こんにちは!バンカーズリアル 管理人のsatomiyaです。
私は元々銀行員をしていました。
実際3年目の時に転職活動もしていましたので、その時の経験も含めて今回は3年目の銀行員が転職するのはありかなしかについてお伝えします。
転職しようか悩んでいる3年目の銀行員の方の参考にしてもらえれば幸いです。
もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。
https://satomiyalife.com/bank-jobchange
実際の私の転職経験の話
まず3年目の転職がありかなしかの議論をする前に実際の私の転職経験についての話を聞いてください。
先に結論をお話しすると、この転職活動はかなり苦労します。
私が転職活動を始めた理由
私はいわゆるメガバンクに勤めていて3年目に転職活動を始めました。
私が転職活動を始めたのは、ノルマが辛かったこと。そしてこれをあと30年、半期で60回するのかと思ったら何だかよくわからなくなりました。
実際の銀行員時代の転職活動とは?
実際在職中に転職エージェントいくつかに登録をして転職活動を始めました。
始めてみてびっくりしたんですが、かなりいい求人がありました。
しかも、銀行員だったこともあり、書類選考も面接もするするっと進んでいきました。
ただ、結局在職中は内定をもらうことができませんでした。
なぜなら最終面接やその一歩前などの大事な面接の日程調整がうまくいかなかったからです。
普通の面接等であれば、休日などでも調整をして面接を受けることができるんですが、それでも最終面接や役員面接、部長クラスの面接になると、平日での面接がほとんどですし、ある企業では休日に設定してくれるところもありました。
銀行員の方なら分かると思いますが、有給なんて基本的に使えませんし、休日も結局接待や支店の行事、休日出勤、組合活動などなどいろんなものがあり、休日の面接も結局日程調整をうまくすることができませんでした。
中途採用の場合、採用人数もそんなに多くないですので、日程調整が伸びたりすると、もうすでに面接が終わっている人が採用されて、採用見送りになるケースが多々ありました。
そこで私は考えました。
これだったら一旦退職して転職活動をしよう!と。
なぜなら、これだけいい求人があって、面接も普通に色々と受けれるのなら、一旦退職をして転職活動をしたらすぐに転職できると考えたからです。
それで銀行員を辞めることにしました。
銀行員を退職して転職活動をしてどうなったか。
結論から言うと、転職でかなり苦労しました。
なぜなら、リーマンショックが起こったからです。
リーマンショックが起こると、転職市場は激変しました。
今まであった優良な求人はなくなりました。
ある求人、ある求人、明らかにブラックな会社やブラックな業種のものばかりでした。
あの時は本当に辛かったです。俺の人生マジで終わったと思いましたし、自暴自棄にもなりました。
でも最終的には、エージェント経由で地元の大手企業へ転職することになりました。
いわゆる都落ちですが、今はゆったりとした仕事をしているので、かなり満足しています。
なぜ私が転職活動で苦労したのか次章でお伝えします。
なぜ私は転職活動で苦労したのか。
私が転職を苦労した理由は、環境を見誤ったからです。
転職活動で大事なことは、タイミングと環境です。
今思えば、私が銀行員在職時に転職活動をしていた頃は、転職市場が盛り上がっていてそれこそ色んな求人があったんです。そして銀行員なので書類も一次面接も比較的簡単に通ります。
私はこれが普通の状態だと思ってしまいました。
だから、不景気になって、転職の求人がなくなって狼狽えました。
だから、私は転職で苦労したんです。
この私の転職活動の失敗を基に銀行員の3年目の転職はありかなしかについてお伝えします。
銀行員三年目の転職はありかなしか。
結論からいうと、銀行員三年目の転職はなしですが、転職活動はありです。
「どういうこと!?」と言う感じかもしれませんが、実際に経験した私はこう思います。
やっぱりなんだかんだ言って、どんな仕事も3年間はやってみて色んなものが見えるようになると思いますし、面接官の印象も少しは違います。
だから、今辛いと思っても銀行員を3年間やってみてそれでも向いてないとか、辛すぎて死にそうだとか、いいことややりがい、銀行員としてメリットも何にも感じないと言うのであれば転職をしてもいいと思います。
なので3年間きっちりとやってみて転職するのがいいと思っています。
が、それと転職活動とは別です。
転職活動は3年経過してなくても、同時並行してやっておくのがベストです。
なぜなら、転職活動はタイミングと環境が全てだからです。
もし仮に3年たってよし転職しようと思っても、タイミングと環境が悪くて転職が全然できない可能性もあります。
例えば、能力の低いAさんと能力の高いBさんがいるとします。
環境がよければ、二人とも採用されます。
普通の環境であれば、Bさんが採用されます。
環境が悪ければ、二人とも採用されません。
上の例でいくと、いくら能力が高くても環境が悪ければ、採用されないこともありますし、一方でどれだけ能力が低かったとしても環境さえよければ採用されるということです。
実際に、今落ちる会社だったとしても、3ヶ月後には採用されることがあるなんてことはザラにあるケースです。
だから、あなたの転職の準備が整っていなくても、少しでも気持ちがあるのなら転職活動をしておくべきです。条件が整ってなくても、いい会社に入れる可能性があるからです。
そして新卒3年目以内であれば、第二新卒扱いとなります。
なぜ三年目の銀行員は第二新卒で重宝されるのか。
実は、第二新卒では銀行員は非常に重宝されます。
というのも、新卒3年目の社会人に対して、専門的なスキルを求めてしょうがないからです。
銀行員は、有能な人材の集まりです。
そして、完全な縦社会で、コンプライアンスが厳しく、CSの追求を徹底させられている集団です。
そのため、第二新卒で企業が求めている人物像にぴったりの人材が銀行員と言ってもいいと思います。
だから、銀行員は第二新卒で非常に重宝されるんです。
ただし、第二新卒の求人は、景気動向に非常に左右されます。
なぜなら、景気が悪い時に企業は、会社を立て直せる即戦力となる人材を求めているからです。
だから、第二新卒においては、景気がいい時に転職活動をすることが必須です。
そういった景気がいい、求人件数が多い時期にうまく転職活動をしようと考えるのなら、転職エージェントを利用した方が転職活動はかなりスムーズにできます。
なぜなら転職エージェントは常に転職のことを考えていていますし、相談すれば今が転職に適しているどうか即答できるからです。
三年目の銀行員が使うべき転職エージェントとは?
転職エージェントという言葉は一度は聞いたことがある人も多いと思います。
転職エージェントに相談することで、無料で転職相談に乗ってもらえて、様々な求人からあなたにあった求人を提案してくれます。さらに、内定後は給与交渉までしてもらえることもあります。
転職エージェントは最近いくつかありますが、3年目の銀行員が利用すべき転職エージェントはリクルートエージェントです。
銀行員が転職でリクルートエージェントを利用すべき理由は以下の3点です。
①非公開求人が豊富、ハイキャリアの求人がある。
②履歴書、職務経歴書、面接のサポートが丁寧。
③担当者が有能で、相談しやすい。
①非公開求人が豊富、ハイキャリアの求人がある。
銀行員は、異業種へのキャリアアップ転職を考える必要があるので、非公開求人が多く、ハイキャリア求人が多い転職エージェントである必要があります。
今は、この非公開求人に優良大手の求人が集中しています。
複数の転職エージェントに登録すれば、見ることのできる非公開求人が増えるので、転職できる企業の可能性が広がります。
また、感覚的には、リクルートとDODAから非公開求人をもらえれば、特殊な求人でないかぎりほとんどの求人は網羅できます。
銀行員の転職で特殊な転職はほぼないので、リクルート、DODAに登録すれば、十分です。
時間があるかたは、リクルートとDODAに登録。
時間がない、手間が面倒臭いという方は、ひとまずリクルートに登録しましょう!
②履歴書、職務経歴書、面接のサポートが丁寧。
銀行員のほとんどの新卒で入行しているので、初めて転職活動をする人がほとんどのはずです。
私が銀行員として初めて転職活動をして困ったのは、職務経歴書と面接です。
職務経歴書は、今まで書いたことがないものですし、どう書いたらアピールできるのかもよくわかりません。
面接についても、HPなどを見ただけの情報で自分なりに組み立てて行っても、正直大したアピールもできないです。
特に面接では、銀行員は、なんで辞めるの?勿体無い と散々言われます。そういった時にきっちりどう返すかなど事前に考えておく必要があるものがたくさんあります。
こういった意味でも、銀行員のように初めて転職活動をする人は、必ず履歴書等の添削や面接のサポート体制がしっかりしている転職エージェントを利用すべきです。
特に履歴書、職務経歴書はしっかり添削してもらってください。この2つはあなたと企業との最初の接点であり、第一印象になるからです。
また、履歴書、職務経歴書がしっかりしていれば、どういったところを質問してくるのかがわかるので面接対策もしやすくなります。
だからこそ、履歴書、職務経歴書でできっちりアピールができていれば、内定はまでスムーズに進むことも多いです。
③担当者が有能で、相談しやすい
今は転職活動で転職エージェントを利用するのが当然です。
そこで一番大事なのは、担当者が信頼できるかどうかです。
正直な話をすれば、能力が低い、ハズレと思うような担当者もいます。
例えば、
・こちらの問い合わせに対して、レスポンスが遅い
・面接のアドバイスが的外れ
・やたらといろんな企業に応募させたがる。
・こちらの意向と関係のない求人を出してくる。
といった担当者です。
私の周りで転職した銀行員に聞いてみても、リクルートエージェントの担当者は相談がしやすく有能な方が多かったです。
私自身利用した時は女性の方で、いろんな相談がしやすくて、レスポンスが早い方でした。
そういった意味ではリクルートエージェントは信頼できる担当者に当たる確率が非常に高いので、転職が成功する確率がグッと上がります。
だから、やはり銀行員が初めて転職活動をするのなら、リクルートエージェントがオススメです。
非公開求人は早い者勝ち
転職活動を転職エージェントでしていると驚くことがあります。
それは、非公開求人の採用人数が異様に少ないことです。
それは考えてみれば当たり前で、非公開求人とは、そもそも緊急の募集であったり、採用人数の少ない募集のことだからです。
だから、いい非公開求人はすぐになくなります。少し言い方を代えれば、早い者勝ちと言えます。
ということは、あなたが希望する条件の非公開求人がたった今募集されていて、誰かが応募して締め切られているという可能性もあるということです。
だからこそ、転職はするかしないかは置いておいて、ひとまず転職活動すべきです。
転職活動をしておけば、あなたが希望する条件の非公開求人を見ることができますし、本当に興味があれば選考に進んでもいいです。
そして、内定を取ったなら、その時にどうするか悩みましょう。
銀行を辞めるべきか、辞めないべきか。
というのは人生において結構大きな決断です。
でも、それは、銀行以外の選択肢ができて初めて悩むことができるとも言えます。
だから、ひとまず転職活動をしてみて、
いい転職先が見つかれば転職
見つからなければ、銀行に残るor 次の転職に備える。
とシンプルに考えていきましょう!
いずれにしても、ひとまずエージェントに相談するところからはじめましょう
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