銀行員40代での転職先は?44歳地銀得意先係男性の実体験!

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satomiya

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こんにちは!管理人のsatomiyaです。

私は元々銀行員していました。

先日知り合いのつてで、第一地銀で得意先係をしていた男性にに色々と話を聞いてきたのでご紹介します。

転職を考えている40代の銀行員は必見の内容だと思いますよ。

もしあなたが転職を考えているのなら、“銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。

銀行員の転職は早いに越したことはないという話。

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では、さっそくどうぞ↓↓↓

私は44歳の男性で地方の支店で得意先の渉外統括をしていました。

 

40代の銀行員の仕事内容について教えてください

銀行収益の根幹となる貸出金と預金の残高増強を法人・個人問わず、すべてのお客様に営業していました。また、近年のもう一つの主要な業務である役務収益の確保のため、投資型商品(投資信託・年金保険等)の販売にも注力していました。

そして新規貸出先数を増やすべく、日々、見込先へのアプローチをし、住宅ローンの見込先も開拓するという行動を繰り返す日々でした。 月末・期末残高・月中平均残高として、各支店に計数目標が張られます。

 

40代銀行員のノルマの内容について教えてください

貸出金であれば前年同期比10%アップとかです。

例えば、前年同期に500億円の貸出金残高がある支店なら、今期の期末にはそれを550億まで伸ばせという目標です。銀行は概ね4月~9月、10月~3月の6か月ごとに半期を区切るケースが多いと思っていますが、前述のケースであれば、半年ごとに25億円ずつ貸出金残高を増やすことができて、やっと目標比100%です。

銀行にいた人ならわかりますが、「100%はやって当たり前」と上席者は簡単に言い放ちます。あと、得意先行員が苦慮していたのは、半期(6か月)でゴールドカード会員を何名増やせとかいう、関連カード会社の会員増強があります。

 

銀行を辞めたいと思った理由を教えてください

銀行で仕事をしていると、一年一年がとても早く感じます。これは日々ノルマに追われて、特に得意先係は毎日「今日はどこでこれとこれを獲得して、どこで営業して、、」というシミュレーションを出勤しながらしていると思います。人生がせかせかしていることも嫌だなと感じていたからです。

そして、大切な家族といても、仕事のことばかり考えている自分がいたことです。

実際、私よりも上席にあたる方々は、バブル前やバブル期に入行して、お客様に「お願いごとや付き合いでの勧誘」をした場合には、多くは無理をきいてもらえていたのではないかと思っています。なぜなら、お客様も景気がいいため、多少の事ならいうことをきいてやろうという度量があったのではないかと想像します。

ところが、我々はバブルがはじけた後の入行で、そのバブル期に作った負債のあと処理を多くさせられています。我々に続くもっと若い行員は尚更だと思います。そんな事も知らずに平気で罵声を浴びせるような人間と一緒に仕事はできないと思いました。

自分は同じようにはできないし、そんなダメな人間にはなりたくないと思いました。また、そういう人間でないと上には上がっていけないのかもとも感じました。 一生懸命やっているのがわかっていて、なおかつ「やる気あるのか」などとよくも言えるなと、人の心のない上役も沢山いました。また、上のご機嫌ばかり伺う上司は正直嫌いでした。 このような理由から辞めるに至りました。

 

40代銀行員の具体的な転職活動について教えてください

会計事務所、一般企業の経理、住宅メーカーの営業など 最終的には応募から面接そして内定を早く頂けた税理士事務所へ転職しました。選んだ理由は、それまでの銀行での自分の得た知識とスキルを他の業種よりも活かせるのではないかと判断したためであります。

そして、自分自身が数字に対しての自信があること(計算するのが早い)、また取引先においても銀行時代と同じく経営者と話ができる業種ですので、働きながら人生の勉強ができるという環境はすばらしいと思っていました。

更には、税理士試験というのは、一旦科目合格をすればそれは一生使える権利となり、時間を要しても5科目受かれば税理士資格が取れる点も考慮しました。

 

40代の銀行員としての転職活動は大変でしたか?転職して後悔はありますか?

転職活動は正直大変なものでした。年齢もさることながら、銀行員が他の業界で通用するとは思っていないものの、採用担当者自身もその考えは持っているようで、まして、年齢からすでに「出来上がっている社会人」とみられるため、報酬面でも考えがまとまらないのは仕方ないのかなと思っていました。

いくらでもよいつもりで臨んでいましたが、先方様もやはりある程度考えて下さる点で、反って使いにくいだろうなと感じていました。 銀行を離れて思うことは、やはり気持ちがゆったりと構えれるなということです。色々な性格がありますので、人によりけりですが、私は気になるタイプなので良くなかったのかなと思ってしまいます。

 

今40代で銀行を辞めたい、転職したいと思っている方にアドバイスはありますか?

日々、ノルマを張られて懸命に営業活動をなさっている皆様には、「基本的にお客様がノーと言ったらノー」だと開き直ることだと思います。「イエス」と言って下さる新しいお客様を見つけることに注力されたらと思います。

よく昔の良い上司に言われたのが、「支店の上位取引先(残高ボリューム)が、何年も同じの支店は繁栄しない」ということでした。時代は移り変わりが近年は特に早いので、この言葉は心に響いています。

つまり、ダメなら他へ行ってみるということです。 これは転職でも同じ事です。採用されるところには、何かのご縁があったんだなと思えます。 まだ一度も転職されたことのない方は、自身の環境が許せば、思い切って踏み出すのの違う景色がみえて良いかも知れません。

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