私は色々あって、メガ→独立→地銀→独立と変わった経歴の持ち主です。
今回は銀行へ中途採用として転職したい人に向けて記事を書いています。
経歴からもわかる通り、私自身銀行へ一度転職しています。
ですが、実際に銀行に中途採用された人ってあまり見かけないので、銀行に転職したいという人の参考にしてもらえれば幸いです。
目次
なぜ銀行に中途採用で転職したいのか
銀行に中途採用で転職する方法を知りたいと思っているあなたにいきなり話の腰を折って申し訳ないんですが、
あなたはなぜ銀行に転職したいと思っていますか?
銀行に転職を考える前にここをまずきちんと考えて欲しいです。
というのも、私自身銀行を2回も辞めているので、銀行ってそこまでいいところじゃないよっていう話です。
あなたの銀行に対するイメージってこんな感じじゃないですか?
・安定している。
・信頼感がある。
・給料が高い。
・福利厚生がしっかりしている。
このイメージ、合ってます!
今のところ、安定していますし、信頼感ありますし、給料も高くて福利厚生もしっかりしています。
ただ、今後フィンテックの台頭で立場的にはちょっと厳しくなることが予想されます。
それでも、中小企業や零細企業で働くよりも確実に未来もあるし、安定もすると思います。
ですが、銀行員って本当に結構辛いです。
銀行員2回もしている私が言うんで、間違いないと思います。
もちろん、辛くない仕事なんてないので、程度の問題なのかもしれませんが、私にはとりあえず合いませんでした。
もしあなたが入りたいと思っている銀行があるのであれば事前に口コミサイトで口コミを確認しておきましょう。
オススメの口コミサイトは↓です。
なぜおすすめかというと、登録は審査制で、意図的な口コミは削除されるようになっているので、口コミに信頼感があるからです。
口コミサイトは色々とありますが、内部の人が書いたものが放置されていたり、誰でも書き込めるので、無法地帯となっているところも結構あります。
さらに、キャリコネの場合、登録するとわかりますが、登録が結構大変です。
だからこそ、口コミにも信憑性が出ています。
実際自分の会社の口コミを見ると、信憑性があるかどうかすぐにわかると思いますよ。
口コミってどんなものもそうですが、全てを鵜呑みにはしてはいけないと思います。
それぞれ価値観は違うので、どう感じるかも人次第ですから。
でも、一つの参考にはなるので、もしあなたが銀行に転職したいと思っているのなら、目指している銀行、もしくは知っている銀行の口コミを見てみてください。
意外にもネガティブな口コミが多いことにびっくりすると思います。
それでひるんで、銀行への転職を諦めるんであればそれだけの思いだったんだと思いますし、それも一つのいい選択だと思います。
ひとまず銀行の口コミを色々とみて、それでも銀行に中途採用で転職したいと言う方だけ次章以降をご覧ください。
銀行はどこで中途採用の募集をしているのか?
銀行の場合、実は常に中途採用をしています。
もしあなたが気になる銀行、転職したいと思う銀行があるのなら、その銀行のHPをくまなくみてください。
必ず中途採用の募集をしているはずです。
みにくいんですが、必ずどこかに書いています。
探すのが面倒臭いと言う方は、銀行名 + 中途採用 で検索するとエントリーページが出てくると思うのでそこから応募しましょう。
あと、応募要件や応募資格の中に金融業界従事者とか書いている場合もありますが、そこはあんまり気にせずにひとまず応募してみることをオススメします。
中途採用で入行した人の中には金融業界出身者じゃない人が普通にいます。
そして、たまに本当にごく稀に転職サイトで募集をかけていることがあります。
こちらは大々的に中途を募集している時で、実はこの場合の方が中途採用はされやすいです。
なぜなら、大々的に募集しているので、採用人数が非常に多いからです。
この場合は、実際は転職サイトでも比較的大きめのサイトで募集することが多いです。
私が一番オススメするのは、リクルートエージェントに登録しておくことです。
というのも、リクルートはやはり大手とのパイプが太いですし、一人一人に優秀なエージェントが付くので、面接対策なども正確に立てやすいからです。
情報的にも一番早いので、どこかの銀行が大々的な中途採用を開始した場合にいち早く気付きやすいです。
実際に銀行が大々的に中途を募集するのは、何年に1度とか、何十年に一度とかいう本当に稀なことなので、この情報を逃すともう銀行に転職する大きなチャンスを逃してしまうことになります。
そのため、本当に銀行に中途採用で転職したいのであれば、
・銀行のHPで中途採用を確認する。
・転職サイトで銀行の中途採用を常にチェックする。
ということを徹底しましょう。
そして、特に転職サイトでの募集は採用人数が本当に多いので、千載一遇のチャンスなので、絶対に逃さないようにしましょう。
銀行への中途採用での転職は未経験でも可能なのか。
結論から言うと、未経験でも可能です
私自身は結局、銀行から銀行への転職と言う形だったので、比較的スムーズでしたが、銀行に転職してみると、色々な業種から転職している人が意外といました。
銀行に中途で転職する人は結構珍しいので中途採用者のネットワークがあって、たぶん私が銀行の中途採用者と一番会っていると思います。
ざっくりとどんな会社から転職してきたかを挙げると以下のような感じです。
・証券会社
・ファンド
・保険会社
・銀行
・ディーラーの営業
・不動産営業
・メーカーの営業
・コンサル
・・・・
といった感じです。
基本的にはやはり同じ金融業界、銀行、そして営業と言う感じです。
完全に未経験という人はほとんどが何かしらの営業出身者と言う方がほとんどでした。
これには理由があって、
結局、何かしらの営業の職種じゃないと、中途採用の面接でアピールができないということです。
銀行員も結局営業なので、営業の経験やスキルがないとアピールができないということです。
あと1点考えないといけないのは年齢です。
未経験で銀行へ転職したい方は、基本的に20代までが基本的には限界です。
それも社会人5年目、27歳前後が限界です。
これは、銀行がかなり独特なので、銀行独自のルールなどが色々とあるためです。
金融業界からの転職者や転職する職種が特殊な場合はもっと上の場合もありますが、基本的にはやはり20代が限界です。
実際、証券会社からの転職者で35歳で転職してこられた人を知っていますが、銀行の独特のカルチャーに結構苦労されてました。
でも、その方は結局数年したら市場周りの職種になられたので、その後はかなり楽になったと言ってました。
銀行へ転職するために資格は必要なのか?有利になる資格はある?
基本的に必要ありません。
有利になる資格は、特にないです。
ただ、それでも、FPや簿記、銀行業務検定( 財務、法務、税務のどれかの3級)、宅建なんかを持っていると面接等でアピールはしやすいと思います。
というのも、やっぱり面接では志望動機等アピールする必要がありますが、資格などがあるとやっぱり説得力が高まるからです。
考えてみれば分かりますが、銀行を志望するAさん、Bさんという2人の人がいて、どちらも銀行で働いて来店されたお客様に有益な提案をして銀行へ貢献したいといった志望動機だとします。
AさんはFP2級を持っていて、Bさんは何にも資格を持ってないとすると、やっぱりAさんの志望動機の説得力高いですよね。
ただそれでも、重要なのはやっぱり年齢と職務経歴です。
銀行でも生かせる職務経歴なのか、銀行のカルチャーに染まれる年齢なのかといった者の方が何倍も大事です。
なので、今後自分が目指すものの過程に資格があるのなら取得してもいいと思いますが、銀行の面接のためにわざわざ資格を取る必要はないです。
銀行への中途採用の面接での志望動機はどうする?
志望動機は基本的に2本立てでいきましょう!
①お金を使う営業のすごさ
②その銀行の特色
この2本立てが基本です。
①お金を使う営業であること。
→命の次に大事なものを扱う。
→融資をすることで地域貢献、社会貢献に繋がる
→お金に間することでいい提案をしていろんな人に感謝してもらう。
→住宅等個人のライフステージのお手伝いができる。
②その銀行の特色
→地域でのブランド
→支店数が多い。
→他の銀行にはできない、中小零細企業の支援ができる。
といったところです。
この中になぜそう思ったのかということに関してのエピソードを準備しておきましょう。
エピソードは本当に強いです、そのエピソードがあって自分はこう思ったという論理なので、面接で論破されることがありません。
だって、その経験があってあなたがそう思ったんなら、そう思ったことを他人が否定することはできないから。
例えば、融資をして地域貢献、社会貢献に繋がるという志望動機にするのなら。
→今の仕事をしていて、さらに地域貢献、社会貢献できる汎用的な営業がしたいと思った。
→知り合いの銀行員(志望している銀行だとなおいい)に聞いたらそれができると感じた。
→だから、御行を志望ました。
という論理です。
これに今の仕事をしていて、もっと地域貢献や社会貢献がしたいと思った悔しい思い出などのエピソードや銀行員と一緒になって仕事をしたなどのエピソードを入れるような形です。
あとは、ここに、銀行ではなく、志望している銀行だからこそ成し遂げられるといったエピソードがあると、その銀行を志望動機が完成します。
その際に、必ず今の仕事ではそれは成し遂げられないのか?
といった質問がきますので、必ず反論を準備しておきましょう。
そのあと、自己アピールがあると思いますが、自己アピールは基本的には今までの職務経歴から銀行として生かせるものをアピールできればOKです。
銀行にアピールできるものは基本的に営業スキルになります。さらに正確な事務も求められるので、そのあたりをうまくまとめれればOKです。
銀行へ一刻も早く中途採用で転職するために
結局、銀行へ中途採用で転職するためには、
・銀行のHPを確認して応募する。
・転職サイトで常に募集がないか確認する
ということが必要です。
そして、本当に未経験から銀行へ転職したいと言う方は早く転職活動開始した方がいいです。
なぜなら、未経験からの銀行への転職は年齢制限がありますし、銀行側も中途で採用する人は若い方がいいと思っているからです。
銀行の風土は独特なので、慣れるまで時間がかかりますし、カルチャーに染まるのも若い方が馴染みやすいからです。
そして、銀行が転職サイトで募集している時は大チャンスだと思ってください。
何十年に一度の募集なので、採用人数も多いですし、その分未経験の方も多いからです。
あなたがもし本気で中途採用で銀行に転職したいと思うのであれば、以下の行動を早めに行いましょう。
1.口コミサイトで銀行の口コミを確認する。
→銀行の実態を知る。自分は本当にそれでも転職したいのか再確認する。志望動機のネタを探す。
2.銀行のHPで中途採用をしてないか確認する。
3.転職サイトで銀行の中途採用がないか確認する
→銀行が転職サイトで募集している時は、大チャンスなのですぐに応募する。
特に未経験の場合は、27歳前後が銀行に転職できるリミットなので、早めに行動しましょう。
そして、実際転職は何度でも受けれます。
私の周りでも、2回目で受かったという人がいました。
そのため、銀行に転職したいあなたが一刻も早くすべきなのは、口コミサイトで銀行の実態を知ること、HPで中途の募集を確認すること、転職サイトで中途の募集を確認することです。
銀行は私は合いませんでしたが、実際は給料もいいですし、福利厚生もしっかりしていますし、安定しているので、人生設計のしやすい職種の一つだと思います。
もしあなたが本気で銀行に転職したいと思っているのなら、がんばってください!
銀行員も大変ですが、それでも恵まれた職業です。