私自身銀行員として転職活動をしていて、どうやって転職するのか、何をしたらいいのかと悩むことがありました。
結局悩むのは、転職全体をイメージできていなくて、今一体どこにいるのか分からないからだと思います。
そのため、ここでは、実際に銀行員が転職を決意してから、転職活動、退職、そして転職までの流れを作成してみました。
これから転職しようと考えている銀行員の方がまずは転職の全体像をイメージして頂けると嬉しいです。
目次
銀行員が転職するまでの大まかな流れと転職活動期間について
まずは銀行員の方が次の企業に転職するまでの大まかな流れについてご紹介しておきます。
この後にそれぞれ詳しく書いていきます。
銀行員転職の大まかな流れ
①自分の強み、スキル、キャリアの棚卸し
↓
②志望業界、業種、職種の選定
↓
③履歴書、職務経歴書の作成
↓
④求人の応募
↓
⑤面接
↓
⑥内定、条件面の交渉、入社日等の調整。
↓
⑦退職手続き
銀行員の転職活動の大まかな期間
銀行員の転職活動期間は、全体では約3ヶ月 〜6ヶ月です。
上記でいうと、
①〜③までの準備期間に約2週間。
④〜⑤までの面接を受けるのに1ヶ月〜3ヶ月
⑤〜⑦までの、複数回面接を受けて内定をもらうのにさらに1ヶ月〜3ヶ月
といった感じです。
次に①〜⑦の手順で銀行員が抑えておくべきポイントについてご紹介していきます。
銀行員が転職までの流れで抑えておくべきポイント
準備期間に何をしたらいいのか
まずは転職のための情報収集等準備していきます。
上のフロー図でいくと、
①自分の強み、スキル、キャリアの棚卸し
②志望業界、業種、職種の選定
③履歴書、職務経歴書の作成
の部分になります。
まず考えないといけないのは、
・あなたがどういった業界、業種、職種で働きたいのか。
・あなたはどういった業界に転職できるのか
・そもそも転職する必要があるのか
という3点です。
これは、実際に銀行から転職した方や銀行員の転職に詳しい方に相談するのがベストです。
もし周りにそういった方がいない方は、転職エージェントを利用するのがオススメです。
相談する中で、あなたが今持っている資格、スキル、キャリアがどういった業界なら生かせるのか、またどういった業界で働きたいと思うのかといった部分を整理していきましょう。
次に履歴書、職務経歴書を作成していきます。
ここで大事なのは、
・退職理由
・転職理由
・志望動機
この3点です。
なぜ辞めたいのか、なぜ転職するのか、なぜこの業界、業種、会社を志望するのか、こういったところをきちんと固めておく必要があります。
よくネガティブな理由の退職、転職理由はよくありませんと言いますが、受ける会社によってはそんなことはありません。
もちろんポジティブな理由の方がいいですが、ネガティブな理由でもきちんと通る会社はありますし、そういったところはその企業に詳しい転職エージェントに相談するといいです。
あと、履歴書と職務経歴書は誰かに一度添削してもらった方がいいです。
履歴書や職務経歴書は、企業とあなたとの最初の接点であり、第一印象です。
人との出会いと一緒で、第一印象が悪いとそこから挽回するのはかなり大変です。
だから、誰かに一度履歴書、職務経歴書について添削してもらいましょう。
面接、内定、退職までに何をしたらいいのか
先ほどのフロー図からいくと、
④求人の応募
⑤面接
⑥内定、条件面の交渉、入社日等の調整。
⑦退職手続き
の部分になります。
それぞれポイントを紹介していきます。
④求人の応募
これは銀行員であれば基本的に気にする必要がないです。
銀行員の方は、基本的に転職市場での評価が高いので、書類選考は比較的簡単に通るからです。
⑤面接
ここでのポイントは2つです。
・銀行員の退職理由をきちんと固めておく。
・その企業の希望する人物像であるアピールをする。
世間では銀行員は、給料が高くて、将来有望で、辞めるのはもったいないという評価がされています。
だから、銀行員を辞める人は、何か問題があるのか、忍耐力がないのか、といった見られ方をします。
そのため、相手がきっちりと納得できる退職理由、転職理由を固めておく必要があります。
また、戦略として面接では、企業が求める人物像とあなたを一致していることをアピールする必要があります。
その企業やその職種に求められる人物像、資質、スキル等はなんなのか考えて、きっちり面接対策をしていきましょう!
こういった面接対策を考えたり、そもそも面接が苦手という方は、転職エージェントが面接対策を考えてくれたり、模擬面接をしてくれたりするので、そちらを活用するといいです。
⑥内定、条件面の交渉、入社日等の調整。
面接に合格すると晴れて内定をもらうことになります。
ここからは実際に年収や入社日など条件面をきっちり詰めた後に転職という流れになります。
ただ、年収については直接交渉するのはなかなか大変というか気がひけるという人が多いのではないでしょうか。
こういった場合はやはり転職エージェントを活用した方がいいです。
実際に私は、一度内定をもらった企業から年収450万円という条件が提示されたんですが、それに納得ができず転職エージェントに掛け合ってもらって、年収500万円にしてもらった経験があります。
こういった部分もフォローしてもらえるので、エージェントはありがたいですね。
⑦退職手続き
銀行員が退職をするとき、ここは結構大変です。
退職の意思自体は直属の上司に伝えると思いますが、銀行員の場合はそれからいろんな上の肩と面接をする必要があります。
何度も引き止めがあると思いますが、転職先が決まっている場合は、きっぱりと伝えるようにしましょう。
労働基準法で、退職までの2週間前までに退職の意思を伝えればいいとなっていますが、銀行員の場合は、大体3ヶ月〜6ヶ月は考えておいた方がいいです。
また、銀行員は半期で締めますので、退職のタイミングとしてはやはり、3月,9月に退職した方が円満に退職はできます。
銀行員の転職は在職中にするか、退職後にするか
銀行員の方は確実に在職中に転職活動をしてください。
銀行員は取り立てて転職に生きるスキルがありませんが、基本的な能力は高いという評価があります。
だから、景気がよくて、求人が多い時には簡単に転職ができてしまいます。
でも、不景気になり求人が減ると、企業は即戦力が欲しいので、銀行員は途端に転職ができなくなってしまいます。
そして、リーマンショックなどのように、景気が悪化するのは一瞬です。
だから、必ず銀行員の方は在職中に転職活動を終わらせましょう。
これは私の実体験からくる話です。
銀行員が転職活動としてすることのまとめ
ここまで銀行員が転職活動ですることをまとめました。
大まかにいうと、
・キャリア、スキルの棚卸し
・情報収集
・履歴書、職務経歴書の作成
・求人への応募
・面接
・内定、条件面交渉
といったことをしていく必要があります。
私自身実際に銀行員として転職活動をしていて感じていたんですが、これ結構大変です。
銀行なので仕事自体忙しいですし、飲み会や接待、組合活動に、銀行行事、支店行事などもあって忙しいですよね。
そんな中で、自分のキャリアの棚卸しをして、職務経歴書作って、日程調整して、面接して、企業と条件面交渉してなどとしていたら、本当に心が折れます。
やっぱりそういう時は、転職エージェントを利用した方がいいです。
実際にエージェントを使うと、面接を受ける以外の手続きはエージェントが引き受けてくれるので、かなり楽に転職活動をすることができます。
転職エージェーントのサポート内容について
改めて、転職エージェントのサポート内容、何ができるのかついてまとめておきます。
・非公開求人の提供
・求人の応募
・履歴書、職務経歴遺書の添削。
・面接の日程の調整
・模擬面接、面接対策。
・面接後の会社からの反応の聞き取り。
・給与等条件面の交渉。
といった部分をあなたの代わりにしてくれるので、転職活動がかなり楽になります。
もちろん費用については一切かかりません。
実際に私の周りで転職した銀行員のほとんどが転職エージェントを利用して転職に成功しています。
また、転職えージェントがいいのは、サポートももちろんですが非公開求人があることです。
非公開求人とは、例えば緊急の募集や少人数の募集などで、そのエージェントでしか取り扱っていない求人のことです。
今はこの非公開求人の中に優良企業の求人が集中しています。
そして、仮にあなたが転職活動をするのなら、複数の転職エージェントに登録しておきましょう!
というのも、エージェント毎に得意な業界が違うので、持っている非公開求人が違うからです。
だから、複数の転職エージェントに登録すると、あなたが見ることのできる非公開求人が増えるので、いい企業に転職しやすくなります。
最後に私が実際に利用したエージェントで、銀行員の転職にオススメのエージェントを紹介しておきます。
銀行員の転職でオススメの転職エージェント
あなたが実際に転職活動するのなら、3社程登録するのがベストですが、ひとまず私が銀行員の転職におすすめのエージェントを1社ご紹介しておきます。
私が銀行員にオススメの転職エージェントは、リクルートエージェントです。
私自身利用してみて、担当者に相談しやすかった、そして求人数が圧倒的に多かったからです。
私は転職エージェントを3社利用しましたが、リクルートエージェントの方が一番相談しやすかったです。
実際に、私は転職の悩みはもちろんですが、プライベートな悩みも相談していました。
また親しみやすかっただけでなく、能力が高く、レスポンスも早かったので、転職活動が非常にスムーズにいきました。
私の担当をしてくれたのは女性の方でしたが、一番早く求人をくれるのも、問い合わせに対して早く答えてくれるのも、面接に際し一番的確なアドバイスをくれるのも彼女でした。
一番すごかったのは、面接後に手紙を書きましょうというアドバイス。
今までのこの会社の採用の経験から手紙は非常に効果的とのアドバイスを受けて、手紙を書きましたが、本当に効果がありました。
銀行員で転職した同期に聞いても、リクルートエージェントの担当者は相談がしやすい、レスポンスが早いと言っていました。
こう考えると、リクルートエージェントは信頼できる担当者に当たる確率が非常に高いので、転職活動が成功する確率がグッと上がります。
いずれにしても、転職を少しでも考えているのなら、一度リクルートエージェントに相談してみることをオススメします。
▼本当にいい企業に入りたい方は、他のエージェントにも相談してみましょう。