地方銀行からの転職先は外資!30代で後悔なく転職成功した男性の体験談!

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satomiya

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Banker’s Real 管理人のsatomiyaです

今回は34歳で第一地銀からの転職に成功されたキムラさんにインタビューができましたのでその模様をお送りします。

もしあなたが転職を考えているのなら、銀行員が転職で成功するためのポイント”をまとめましたので、こちらもご覧ください。

銀行員の転職は早いに越したことはないという話。

 

 

satomiya

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キムラさん、はじめまして。

本日はよろしくお願いします。

早速ですが、できる範囲での自己紹介と当時の仕事内容から教えてください。

 

キムラさん

キムラさん
satomiyaさん、こんにちは。

こちらこそよろしくお願いします。34歳で第一地銀から外資系銀行に転職したキムラです。

まずは私の当時の仕事内容からお話しますね。

 

 

 

第一地銀での当時の私の仕事内容

私は大学院を卒業後、私の地元の第一地銀に就職し、色々な店舗や部署を経験後、34歳のときにとある支店で法人営業を担当していました。また、その支店の前からずっと、法人営業の仕事がほぼすべてでした。

仕事内容としては、法人(法人及び個人事業主も含む)に対する融資提案(長期短期の運転資金や、設備資金、私募債、コミットメントライン)、節税商品提案、ビジネスマッチング機会の提供、外貨預金、コンサルティング業務の提供をしていました。

 

当時ノルマはありましたか?あった場合はノルマの内容を教えてください。

 

ノルマは小さいものを挙げればきりがないんですが、法人担当だった私の目標の大きなものは大体この2つでした。

 

①融資残高の平均残高に対する、期中(半年ごと)に区切られた目標。

 

融資の目標です。私のいた銀行は融資金額の平均残高を目標設定していたので、毎期の平均残高を上げていく必要がありました。

実際のところ、毎期毎期資金が必要なところばかりじゃないので、融資額のほとんどは、平均残高を稼ぐために、必要ない会社へお願いにいくというような矛盾した行為を行わざるを得ない状況でした。

私自身は一体何やってんだろうと思うことも多かったです。

②手数料目標

 

収益をあげる目標です。

銀行は昔は融資だけしてればよかったですが、この低金利の時代になったので他のもので手数料を稼いで収益を上げる必要がありました。

それが法人ベースで言えば、外為だったり、私募債だったり、クーポンスワップだったりで、個人ベースで言えば、投資信託や保険ということになります。

私は法人担当だったので、私募債をセールスすることが多かったです。

実際、私募債を引き受けると、保証料や引受手数料などといった事業支援関連の手数料が計上されるため、要件が合致する先に対しては有効な提案となっていました。

しかしながら、手数料目標が厳しくなると、必要のない優良企業にもお願いして発行してもらったりしていたので、ここでも自分の中でもやもやすることが多かったですね。

 

第一地銀を退職しようと思った理由は何ですか?

退職しようと思った端的な理由は、将来性とそれに対する経営陣の姿勢です。

保守的すぎて変革が起きようがない。元々経営理念を見失っていると思いました。

経営会議等においても、聞く耳をもとうとしない経営陣、寄り添う姿勢が見られない。ただ、上から目線で指示だけ与えているだけでは組織が硬直化してしまいます。

地盤とする地域の将来を軽んじていると感じました。収益目標があるのはわかりますが、ボリュームの拡大を志向してエリアから越境して低金利の競争ばかりに力を入れている状況はどうなのかと。

結果地元に人が配置されず、地元の支店の営業に支障が出るといった矛盾が生じていました。

株式会社なので仕方がない面もあるにしても、あまりにも数値目標ありきになってしまっていて、地元への貢献を数値目標かすればいいのに、それをしようとしない。

結局収益目標が第一となれば、組織の様々な面において矛盾が生じてしまいます。

それが組織内だけで完結するような話であればまだ救いようがありますが、時として顧客への不利益といった形で現れることがあり(上記の押し売りセールスしかり)、それについては非常に不満でした。

顧客への貢献度を目標とするべきところ、収益目標から入るからことのような事態になってしまいます。こうした状況が今後改善されるとは到底思えませんでした。

 

転職はどのタイミングでされたましたか?具体的な転職活動についても教えてください。

転職活動は在職時に行いました。

転職エージェント、転職サイトに登録をして、財務部や経理部を中心として大手企業や、銀行相手にビジネスを行う業種を受けまた。

最終的には、国内に拠点のある、外資系銀行の東京拠点に就職しました。

日本国内の銀行を相手方にして、金融商品やソリューション商品の提案等を行う業務であるために、自身の経験や知見が生かせるように思ったことが最大の理由でした。

また、待遇面でも前職と遜色なく、前の職場にはなかった出張等の機会も多くあったことも決め手となりました。

海外への配置転換も可能性があることや、語学力も求められるために自信のスキルアップにもつながると判断しました。

 

地銀から転職してみての感想はありますか?後悔などはないですか?

地銀というよりは、銀行員の転職は大変だなと思いました。

私は34歳で転職活動したんですが、この年代で転職となると今までのスキルを活かした転職活動になるんですが、銀行員の場合は転職に効果的なスキルや資格ってほとんどないんですよね。

私がラッキーだったのは、留学経験があって英語もTOEICで転職活かせる点数を持ってましたし、会計の資格もいくつか持っていたのがよかったみたいです。

あと一番よかったのは景気がよかったことですね。景気がよかったので、転職活動の求人で困るということはなかったです。

景気が悪くて、なおかつ転職の武器が対してない一般的な銀行員だったら転職はまずできてないと思います。

あと地銀から転職して後悔はないかってことですが、

地銀から転職して後悔はほとんどないです。

強いて挙げるなら、地元を地盤とする銀行だったので、もしそのまま地銀にいたら、実家やその近くに暮らしていけるメリットは大きかったってことでしょうか。

地元を離れたことによるデメリットは正直かなりありますが、転職後の仕事内容には満足しています。

また、銀行で身に着けたスキルを生かして次のキャリアにつなげられているプロセスには非常に満足していますし、これからはさらなるスキルアップを図ることで、将来的には地元へのUターンも含めて様々なキャリアプランを描いていきたいと思っています。

地銀から転職しようか悩んでいる方にアドバイスはありますか?

転職には非常に労力が必要ですし、銀行でひたむきに頑張った方ほど、お世話になった人もいるわけで、転職するのに心苦しいと思うこともあるかと思います。

ですが、正直ある意味ではどこかで割り切りも必要で、いろいろなことを考えすぎると転職できずに機を逸してしまいます。

いいチャンスがあれば決断を早くした方がいい。

転職後の将来像も併せて考えておくと、その後の人生設計に考えの幅が広がるので、視野を狭く考えないようにしておくといいと思います。

銀行員が後悔しないために

キムラさんもインタビューの中で仰ってましたが、銀行員の転職はやっぱり大変です。

特に30代での転職となると、基本的には即戦力としての転職になるので、今までの知識やスキルを活かした転職活動をする必要があります。

ただ、一般的な銀行員の場合30代になっても正直大したスキルが身についてないので転職が大変になります。銀行によっては、30歳を超えても、マネージメント職につかない人も多いので、実際のアピールでいるスキルは営業力といったところになります。

そのため30代の銀行員が転職をするのなら、同じ金融業界もしくは法人営業、コンサルティングなど法人相手の業務を行うところになります。

またキムラさんも仰ってましたが、転職はタイミングです。いいチャンスがあれば早く決断したほうがいい。

なのでもし今銀行を辞めたい、銀行の将来性が見えない、と少しでも思っているのなら転職活動をとりあえずした方がいいです。

一番いいのは、そう思った今転職エージェントにいくつか登録してしまうことです。登録すれば、エージェントから連絡がきて、自動的に転職活動が始まるのでそのレールに乗っていればいいです。

もし今動かないのであれば、1週間後も1ヶ月後もあなたは動きませんし、このまま定年までズルズルいきます。

それでもいいならいいですが、たぶん心の底からそれでもいいと思っているならこの記事は読んでいないはずです。

何かしらを感じて、このサイト、このページを訪れているはずです。であれば、転職エージェントに登録をして転職活動をひとまず始めてみましょう。

正直、転職活動を始めたらそれだけで、視野が広がると思いますよ。

30代以上の銀行員の方で転職を考えるなら、私の周りの成功事例を先に確認されてください。

参考:30代以上の銀行員にオススメの転職先!成功事例から紹介します!

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