等条件面は落としたくない。
といった気持ちの方は利用を検討してみましょう。
非公開求人は早い者勝ち
転職はタイミングが全てです。
転職エージェントを利用して、転職活動をしているとかなりびっくりすることがあります。
それは、“非公開求人の採用人数の少なさ”です。
考えてみれば当たり前なんですが、非公開求人とは、緊急の募集であったり、少人数の募集のもの、公開してしまうと応募が殺到してしまうものだからです。優良な求人であれば、すぐになくなってしまいます。
ということは、あなたが希望する条件の非公開求人がたった今募集されていて、誰かが応募して締め切られているという可能性もあるということです。
だからこそ、転職はするかしないかは置いておいて、ひとまず転職活動すべきです。
転職活動をしておけば、あなたが希望する条件の非公開求人を見ることができますし、本当に興味があれば選考に進んでもいい。
そして、内定を取ったなら、その時にどうするか悩みましょう。
銀行を辞めるべきか、辞めないべきか。
というのは人生において結構大きな決断です。
でも、それは、銀行以外の選択肢ができて初めて悩むことができるとも言えます。
だから、ひとまず転職活動をしてみて、
いい転職先が見つかれば転職
見つからなければ、銀行に残るor 次の転職に備える。
とシンプルに考えていきましょう!
ひとまずエージェントに相談するところからはじめてみましょう
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