私は元々銀行員をしていました。
今回は銀行員シリーズとして銀行の法人営業についてご紹介します。
銀行の“法人営業のノルマや業務内容、仕事内容”
また“個人営業との違い”や“女性でも活躍できるのか”についてご紹介していきます。
私も銀行員の時よく言われてたんですが、「15時に閉まるから銀行はいいよね〜。」と。でも実際15時からが本当に長いんですよね〜。
銀行って融資が基本業務になるんで、外から見ると「立場が上から営業ができるからいいよね。」
とよく人から言われていましたが、正直そんなことはなくて、結構お願いすることが多いですし、鬱になる人を結構見てきました。
なので、今回は銀行の法人営業のいい部分だけでなく、裏のもっっとドロドロした部分もご紹介していきます。
ニーズがあるのかわかりませんが。笑
あと、私自身いわゆる一部上場企業から個人商店みたいなところまでかなり幅広企業の担当をしていました。
なので、たぶんどんな人よりも銀行の法人営業については語れると自負しています。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
目次
銀行の法人営業の業務内容とは?資格は必要か。
まず銀行の法人営業の業務は下記です。
- 融資
- デリバティブ取引の提案
- 外部専門家の紹介
- 従業員のローンや金融資産の取扱
他にもまだまだありますが、大きくはこんなところです。
融資の目標がありますし、デリバティブの目標、個人のローンや金融資産の目標もありましたね。
ただ、地方銀行ではデリバティブの目標はあんまり強く言われないことが多いようです。むしろ従業員のローンや金融資産については強く言われるようです。
ちなみにデリバティブというのは、通貨オプションや金利スワップ取引のようなものです。
このあたりを説明すると複数の記事が書けるので今回は省略しますね。
気になる方はググってみてください。( ググってもたぶんイメージつかないかもしれませんが。笑)
資格については基本的にはいりません。
基本的にはというのは、私は勤めていた銀行と他の友人やつながりのあった銀行員に聞くと「資格はいらない」ということでした。
ただ、特に財務分析ができた方が断然いいです。
財務分析ができないと顧客との折衝がかなり厳しくなってしまうので。
財務分析ができると
今、資金が必要なのか、不要なのか。
デリバティブの提案をできるタイミングかどうか。
顧客のニーズが何か
と言ったところが掴みやすくなるので、必ずできた方がいいです。
法人営業になると毎日決算書を見ることになるので、そのうち慣れるとは思いますが、それでも早く習得したいという方には↓を読むことをおすすめしています。
書いてマスター!財務3表実践ドリル [ 國貞克則 ]
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銀行員の頃から後輩から聞かれるとこの本を薦めていました。
もちろん他にも
経済情勢、金融情勢、ゴルフ、、、、、、
など一般的な営業の方が話せることは知識としてもっておいた方がいいです。
やりがいと個人て営業との違い。女性でも活躍できるのか?
やりがいや魅力
やりがいは“お客様からの感謝”、“設備がうまくいったとき”、“目標達成したとき”だと個人的には思ってます。
お客様からの感謝と目標達成したきは営業としては、いわずもがななので、“設備がうまくいったとき”の話をしますね。
設備がうまくいった話
私が銀行員だったときお客様が温泉施設を建設するという話がありました。
ちょっと地方でも田舎の場所に、東南アジアを意識した温泉施設を作るというもので、個人的には、「これいけるんじゃないかなー」と思っていました。
ただここからが問題で、融資をするのに稟議というものをするんですけど、決裁する人たちがおじさん過ぎて、東南アジアテイストの良さが全く伝わらない。笑
こんな田舎にこんな変なものを建てたって儲かるはずがない!の一点張り。このとき結構がんばりました。
結局私の熱意もあったんですが、最終的にはその設備投資をするお客様がが元々資金をもっていたので、「最終的にうまくいかなくてもなんとかなるだろう」ということで、融資することになりました。
さて、どうなったのか?
開店してみると、大繁盛も大繁盛!
正直私も「うまくいくんじゃないかなー」とは思ってましたがここまでうまくいくとは思ってませんでした。
このときは本当にうれしかったですし、今でもその融資をした方とは銀行を辞めても交流があったりします。
個人営業との違い
これは個人営業をしている後輩からよくきかれた質問です。
ざっくり言ってしまうと、個人営業との違いありません。
なぜなら、法人の営業についても、結局相手は1個人なので、個人営業をうまくやっている人間は、法人営業もうまくやります。
ただ1つ忠告があるとすれば、先ほども少し述べましたが財務知識は絶対にあった方がいいです。
さっき紹介したドリルを一度やることをおすすめします。
財務知識があるのとないのとでは、顧客折衝の深度がまるで違います。
もし銀行を志望されている大学生がいたら、個人的には
財務知識の習得
宅建の取得
をおすすめします。この知識があるのとないのとではまるで違うので。
女性は活躍できるのか
これも結構よく聞かれる質問ですが、私個人的には難しいのではないかと思っています。
理由は銀行側というよりは、取引先側にあると思います。
相手は会社の代表者もしくは経理部長など大体年齢層としては、40代以上の方がほとんどになります。
言葉は悪いですが、こういった方々は頭が固いので、女性の意見を受け入れられない方が多い印象です。
もちろん平等に接してくれる方はいます、ただそれでもそういった方々が多いのは理解しておく必要があります。
もちろん銀行の中には女性で法人営業で活躍されている素晴らしいかたを私は見てきました。(それでも数的には少ないですが。。。。)その方々の特徴は、理論武装が激しいです。
そういった方に話を聞くと、女性の担当ということで確実に舐められるので、あらゆるインプットをするということでした。
こういう話を聞くと「女性が銀行の法人営業で活躍するとなるとかなりハードルが高いのではないか」と思っています。
銀行の法人営業がつらいと思った時
人間仕事に向き不向きがあります。
先ほど銀行の法人営業をしていたときのやりがいを述べましたが、銀行の法人営業ってつらいことが95%を占めると言っても過言ではありません。
上司にはノルマを詰められるし、お客様からもいろんなクレームを言われるし、訳のわからないお客様を相手にしないといけない場合もあるしノルマがいっぱいあるので、自分自身アップアップになるし。
楽しいことって本当になかったなー。笑
私は銀行員をしていて、いきなり出社しなくなる人、頭がおかしくなってしまう人、鬱になってしまう人。正直いろんな人を見てきました。
私もその一歩手前というか、ちょっと心療内科に通ったこともあります。その人たちみんなに言えるのが、すごく真面目だということ。
真面目な人は銀行員には向かないのかもしれませんね。
銀行って色んな角度からパーフェクトを求めてきます。
全部をパーフェクトにできればいいんですけど、やっぱりそんなことはできなくて。
それでも求められるのでパーフェクトを目指してしまうと鬱っぽくなってしまうんですよね。
じゃあどうしたらいいの?
銀行って転職者を受け入れることって結構すくないので、入行してから最後までその銀行に勤める人が大多数です。
だから銀行の中の人ってそこしか知らない。
言い換えるなら、銀行という中が社会の全てだと思ってる。
もしあなたが真面目で銀行からパーフェクトを求められて悩んでいるのなら、
外の世界を知ってほしい
ちょっとメルヘンチックな話になるかもしれませんが、世界はマジで広いです。
私は銀行で働いていたときは世界の全て、社会の全ては銀行だと思ってましたが、そんなことは全然ないです。
あなたが今もし少しでも銀行が辛いと考えているのなら、まずは誰かに相談してみましょう。
相談して、あなたが今の状況が客観的に普通なのか、正常な状態なのか判断してもらいましょう。
またその手段として転職活動をするというのも一つのいい選択です。
もし「転職活動してみよう!」と思うのであれば、
銀行員の転職活動には、知っておくべきこと、成功するためのコツやポイントがあるのでそこさえ抑えることができれば、比較的簡単に転職できてしまいます。
コツやポイントについては、次章で詳しくご紹介しますので、転職で成功したい方はこちらをご覧ください。
銀行員が転職で成功するポイントは?
“銀行員が転職で成功するためのポイント”ついては下記記事にまとめていますので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
→銀行員の転職は早いに越したことはないという話。
銀行員が転職で成功するには、今あるスキルや知識を生かした転職をすることです。
というのも、今あるスキルや知識を生かすことで、“精神的にも不安がなく、安定した転職”ができますし、“年収等条件的にも今と変わらない条件での転職”ができるからです。
では、「銀行員の今ある知識やスキルとは何でしょうか?」
一般的な銀行員の知識やスキルは以下のようなものじゃないでしょうか。
・営業
・法人営業
・金融知識
・財務知識
・接客
・事務
これらの知識やスキルを生かした転職をするとなると、選択肢は意外とあります。
これを元にいい条件の求人を探す場合は、転職エージェントから“非公開求人”をもらってみましょう。
非公開求人のように、条件のいいハイキャリア求人を見ていると、「自分にはどういったキャリアや選択肢があるのか?」といったものが徐々に見えてくるようになります。
また、非公開求人をもらうと分かりますが、「え?こんないい企業に中途採用があるの?」ということが結構あります。
なので、まずは非公開求人を見てみましょう。
以上をまとめると、銀行員が転職で成功するためには、以下の2点に注意しながら転職活動する必要があります。
①今ある知識やスキルを生かした転職活動をする
②年収等条件面を落とさないハイキャリアな求人を中心の転職活動をする。
この2つを満たす転職活動をするなら、転職エージェントを利用するのが確実です。
というのも、ハローワークや一般転職サイトで転職活動すると確実に年収等条件面が下がるからです。
一般的に見ても、銀行員の給与水準は高いです。
そのため、同じ年齢で別職種、別業界へ転職となると、一般転職サイト、ハローワークでは給与が落ちる可能性が高いです。
また、一般的な求人だと銀行員であるあなたが納得できる求人は少ないです。
なので、銀行員は、非公開求人が豊富で、ハイキャリア(条件面がいい)求人が充実している転職エージェントを利用する必要があります。
そういった銀行員が使うべき転職エージェントはリクルートエージェントです。
なぜなら、非公開求人数が10万件以上と業界で最も多いからです。
“非公開求人とは”、一般転職サイトで公開されていない求人のことで、一般転職サイトで公開してしまうと、条件がいいために応募が殺到してしまう求人のことです。
今は、この非公開求人の中に、銀行員が転職活動で見るべきハイキャリアな求人が集中しています。
なので、銀行員の転職活動では、まずはエージェントから非公開求人をもらって、「私にはどんな選択肢やキャリアがあるのか?」といったところを考えることから始めてみましょう!
また、リクルートエージェントは、キャリアカウンセラーと呼ばれる方達が↓のようなサービスを提供してくれます。
・非公開求人の提供
・求人の応募
・履歴書、職務経歴遺書の添削。
・面接の日程の調整
・模擬面接、面接対策。
・面接後の会社からの反応の聞き取り。
・給与等条件面の交渉。
その中で、リクルートエージェントのポイントは、↓です。
①非公開求人、ハイキャリアの求人が豊富。
②履歴書、職務経歴書、面接のサポートが丁寧。
③担当者が有能で、相談しやすい。
流れとしては、キャリアカウンセラーと面接の際に秘匿性の高い非公開求人がもらえるようになっています。
また、リクルートエージェントは業界最大手のため優秀な人材が集まっています。
なので、“担当者の能力が高い”
能力が高い分信頼できます、またあなたの希望にマッチした求人を紹介してくれやすいですし、面接対策もバッチリしてくれます。
そして、一般的な転職エージェントの求人は、首都圏、関西圏の求人が多いですが、リクルートエージェントは拠点数が多く、地方都市の非公開求人もあるので、地方の方でも普通に使えます。
メガバンクの方はもちろんですが、地銀や信金にお勤めの方で、
精神的に安定して転職をしたい。
年収等条件面は落としたくない。
といった気持ちの方は利用を検討してみましょう。
非公開求人は早い者勝ち
転職はタイミングが全てです。
転職エージェントを利用して、転職活動をしているとかなりびっくりすることがあります。
それは、“非公開求人の採用人数の少なさ”です。
考えてみれば当たり前なんですが、非公開求人とは、緊急の募集であったり、少人数の募集のもの、公開してしまうと応募が殺到してしまうものだからです。優良な求人であれば、すぐになくなってしまいます。
ということは、あなたが希望する条件の非公開求人がたった今募集されていて、誰かが応募して締め切られているという可能性もあるということです。
だからこそ、転職はするかしないかは置いておいて、ひとまず転職活動すべきです。
転職活動をしておけば、あなたが希望する条件の非公開求人を見ることができますし、本当に興味があれば選考に進んでもいい。
そして、内定を取ったなら、その時にどうするか悩みましょう。
銀行を辞めるべきか、辞めないべきか。
というのは人生において結構大きな決断です。
でも、それは、銀行以外の選択肢ができて初めて悩むことができるとも言えます。
だから、ひとまず転職活動をしてみて、
いい転職先が見つかれば転職
見つからなければ、銀行に残るor 次の転職に備える。
とシンプルに考えていきましょう!
ひとまずエージェントに相談するところからはじめてみましょう
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